2009.04.04 (Sat)
北朝鮮のミサイルは「人工衛星」とデヴィ夫人
『デヴィの独り言 独断と偏見』北朝鮮の衛星打ち上げ
今日本が大騒ぎをしていることに、触れようかと思います。
北朝鮮が弾道ミサイルを打ち上げると連日大騒ぎをしております。
失敗したら秋田、岩手に落ちる、と言い、
秋田の幼稚園では、避難訓練までしている始末。 これマジ?!
麻生首相は、国連を動かしてでも、打ち上げを止めさせると言っている。
日本は勝手に 「長距離弾道ミサイル」 「テポドン」 と言っているが、
実際は、 「人口衛星」(注:人工衛星の間違いであると思われ・・・・) である。 日本の政治家やいつもの評論家達が、
もっともらしい顔をして色々とTVで言っているのが、滑稽である。
人口衛星なのだから、 真直ぐ大気圏へ突入するので、
日本の上空など関係ないのに、 この馬鹿騒ぎ。
アメリカでさえ、衛星といって、 ゆったりと構えている。
この日本の右往左往としているさまは、 何ともみっともない。
(中略)
TVで北朝鮮に関してコメントや批判しているのは、 いつも同じ顔ぶれ。
その中でも特におかしいのが、 早稲田大学の重村智計氏。
この人は臆面もなく、 「金正日総書記は既に亡くなっている。
小泉元首相と握手をしたのは影武者だ」 などと、
とんでもない誤りを恥ずかしげもなく、 本にして発表し、
TVで言ったりしている。 TV局の情報番組をつくっている人は、
どうしてこのような人ばかりを出すのでしょうか。
これでは、 誤った報道を日本の皆様に伝え、
どんなに世論に悪影響を及ぼすかわかりません。
ところが麻生首相は、「弾道ミサイルを発射した場合、
人工衛星の打ち上げ目的であっても迎撃対象となる」、
「追加経済制裁を検討」だのと発言。
この財政危機の中、 国は迎撃ミサイルの体裁を整えるためなどに
1兆円もの費用がかかっている。
800兆円もの赤字を出している日本。
この異様な盛り上がりをみせる "危機管理″を利用して、
政府をアピールし政権浮揚を期待するなぞ、
なんて茶番なのでしょう。
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2006.07.09 (Sun)
このテポドン騒動の日韓の温度差は何なのさ?

【ミサイル発射】日本は準戦時下ムード (朝鮮日報 2006/07/09 11:41)なのに対し、日本よりもずっと近くにテポドンが落下したと言われている韓国人は完全に冷めているらしい。「驚かない韓国人」に世界が驚いた(朝鮮日報 2006/07/09 11:35)によると、韓国では夏休みの旅行客増加し、株式市場にも変化がないそうだ。
こうした楽観ムードは一般市民の間でも見られた。7日午後、ソウル市江南区三成洞のコエックス・モールで会った女子大生のキム某さん(20)は「すぐ戦争に発展するようなことじゃないでしょう。北朝鮮のミサイル発射に対して韓国が鈍感だというけれど、それは米国の視点に立った見方だと思う」と話した。また大学生のチョ某さん(19)は「韓国にとって北朝鮮のミサイルが、必ずしも脅威でないとは言い切れないけれど、だからといって国じゅうが心配するような状況ではないのでは」と話した。江南駅で会った学生(大学3年生)は「北朝鮮が今回のミサイルを何発発射したか」と質問したところ、「3発だ」と答えた。
ソウル市内の主な大学のホームページの掲示板では、ミサイル発射に関する書き込みを探すのが難しいほどだ。ネイバーなどのポータルサイトでも、北朝鮮のミサイルはそれほど大きな話題になっておらず、「まさか戦争にはならないでしょう」という反応が少なくない。海外在住のあるネチズンは、ネイバーの掲示板に「本当に異常だ。ここカナダではありとあらゆるニュースでミサイルについて大きく取り上げているのに、韓国ではこんなにも落ち着いているなんて…大統領までノーコメントというのは本当に異常だ」と書き込んだ。
やはり、首相がブッシュのポチ2のカナダでもメディアは、北朝鮮を非難していたが、日本に比べたら、それほど大きく取り上げられているというほどではない。
テポドン発射に対して、日韓国民の反応の違いはどこから生まれるのか?その違いは真の北朝鮮を知っているかどうかに隠されているのではないだろうか。日本では、北朝鮮は不気味で貧しくて、金正日による独裁政治が行われている国というくらいしか知らないが、韓国ではとなりの国だけに軍事力や国民の姿など北朝鮮の事情をもう少し詳しく知っているはずだ。
日本のメディアでは北朝鮮についてほとんど悪いことしか語られることがない。日本国民はもっと北朝鮮の真の姿や歴史を知らなくてはならない。松直伽の北朝鮮旅行記(2003年12月3日~12月6日)では、北朝鮮の貴重な写真を数多く見ることができ、松氏が実際に北朝鮮を旅行して感じた北朝鮮の人々の姿がありのままに伝えられている。私もこれを読んで北朝鮮に対するイメージが少し変わった。これまでは金正日にマインドコントロールされた貧しい人々が住むとっても暗い陰湿な国のイメージがあったのだが、写真を見ながらこの旅行記を読んで、北朝鮮が思ったよりはまともな国に思えてきた。特にこの旅行記の序章に書かれている日本の北朝鮮侵略、アメリカの朝鮮戦争、拉致問題、経済制裁、小泉の靖国参拝、安倍が拉致問題を政治に利用していること等は興味深かった。さっそく松氏に応援のメールを送ってみた。みなさまも是非、読んで感じたことを松氏にメールしていただければと思う。
最後に、森田実氏の読者の声を集めた「声」特集にとても共感のもてる投書があったので、ここに紹介する。
2006.7.7(その2) 森田実の言わねばならぬ[204]
「声」特集――言論の自由が日本を救う
「不幸というものは、耐える力が弱いと見てとると、そこに重くのしかかる」(シェークスピア)
【3】AHさんの意見「なぜ小沢代表と胡錦濤主席の会談の翌日にテポドンは発射されたのか」(7月6日)
《今回の北朝鮮のテポドン発射について疑問に思うのは、なぜ小沢民主党代表が中国の胡錦濤主席との会談の翌朝未明に行ったかということです。本来なら、翌日のテレビのニュースは小沢さんと胡錦濤主席の会談が大きく取り上げられるはずです。税金でアメリカに観光旅行に行き、プレスリーの物まねをして世界の物笑いになった小泉の、稚拙なだけでなく、3兆円以上の軍事費負担、米国産牛肉輸入再開、医療制度改革など、国益を大きく損ねる売国奴外交との違いが明らかとなり、政権交代の必要性が改めて急務であることが示されるはずでした。
5年間も総理大臣の座にいながら中国と首脳会談のできなかった小泉と、互いに国益を踏まえ、相手を尊重しあう大人の外交を行っている小沢代表との、政治家としての決定的な能力の差が明らかになるはずであり、小学生以下のレベルの思考回路しかもたない愚か者と、その愚か者と同レベルのポスト小泉がいかに日本の指導者として不適切であるかが白日のもとにさらされるはずでした。
もし北朝鮮が本当に日米を恫喝する意味でテポドンを発射する意図があるなら、なぜ小泉とブッシュが米国で共同声明を出したときに発射しなかったのでしょうか。小沢さんの訪朝に合わせて発射したかのような今回の北朝鮮の行動によってだれが一番得をするかといえば、迎撃ミサイルを日本に売りつけことのできるアメリカと、テレビに露出する機会が増え、総裁選の宣伝になる安倍晋三です。
以前、民主党と自由党の合流のとき、このニュースのインパクトを弱めるために、自民党は道路公団の藤井総裁の辞任をぶつけてくるという姑息な手を使いました。今回も、水面下でつながっているとされる(統一教会の合同結婚式に安倍が祝電を送ったことが明らかになっています)北朝鮮の協力を得て、中国との関係改善のために日中首脳会談を行った民主党の存在感が強まることを怖れたアメリカと官邸主導の「自作自演」による情報操作ではないか、との疑念が捨てきれません。》
今回のテポドン騒動で一番恩恵を受けたのはなんと言っても安倍とアメリカだろうというのは、すでにあちこちのブログで語られているが、逆に最も迷惑を被ったのは、民主党代表の小沢氏ではないだろうか。小沢氏訪中のニュースはその影響を受けてほとんど報道されなかったとか。自分に都合のいい情報だけ流して、都合の悪い情報は抹殺するといった情報操作を自由自在にするような奴を次期総理の座につけたら、国民の言論の自由は今以上に奪われ、国民は完全にマインドコントロールされることになる。日本は民主国家であり、言論の自由は常に保障されなければならない。
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2006.07.08 (Sat)
安倍壷三の思う壺 db その2
それにしても、テポドン2号は本当に発射されたのだろうか?ヘンリーさんの「きっこちゃんパワー炸裂!」という記事にも書かれていたけど、発射された映像が残っていないし、日本海に落ちた落下物を見たという情報もない。日米韓でミサイル発射の際の説明がくい違っている(朝鮮日報 2006/07/08 09:57)そうだし、ロシアのミサイル探知機レーダーにも全く探知されなかった(読売 2006年7月6日22時53分)そうだ。これは、ロシアのミサイル探知レーダーの無力ぶりを指摘した記事だが、もし、ミサイルが打ち上げられなかったら探知できなくて当然だ。
前から言っているけど、このテポドン2号発射の目的は一つ。一刻も早く、国民の世論を日本の軍備拡張と米軍再編にかかる莫大な費用及び9条改悪を容認させる方向に導くことだ。↓はその証拠とも言える記事。
MD配備計画を前倒し=北ミサイル発射で-防衛庁方針 (時事通信- 7月6日23時1分更新)
防衛庁は6日、北朝鮮の弾道ミサイル発射を受け、米国と協力してミサイル防衛(MD)システムの配備計画を前倒しする方針を固めた。レーダーなど弾道ミサイルを探知・追尾する監視態勢に比べて手薄な迎撃ミサイルに重点を置いて導入を急ぎ、現行計画で2011年度までとなっている配備の完了を可能な限り早める。
一刻も早く迎撃面整備を ミサイル発射で額賀長官 (共同通信) - 7月6日13時54分更新
衆院安全保障委員会は6日午後、麻生太郎外相、額賀福志郎防衛庁長官が出席し、北朝鮮のミサイル発射を受けた緊急の閉会中審査を行った。額賀氏は、ミサイル防衛(MD)について「監視レーダー網整備とともに、迎撃面も米国と協調して一刻も早く形をつくりたい」と強調した。
自民党の岩屋毅氏への答弁。
冒頭、麻生、額賀両氏が事実経過や、政府の取った措置を説明。その後、各党は自民、公明、民主、共産、社民の順で約1時間にわたり、今後の政府の対応や各国との連携などについて質疑。
額賀のタヌキ親爺は、、↑のニュースを強調したいがために、今日、陸自がサマワから撤退する報道を突如キャンセル(読売新聞 2006年7月8日3時1分)したそうで、陸上自衛官たちはこれまでの苦労を無にする行為だと怒りを表わしていた。
安倍と額賀のヤラセ報道のおかげで、読売のアンケートによれば、すでに国民の92%が北朝鮮への制裁措置を「支持」だとか・・・・。G=_l ̄l○
北朝鮮ミサイル、制裁措置「支持」が92%…読売調査
読売新聞社は、北朝鮮がミサイルを相次いで発射したことを受け、6、7の両日、緊急全国世論調査(電話方式)を実施した。北朝鮮の貨客船「万景峰(マンギョンボン)号」の入港禁止や人的交流の制限など、政府が決定した北朝鮮に対する制裁措置を「支持する」は92%に達し、「支持しない」は5%だった。
多くの国民がミサイル発射に強い衝撃を受け、北朝鮮に強硬姿勢で臨むべきだと考えていることが明らかになった。
政府が国連安全保障理事会で、北朝鮮を非難し、制裁を盛り込んだ決議案の採択を目指していることには、「支持する」が90%で、「支持しない」はわずか4%だった。政府が検討している北朝鮮への送金や貿易を停止・制限する、さらなる経済制裁措置については、「早急に行うべきだ」が65%と多数を占め、「段階的に行うべきだ」28%を大きく上回った。
今回のミサイル発射により、「北朝鮮が脅威だとの認識が強まった」は計77%。「強まらなかった」は計20%だった。
米国と協力して、敵のミサイルを撃ち落とす「ミサイル防衛システム」の整備を急ぐべきかについては、63%が「そう思う」と答え、国民の不安の強さを示した。「そうは思わない」は24%だった。
日朝国交正常化交渉については、「正常化すべきだが急ぐ必要はない」が43%、「正常化する必要はない」は21%。2004年5月に行われた小泉首相の2回目の訪朝後に行った調査(電話方式)と比べ、「正常化すべきだが急ぐ必要はない」が11ポイント減少、「正常化する必要はない」が10ポイント増えた。「できるだけ早く正常化すべきだ」は28%だった。
今回のミサイル発射で、日本人拉致問題の解決が「さらに遅れる」と思う人は78%で、「そうは思わない」が13%だった。
(2006年7月7日23時51分 読売新聞)
まさに安倍壷の思う壷だ。え?もしかして、これって産経新聞?と見間違えるほど安倍支持に突如方向転換した読売新聞。このアンケートも何人に電話したのか明記していないため、ほとんど信用できないが、まるで読売も安倍に買収されたかのような記事を読んでいきなり脱力感が襲ってきた。Kojitakenさんの「ちょっとひといき」という記事に
渡邉恒雄が安倍晋三と対決姿勢をとるか、手打ちをするかで次期総理大臣争いの行方は、大きく変わってくるだろう。
と書かれていたが、福田の煮え切らない態度に失望した渡邉恒雄は、この場に及んで、安倍人気に便乗し、安倍を支持する気になったのか?全くなさけないことだ。それにしても、NHKの連続・朝ドラの放映を緊急ニュースに変えてテポドン報道したら、国民はみんな「北朝鮮が脅威だとの認識が強まる」に決まってるよねぇ。あんなヤラセ報道の後にこんな世論調査を行っても全く意味なしだってわかってないのかな?
それにしても、まさに安倍壷の思う壷だぞ~。このままじゃ、安倍が総理になっちゃうかもね(- -;)。日本国民はメディア攻勢に屈せずにもう一度冷静に考えてみよう。安倍が総理になったら、日本は戦争に巻き込まれるのは間違いないだろう。