2009.02.26 (Thu)
好評だったオバマ大統領の施政方針演説 (動画あり)
これまでは、ブッシュとチェニーにはさまれて、とてもつらそうな顔つきで参加していたナンシー・ぺロシ議長も、今回は、オバマとジョー・バイデンに囲まれてとても嬉しそうにしていたのが印象的だった。
Highlights from President Obama's 2009 Address to a Joint Session of Congress
演説のハイライトその1和訳:
米国経済が危機的状況にあり国民の自信が揺らいでいる中で、私達は毎日、困難と不安の中を生きているが、今晩、全ての国民に知ってもらいたいのは、これから国を再建し、復旧し、そして、米国は以前にも増して力強い国家となるということだ。
今回の危機の深刻さがこの国の運命を決めるわけではない。私達が直面している問題の答えは、手の届くところにある。それらは研究所や大学にある。農場や工場にある。起業家たちの想像力の中に、地球上で最も勤勉な国民の誇りの中にある。米国を人類の繁栄と進化を推し進める最大の原動力としたこうした資質を、米国人はまだ豊富に持ち合わせている。いまこの国に必要なのは、皆が力を合わせて直面する困難にあえて立ち向かい、我々の未来にもう一度、責任を持つことである。
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2009.01.22 (Thu)
オバマ大統領就任式の名場面集
Best Moments of the Inauguration with TYT
昨日のエントリー、オバマ大統領就任宣誓と大統領就任スピーチで、オバマが宣誓するときに、口ごもってしまったと書いたけど、実際は、上の動画のコメンテイターの人が言っているように、宣誓を最初に言う役のロバーツ連邦最高裁判所長官が間違えたそうだ。オバマがそれを繰り返すとき、ロバーツ連邦最高裁判所長官が言った言葉が、本来の宣誓と違っていたので、ロバーツ長官の言った言葉を繰り返すのを辞めたというのが実情のようだ。宣誓の言葉を知らなかったら、まるで、オバマがロバーツ長官が言ったことについていけなくて、口ごもってしまったように見える。3人の読者の方から、私の勘違いについて指摘していただいた。
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2009.01.19 (Mon)
オバマ大統領就任祝賀祭でのコンサートとスピーチ

オバマ氏就任記念行事、大物スター出演イベントでスタート(CNN.co.jp)
2009.01.19 Web posted at: 10:34 JST Updated - CNN
このイベント「We are One: Opening Inaugural Celebration」にはブルース・スプリングスティーンやU2、メアリー・J・ブライジ、アッシャー、ビヨンセ、スティービー・ワンダー、ハービー・ハンコック、シェリル・クロウといったアーティストが出演し、熱気あふれるステージを展開。一番手のスプリングスティーンは同時多発テロ後の代表作「The Rising」、U2のボノはキング牧師暗殺を歌詞に織り込んだ「プライド」をそれぞれ歌った。群集はナショナル・モールに沿って連邦議会議事堂からワシントン記念塔までの範囲に設置された大型スクリーンでコンサートを観覧し、愛国歌「America the Beautiful」や「This Land is Your Land」を合唱した。

左から、ピート・シーガー(Pete Seeger)、ブルース・スプリングスティーン(Bruce Springsteen)、ビヨンセ(Beyonce)、 ウィル・アイ・アム(will.i.am)
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2008.11.06 (Thu)
オバマ勝利演説(全文)に全米が泣いた(YouTube)
毎晩ホテルで豪遊しながら、オレ様の金をオレ様のために使って何が悪いと開き直ったり、自宅を見にきただけでフリーター3人を逮捕させたどこかの首相とは大きな違いがあることを日本国民に気づいて欲しいので、オバマのスピーチ全文を転載する。
文だけで、じゅうぶん感動的だけど、動画と一緒に読むとより感動的なものとなると思うので、動画も一緒にアップする。スピーチの翻訳は、今朝取りかからないとなと思っていたところ、Junskyさんのおかげで、寝ている間に訳されているのを知った。長いスピーチの翻訳だったので、ところどころ、細かいところで直したいところはあるけど、大意は変わらないのでそのまま紹介させていただきたい。
Obama Acceptance Speech HQ (Part 1) 11/04
- Barack Obama Victory Speech November 4th 2008
「アメリカに変化がやってきた」 オバマ次期米大統領の勝利演説・全文 <特集・米大統領選>(2008年11月5日(水)20:57)
シカゴのみなさん、こんばんは。
アメリカは、あらゆることが可能な国です。それを未だに疑う人がいるなら、今夜がその人たちへの答えです。建国の父たちの夢がこの時代にまだ生き続けているかを疑い、この国の民主主義の力を未だに疑う人がいるなら、今晩こそがその人たちへの答えです。
この国が見たこともないほどの大行列が今日、あちこちの学校や教会の周りに伸びていました。並んだ人たちは3時間も4時間も待っていた。人によっては生まれて初めての経験でした。今度こそは違うと信じたから、今度こそ自分たちの声が違う結果を作り出せると信じたから、だからみんな並んだのです。そしてそうやって並んだ人たちが今夜、疑り深い人たちに答えを示したのです。
老いも若きも、金持ちも貧乏人も、そろって答えました。民主党員も共和党員も、黒人も白人も、ヒスパニックもアジア人もアメリカ先住民も、ゲイもストレートも、障害者も障害のない人たちも。アメリカ人はみんなして、答えを出しました。アメリカは今夜、世界中にメッセージを発したのです。私たちはただ単に個人がバラバラに集まっている国だったこともなければ、単なる赤い州と青い州の集まりだったこともないと。私たちは今までずっと、そしてこれから先もずっと、すべての州が一致団結したアメリカ合衆国(United States of America)だったのです。
私たちは今まであまりにも長いこと、あれはできないこれはできないと言われてきました。可能性を疑うよう、シニカルに恐れを抱いて疑うように言われ続けてきました。けれども私たちは今夜、アメリカに答えをもらったおかげで、手を伸ばすことができたのです。歴史を自分たちの手に握るため。より良い日々への希望に向けて、自分たちの手で歴史を変えるために。
ここまで来るのに、ずいぶん長くかかりました。しかし今日と言うこの日、この夜、この決定的な瞬間に私たちが成し遂げたことのおかげで、アメリカに変化がやってきたのです。
(下につづく・・・・)
Obama Acceptance Speech HQ (Part 2) 11/04
- Barack Obama Victory Speech November 4th 2008
先ほど少し前に、マケイン上院議員から実に丁重な電話をいただきました。マケイン議員はこの選挙戦を長く、激しく戦ってきた。しかし議員はそのずっと前から、愛するこの国のために、もっと長くもっと激しく戦った人です。マケイン氏がこの国のために払ったすさまじい犠牲のほどを、私たちのほとんどは想像すらできない。勇敢で、わが身を忘れて国に献身するジョン・マケインというリーダーがこれまで国のために尽くし、働いてくれたおかげで、私たちの世界はより良いところになりました。
私はマケイン議員を称えます。そしてペイリン知事を称えます。マケイン議員たちが成し遂げてきたことを称えます。そしてこれから、この国の約束を再生させるため、マケイン氏たちと共に働くのを楽しみにしています。
これまでのこの旅路を共にしてくれたパートナーに感謝したい。彼は心を尽くして戦い、(ペンシルベニア州)スクラントンの街で一緒に育った人たちのために語ってきた。デラウェアの自宅に電車で帰る際、一緒に乗り合わせる人たちのために戦ってきた。アメリカの次期副大統領ジョー・バイデンに、私は感謝したい。
そしてこの国の次のファーストレディ、ミシェル・オバマ。彼女が絶え間なく私を支えてくれなければ、16年前からずっと最高の親友でいてくれた彼女が、礎となって家族を支えてくれた彼女が、私にとって最愛の彼女がいなければ、私は今夜ここに立っていません。
サーシャとマリーヤ。君たちにはちょっと想像もつかないほど、お父さんは君たちを愛しているよ。君たちふたりもがんばったから、約束した通り、ホワイトハウスには、新しく飼う子犬を一緒に連れて行けるよ。
祖母はもうこの世にはいませんが、いま見守ってくれているはずです。私という人間を作り上げてくれたほかの家族と一緒に、祖母は見守ってくれています。今夜ここに家族のみんながいたらいいのに。それは少し寂しい。両親や祖父母が私に与えてくれたものは、あまりに計り知れない。妹のマヤ、姉のアルマ、そして兄弟や姉妹全員に。これまで支えてくれて本当にありがとう。みんなに感謝します。
選対責任者のデビッド・プラフに。この選挙戦の縁の下の英雄。アメリカの歴史でおそらく最高の選挙運動を設計したデビッド・プラフに、感謝したい。
そして戦略責任者のデビッド・アクセルロッドに。最初からいついかなるときもずっと一緒に歩いてくれた彼に、感謝したい。
このために集められた、政治史上最高のチームに。この結果はみなさんのおかげです。この結果を生み出すために、みなさんはたくさんのことを犠牲にしてきた。私はみなさんにいつまでも感謝し続けます。
けれどもほかの何を差し置いても、今夜のこの勝利が真に誰のものなのか、私は決して忘れません。この勝利は、みなさんのものです。みなさんのものなのです。
大統領の職を目指した人たちの中で、私は常に決して有力候補ではなかった。最初からたくさんの資金があったわけでもなければ、大勢の後援を受けていたわけでもありません。私たちの選挙戦はワシントンの広間で始まったわけではない。この選挙戦は(アイオワ州)デモインの裏庭で始まった。(ニューハンプシャー州)コンコードの居間で始まった。(サウスカロライナ州)チャールストンの玄関ポーチで始まったのです。この選挙戦は働く人たちがなけなしの貯金をはたいて、5ドルや10ドル、20ドルを提供して、そうやって築き上げていったものです。
若者は無気力だという神話を拒絶した若者たちが、給料の少ない、そして睡眠時間のもっと少ない仕事に自分を捧げるため、家と家族から離れて参加してくれた。だからこの選挙戦はますます力をつけたのです。
あるいはそれほど若くない人たちから。凍てつく寒さと焼け付く暑さにもひるまず、家から家へと赤の他人のドアをノックしてくれた人たちから力を得ました。ボランティアとなって組織を作って活動した、何百万人というアメリカ人から力を得ました。建国から200年以上たった今でも、人民の人民による人民のための政府はこの地上から消え去ってはいないのだと証明してくれた、そういう人たちから力を得たのです。
これはみなさんの勝利です。
それに、みなさんがこの選挙に参加したのは、ただ勝つためではないと分かっています。ただ私のために参加したわけでもないことも、分かっています。今晩みんなでこうやって祝いながらも、私たちは承知しているからです。明日から私たちは、この時代最大の課題に、次々と取り組まなくてはならない。ふたつの戦争。危機にさらされる惑星。100年来で最悪の金融危機。
今夜ここにこうして立つ今も、私たちは知っています。イラクの砂漠でいま目覚めようとする勇敢なアメリカ人たちがいることを。アフガニスタンの山岳で目覚めるアメリカ人たちがいることを。彼らが、私たちのために命を危険をさらしていることを。
子供たちが眠ったあと、自分たちはまんじりともせず、どうやって住宅ローンを払ったらいいのか、病院の請求書をどう払ったらいいのか、子供の大学進学費をどうやって貯めたらいいのか、眠れずに途方にくれている母親や父親があちこちにたくさんいることを。
私たちは、新しいエネルギーを活用しなくてはならない。新しい仕事を創り出さなくてはならない。新しい学校を造り、脅威に立ち向かい、同盟関係を修復しなくてはならない。
私たちの前には、長い道のりが待ち受けています。目の前の斜面は急です。目指すところに、1年ではたどりつかないかもしれない。大統領として1期を丸ごと使っても無理かもしれない。しかしアメリカよ、私たちは絶対にたどり着きます。今夜ほどその期待を強くしたことはありません。
みなさんに約束します。私たちは、ひとつの国民として、必ずたどり着きます。
これから先、挫折もあればフライングもあるでしょう。私がこれから大統領として下す全ての決定やすべての政策に賛成できない人は、たくさんいるでしょう。そして政府がすべての問題を解決できるわけではないと、私たちは承知しています。
けれども私たちがどういう挑戦に直面しているのか、私はいつも必ずみなさんに正直に話します。私は必ず、皆さんの声に耳を傾けます。意見が食い違うときは、特にじっくりと。そして何よりも私は皆さんに、この国の再建に参加するようお願いします。国を建て直すとき、アメリカでは過去221年間、いつも必ず同じようにやってきた。ささくれたタコだらけの手で、ブロックを一枚一枚積み上げ、レンガを一枚一枚積み上げてきたのです。
21カ月前、真冬の最中に始まったものを、この秋の夜に終らせるわけにはいかない。私たちが求めていた変化は、ただこの勝利だけではありません。この勝利はただ、求めていた変化を実現させるための、そのチャンスを得たに過ぎないのです。そして以前と同じようなやり方に戻ってしまったら、変化の実現などあり得ない。
みなさんなしでは、変化は実現しない。社会に奉仕するという新しい意欲がなくては、自分を捧げるという新しいスピリットがなくては、変化は実現しないのです。だからこそ私たちは今、新しい愛国心を呼び覚ましましょう。新しい責任感を呼び覚ましましょう。私たち一人ひとりがもっと参加して、もっと一生懸命努力して、自分だけの面倒を見るのではなく、お互いの面倒を見るように。
今回の金融危機から得たほかでもない教訓というのは、普通の町村が苦しんでいるのにウォール街だけ栄えるなど、そんなことがあってはならないということ。それを忘れずにいましょう。
この国の私たちは、ひとつの国として、ひとつの国民として、共に栄え、共に苦しむのです。この国の政治をあまりにも長いこと毒で満たしてきた、相変わらずの党派対立やくだらない諍いや未熟さに再び落ちてしまわないよう、その誘惑と戦いましょう。
共和党の旗を掲げて初めてホワイトハウス入りしたのは、この州の人でした。そのことを思い出しましょう。共和党とは、自助自立に個人の自由、そして国の統一という価値観を掲げて作られた政党です。そうした価値は、私たち全員が共有するものです。そして民主党は確かに今夜、大きな勝利を獲得しましたが、私たちはいささか謙虚に、そして決意を持って、この国の前進を阻んでいた分断を癒すつもりです。
かつて、今よりもはるかに分断されていた国民にリンカーンが語ったように、私たちは敵ではなく友人なのです。感情はもつれたかもしれないが、だからといってお互いを大事に思う親密な絆を断ち切ってはなりません。
そして私がまだ支持を得られていない皆さんにも申し上げたい。今夜は皆さんの票を得られなかったかもしれませんが、私には、皆さんの声も聞こえています。私は、皆さんの助けが必要なのです。私はみなさんの大統領にも、なるつもりです
この国から遠く離れたところで今夜を見つめているみなさん。外国の議会や宮殿で見ているみなさん、忘れ去られた世界の片隅でひとつのラジオの周りに身を寄せ合っているみなさん、私たちの物語はそれぞれ異なります。けれども私たちはみな、ひとつの運命を共有しているのです。アメリカのリーダーシップはもうすぐ、新たな夜明けを迎えます。
この世界を破壊しようとする者たちに告げる。われわれはお前たちを打ち破る。
平和と安全を求める人たちにお伝えします。私たちはみなさんを支援します。そしてアメリカと言う希望の灯はかつてのように輝いているのかと、それを疑っていたすべての人たちに告げます。私たちは今夜この夜、再び証明しました。この国の力とは、もてる武器の威力からくるのでもなく、もてる富の巨大さからくるのでもない。この国の力とは、民主主義、自由、機会、そして不屈の希望という私たちの理想がおのずと内包する、その揺るぎない力を源にしているのだと。
それこそが、アメリカと言う国の素晴らしさです。アメリカは変われるという、まさにそれこそが。私たちのこの連邦は、まだまださらに完璧に近づくことができる。私たちがこれまで達成してきたことを見れば、これから先さらに何ができるか、何をしなくてはならないかについて、希望を抱くことができるのです。
(下につづく・・・・)
Obama Acceptance Speech HQ (Part 3) 11/04 - Victory Speech
今回の選挙には色々な「史上初」があり、これから何世代にもわたって語り継がれるいろいろな物語がありました。けれども私が今夜なによりも思い出すのは、アトランタで投票したひとりの女性の物語です。彼女はほかの何百万というたちと同様に、この選挙に自分の声を反映させようと行列に並びました。ただ1つだけ、ほかの人と違うことがあります。アン・ニクソン・クーパーさんは106歳なのです。
奴隷制が終ってから一世代後に、彼女は生まれました。道路を走る自動車もなければ、空を飛ぶ飛行機もなかった時代です。その時代、彼女のような人はふたつの理由から投票できなかった。女性だから。そして皮膚の色ゆえに。
さらに私は今晩、アメリカで生きた100年以上の間にクーパーさんが目にした、ありとあらゆる出来事を思っています。心を破られるほどの悲しみ、そして希望。困難と、そして進歩。そんなことはできないと言われ続けたこと。にもかかわらず、ひたむきに前進し続けた人たちのこと。あのいかにもアメリカ的な信条を掲げて。Yes we can。私たちにはできる、と。
女性は沈黙させられ、女性の希望は否定されていた時代にあって、クーパーさんは生き続け、女性が立ち上がり、声を上げ、そしてついに投票権に手を伸ばすのを目撃したのです。Yes we can。私たちにはできるのです。
アメリカの大草原に絶望が吹き荒れ、大恐慌が国を覆ったとき、クーパーさんは「新しい契約(ニュー・ディール)」と新しい仕事と新しく共有する目的意識によって、国全体が恐怖そのものを克服する様を目撃しました。Yes we can。私たちにはできるのです。
この国の湾に爆弾が落下し、独裁が世界を支配しようとしたとき、時の国民が立ち上がり、偉業を達成し、そして民主主義を救うのをクーパーさんは見ていました。Yes we can。私たちにはできるのです。
クーパーさんは(人種隔離政策が行われていたアラバマ州)モンゴメリでバスが黒人を差別するのを知り、(同州)バーミングハムで警官が消火ホースの水でもって黒人を抑圧するのを知り、(流血のデモ行進が行われた同州)セルマの橋を知り、そしてアトランタからやってきた牧師と時代を共有しました。アトランタからやってきたその牧師は人々に「We shall overcome(私たちは克服する)」と語った。Yes we can。私たちにはできるのです。
人が月面に着陸し、ベルリンでは壁が崩壊し、われわれの科学と想像力によって世界はつながりました。
そして今年、この選挙で、彼女は指でスクリーンに触れ、そして投票したのです。なぜならアメリカで106年生きてきて、幸せな時代も暗い暗い時代もこのアメリカでずっと生きてきて、クーパーさんは知っているからです。このアメリカと言う国が、どれほど変われる国なのか。
Yes we can。
アメリカよ、私たちはこんなにも遠くまで歩んできました。こんなにもたくさんのことを見てきました。しかしまだまだ、やらなくてはならないことはたくさんあります。だから今夜この夜、改めて自分に問いかけましょう。もしも自分の子供たちが次の世紀を目にするまで生きられたとしたら。もしも私の娘たちが幸運にも、アン・ニクソン・クーパーさんと同じくらい長く生きられたとしたら。娘たちは何を見るのでしょう? 私たちはそれまでにどれだけ進歩できるのでしょうか?
その問いかけに答えるチャンスを今、私たちは手にしました。今この時こそが、私たちの瞬間です。
今この時にこそ、私たちは人々がまた仕事につけるようにしなくてはなりません。子供たちのために、チャンスの扉を開かなくてはなりません。繁栄を取り戻し、平和を推進しなくてはなりません。今この時にこそ、アメリカの夢を取り戻し、基本的な真理を再確認しなくてはなりません。大勢の中にあって、私たちはひとつなのだと。息をし続ける限り、私たちは希望をもち続けるのだと。そして疑り深く悲観し否定する声に対しては、そんなことできないという人たちに対しては、ひとつ国民の魂を端的に象徴するあの不朽の信条でもって、必ずやこう答えましょう。
Yes we can。
ありがとう。神様の祝福を。そして神様がアメリカ合衆国を祝福しますように。
国民を無視し続け、ある一定の軍事産業関連者や富裕層だけが利益を貪っていたブッシュ共和党政権をなんとか変えたいと願い、長い列を作って長い時間待ってまでも投票した米国有権者もすばらしければ、「ほかの何を差し置いても、今夜のこの勝利が真に誰のものなのか、私は決して忘れません。この勝利は、みなさんのものです。みなさんのものなのです。」と語るオバマもすばらしい。
個人的には、オバマ家がホワイトハウスでどんなワンちゃんを飼うのか興味があるんだけどね。
オバマめ、泣かせるスピーチをしやがってと思ったら、今日もランキングの応援宜しくお願いします。

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2008.11.05 (Wed)
米国大統領選:オバマ優位の情勢

写真右:米大統領選の投票用紙(CNN.jpより)
オバマ氏優位で米大統領選の投票開始、歴史に残る選挙戦に(CNN.jp 11月5日)


写真右:アリゾナでシンディ夫人と投票をするマケイン(CNN)。
選挙管理委員会によると、3日までに期日前投票などを済ませた人は2400万人を超え、過去最高となった。有権者登録(特に黒人)が記録的に伸び、投票率もこれまでで最高投票率が予想されている。過去の最高記録は、フランクリン・ルーズベルト(民主党)が再選された1940年の65.2%。前回2004年にブッシュ大統領とジョン・ケリー上院議員が争った時の投票率は60.7%だった。
CNNが3日まとめた世論調査の集計結果では、支持率はオバマが51%で、44%のマケインをリード。総数538人の選挙人による投票のうち、勝利に必要な投票数は270人となっている。"The Huffington Post"では、オバマが364人、マケインが174人を獲得することを予測している。
大統領選の結果は、有権者の投票数ではなく、選挙人の数で決まる。選挙人とは何かというと、各州に振り分けられた【連邦議会下院議員又は代表者】+【上院議員】で、上院議員は各州に2人だが、下院議員はその州の人口に比例して増えたり減ったりしているため、各州で選挙人の数が変わってくる。そして、その州の勝利者が選挙人の投票を全て獲得できることになる。
各州の選挙人の投票数(Electoral Votes)が書かれた地図。

米国でもっとも選挙人の数が多いのがカリフォルニアで、55人となっているが、カリフォルニアでは、すでにオバマの勝利が予想されている。その他、選挙人の数が多い州で、オバマ勝利が予測されている州は、ニューヨーク(31)、オバマのホームタウンであるイリノイ(21)、ミシガン(17)、ニュー・ジャージー(15)、マサチューセッツ(12)ワシントン(12)、メリーランド(10)などがある。
マケイン優勢で選挙人の多い州は、ブッシュのホームタウンであるテキサス(34)、マケインのホームタウンのアリゾナ(10)、テネシー(11)、アラバマ(9)、ケンタッキー(8)、サウス・カロライナ(8)、オクラホマ(7)、ミシシッピ(6)、カンザス(6)などがある。
投票結果は下のサイトで見られる。
過去5回の大統領選における選挙人獲得結果(Nov. 4th, Toronto Star 紙面より):
(青=民主党;赤=共和党)
2004 Bush/Cheney 286 Kerry/Edwards 251
2000 Bush/Cheney 271 Gore/Lieberman 266
1996 Clinton/Gore 379 Dole/Kemp 159
1992 Clinton/Gore 370 Bush Sr./Quayle 168
1988 Bush Sr./Quayle 426 Dukakis/Bentsen 111
オバマは大統領選のキャンペーンの中で、ワシントン政治の「変革」、イラク駐留米軍の早期撤退、年収が2000万円以下の中間層の減税などを前面に掲げ、8年にわたったブッシュ政権への失望が深まる若者層中心に支持を拡大した。一方のマケイン氏はブッシュとは違う中道派的な政策やイラク戦争勝利までの米軍駐留などを強調した。
選挙戦終盤で、マケインが副大統領候補として任命したサラ・ペイリンのインタビューでの発言が問題となってマケインの足をひっぱり始め、米国が金融危機に直面すると、マケインの優柔不断な態度に不満を持った国民が、オバマの臨機応変な対応策を支持し、それまでもオバマの支持率はマケインよりもわずかに高かったが、その後、両者の支持率の差はどんどん開いて行った。
これまでの世論調査で優位を保つオバマ氏が勝利すれば、8年ぶりの民主党政権の誕生となる。オバマが勝利したところで、経済危機の中、正常な状態に戻るまで時間がかかるだろうが、これからがオバマの腕のみせどころだ。オバマ政権によって米国が変わったとき、米国にもっとも近いカナダやアメリカの同盟国である日本が影響を受けるのは当然であり、それゆえに、私たちは、米国大統領選の行方を固唾をのんで見守っている。
米国大統領選に関する過去ログ:カテゴリー「米大統領選挙」
参考記事:
オバマ氏優位で米大統領選の投票開始、歴史に残る選挙戦に(CNN.co.jp)
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2008.10.30 (Thu)
米大統領キャンペーン・ネイルアートはいかが?

フロリダのネイプルに「the Before and After Salon 」というネイルサロンを持つクリスティアン・ローソンさんは、ホワイトハウスのネイルアートで2008年大統領選レースの話題を振りまいている。
「ついにやったわ。多くの人にとても人気があるのよ。楽しんでやっているわ。」とローソンさん。

キャラクターは、ジョー・バイデン、バラック・オバマ、ジョン・マケイン、サラ・ペイリンから選べるようになっている。
ローソンさんは、これまで何人の女性が大統領キャンペーンのネイルアートをリクエストしたかは記録していないのでわからないが、みんなが選ぶは同じ人。
「サラ・ペイリンよ。みんなサラ・ペイリンが大好きで、ペイリンになりたがっているみたい。最初は彼女の眼鏡が流行ったけど、今度はネイルよ。」とローソンさん。
マケインとオバマも人気があるけど、バイデンはこれまでリクエストがないそうだ。もっとも、このネイルアートを見てみると、バイデンに全然似てない!それがリクエストのない理由だろうね。決してバイデンの人気がないからということではないと思うよ。
30分で25ドル。それだけで、大統領選挙で誰に投票するかみせびらかすことが出来るなんて素敵じゃない?日本でも流行ったりして。このネイルアートのイラストは、いまいちへたくそなところがかえって受けているのかもしれないけど、日本のネイルアーチストだったら、もっと上手に描くだろうね。
Campaign Nail Art
注)残念ながら、上の動画は、もしかしたら日本では見られないかもしれない。
ネイルアートで大統領選に手を貸すなんて、なかなか面白いじゃんと思ったら、
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2008.10.03 (Fri)
サラ・ペイリンvsジョー・バイデン討論会(YouTube)

討論のトレーニングコーチ「サラ、がんばれ。
プーチンがアラスカに彼の頭を突っ込んでくるという、
あのかっこいいせりふを忘れるなよ。」
カナダ東部の時間、Eastern Timeで9時から待ちに待ったサラ・ペイリン対ジョー・バイデンの討論会があった。これまでのメディアによるインタビューでペイリンの知識不足が露呈し、そのさまがあまりにもひどいので、共和党の中から、ペイリンは副大統領候補の座を辞退すべきという意見も出た。
ペイリンは、今日の討論会に向けて、マケインの牧場で、必死で合宿トレーニングをしたようだ。一方、バイデンも今日の討論会に向けて、自宅でトレーニングしたそうだ。

ペイリン候補、手痛い知識不足 牧場で「緊急合宿」(10月2日 朝日新聞)
今回の副大統領候補によるディベートでは、合宿トレーニングの成果が見られ、ペイリンは、これまでになくシャープに対応していたが、オバマやマケインの政策について間違った認識も目立ちバイデンによく訂正されていた。これまでのインタビューで見せたような鈍い反応もなくペイリンにしては、よくやっていたが、彼女の口から出てくる言葉のほとんどが原稿の丸暗記という印象はぬぐえなかった。その原稿に書かれていることが質問されたときは、しっかりと答えていたが、それ以外の質問には、答えずに、話を変えたり、サラの得意とするあいまいで具体性に欠ける答弁が目立った。こういった点も含み、35年の議員経験があり、外交以外にも経済、安全保障などの幅広い分野で専門的な知識を持ったバイデンにかかっては勝ち目はなかったようだ。

下のサイト(英語)では、ディベートがどのように進行したのか、そしてそのハイライトが見られる。
VP Debate Tonight: Biden-Palin Time Info, Video, Highlights
ディベートの要旨は、日本語のニュースでは、『CNN.co.jp』が一番よくまとまっていたので、動画を交えながら、転載する。
米大統領選の副大統領候補が討論会 経済、外交などで論戦
2008.10.03 Web posted at: 13:16 JST Updated - CNN
(CNN) 米大統領選の共和党副大統領候補サラ・ペイリン・アラスカ州知事と、民主党副大統領候補ジョゼフ・バイデン上院議員による討論会が2日(日本時間3日午前)、米ミズーリ州セントルイスのワシントン大で開催された。両候補は終始穏やかな態度を保ちながらも、経済、外交などをテーマに論戦を繰り広げた。
大統領選に向けた副大統領候補同士の討論会は、今回が最初で最後。司会は米公共放送(PBS)のグエン・アイフル氏が務めた。同氏の紹介でステージに登場したペイリン、バイデン両氏は握手を交わし、「ジョーと呼んでもいい?」と声をかけたペイリン氏にバイデン氏が笑顔で答える、和やかな幕開けとなった。
討論のテーマとして、アイフル氏はまず金融危機問題を提示した。バイデン氏は、問題の根本原因は8年間にわたるブッシュ政権の失政にあるとして、経済政策の変革を主張。民主党大統領候補のオバマ上院議員は危機の引き金となったサブプライムローンの危険性を「2年前から警告していた」のに対し、共和党候補のマケイン上院議員は「規制緩和を主張するばかりで、状況を全く把握していなかった」と批判した。これに対しペイリン氏は、マケイン氏が選挙戦を一時中止して危機への対応に奔走したことを強調した。
Biden / Palin Debate Part 1 - Biden: Bush Has Worst Economic Policies Ever
Biden / Palin Debate Part 2 - Palin: Economy Is Hurting
10/02/08 Biden - Palin Debate - 3
「経済状況が変化したことによって、守れなくなる公約は」との問いには、バイデン氏が減税などを挙げる一方、ペイリン氏は「5週間前に副大統領候補になったばかりなので」、取り立てていうほどの公約はないと答えた。同氏はこの後、アラスカ州知事としての経験を基にエネルギー政策論を展開し、外国へのエネルギー依存から脱却する必要があると強く訴えた。
10/02/08 Biden - Palin Debate - 4
気候変動についての質問を受けると、ペイリン氏は「原因としては人間の活動だけでなく、地球のサイクルも考えられる」との立場を示す一方、「(温室効果ガスの)排出量は抑える必要がある」と言明。バイデン氏は「人間の活動が原因であることは明らかだ」と言い切り、「マケイン氏は石油を掘れというばかりで、代替エネルギーの研究推進に反対してきた」と攻撃した。
10/02/08 Biden - Palin Debate - 5
イラク戦争、核拡散、中東和平などの外交問題では、バイデン氏が豊富な経験を背景にブッシュ政権の政策や、それを支持してきたマケイン氏の立場を批判したが、ペイリン氏は「過去の失敗ばかり挙げず、未来に目を向けましょう」と、笑顔でかわした。
Biden / Palin Debate Part 7 - Biden on Troop Funding
ペイリン氏は、同性愛者の権利をめぐる議論で「親族や親しい友人にもさまざまな立場の人がいる」と述べ、教育改革を語る際に「私の祖母も父も教員で――」と語るなど、身近な人々を引き合いに出して、庶民的なイメージを強調。一方、バイデン氏は数字などのデータを挙げながら、終始落ち着いた態度で議論を展開した。ただ、ペイリン氏が「普通の家庭の母親」であることを強調したのに続き、「私も妻を失って1人で子どもを育てた経験があり、子育ての苦労はよく分かる」と、一瞬声を詰まらせる場面もあった。
Biden / Palin Debate Part 8 - Biden On Losing A Loved One
バイデン氏もペイリン氏も、批判のほこ先はもっぱら相手と組む大統領候補に向け、互いを直接攻撃する発言はほとんどみられなかった。今回の討論会をめぐっては、マケイン氏の「失言癖」やペイリン氏の「知識不足」を懸念する声もあったが、両氏とも大きな失態を演じることなく本番を乗り切り、有権者からも「予想よりよくやった」との評価を受けているようだ。
このディベート、見かけは、どちらもよくやったように見えるんだけど、それもバイデンの紳士的な態度のおかげでペイリンが追い込まれることもなく、ディベートが無事済んだからだと思う。ペイリンは、司会者のグエン・アイフルによる質問に答えず、違う話をする場面も見られ、その上、ブッシュとマケインの政策の違いを述べることもできなかったこともあり、副大統領になる準備はまだまだできていないように見えた。マケインの演説を聴いていると、ブッシュが国民に人気がないことから、自分はブッシュとは違うということをよく述べているのだが、今日のディベートでは、バイデンがブッシュの悪事を批判しても、ペイリンはその批判に対して論理的な反撃ができなかった。ブッシュもマケインも同じという印象を視聴者に与えてしまったことは、共和党にとって大きな打撃となるだろう。
評価としては、ほとんどのメディアがジョー・バイデンが勝利したと報じている。
世論調査:どちらが勝者?
米CBS バイデン 46%、ペイリン21% 引き分け33%
CNNテレビ バイデン51%、ペイリン36%
「勝利するまで戦争を続けなければならない」というペイリンに対して、「戦争を終える」ときっぱりと断言したバイデン氏に勝利の女神は微笑んだようだ。
おまけ:少し前に、ペイリンの娘パイパーちゃんがトリグ君の髪を手のひらに唾をつけて整える動画を紹介した。これは、トリグ君のかわりにマケインの頭をなでるパロディ動画だが、マケインの表情以上に「パイパーちゃんをワシントンをぶっ壊す私のパートナー」と紹介しているせりふがかなり笑える。
McCain & Piper
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2008.08.24 (Sun)
ジョー・バイデン氏がオバマの副大統領候補に起用される

写真右:ジョー・バイデン (ウィキペディアより)
ウィキペディアよりジョー・バイデンの経歴を拾ってみた。
経歴
少年・学生時代
1942年11月20日、ペンシルヴェニア州スクラントンで、父ジョセフ・バイデン・シニアと母キャスリーンの間に、4人兄弟の長男として生まれた。兄弟は弟が2人(ジェームズ、フランシス)と妹が1人(バレリー)がいる。10歳の時にデラウェア州クレイモントに引っ越し、その後は父が車のセールスマンをしていたデラウェア州ニューキャッスル郡郊外で育つ。このころ、フルートを愛好していたことから、"fleet flutin joe"というあだ名が付いていたという。
1961年にカトリック系の学校、アーキメア・アカデミーを卒業後、1965年にニューアークにあるデラウェア大学に進学し、歴史学と政治学を学ぶ。さらにはシラキューズ大学のロースクールに進学、1968年に卒業し、翌1969年にはデラウェア州弁護士会へ加入した。
ロースクール在学中の1966年、彼は最初の妻であるネイリア・ハンターと出会い、結婚する。ネイリアとの間には2男1女(ジョセフ3世、ロバート、ナオミ)を設けた。 1972年に29歳で連邦上院議員に初当選後、6期連続当選(任期6年、解散なし)。当選直後、妻と長女ナオミを交通事故で失う。
1988年、2008年に民主党大統領予備選挙に出馬するが、途中敗退。
今日テレビで彼のスピーチを見たのだが、65歳とは思えないほど若々しく、とても説得力のあるスピーチに感銘を受けた。子供の頃はどもりで、人前に出て話すのが大の苦手だったとはとても信じられない。
Joe Biden - Barack Obama OFFICIAL VP choice VICE PRESIDENT
上のニュースでは、ジョー・バイデン氏を副大統領に起用したことが"interesting choice"「面白い選択」、又は「意外な選択」とされているが、バイデン氏を副大統領に起用したことが、オバマ氏の支持率をわずかにあげたようだ。
少し前には、ブリトニー・スピアーズやパリス・ヒルトンと同類項にして「オバマはセレブ」と呼んだCM(下の動画)を作ってオバマを馬鹿にしたセレブの王様マケインがオバマをリードしていたが、下記の時事通信によると、今はオバマがマケインをリードしている。マケインが一時オバマの支持率をリードしたのは、オバマが夏休み休暇中で、メディアから姿を消して活動していなかったからとも言われている。
"Celebrities" ad: Barack Obama, Britney Spears, & Paris Hilton !
副大統領候補発表前の世論調査によると、75%の米国民は、バイデン氏がオバマ支持率に与える影響はないだろうと答えている。
バイデン氏起用、75%「影響せず」=オバマ氏6ポイントリード-米世論調査
(時事通信社 - 08月24日 19:01)
【ワシントン24日時事】24日発表されたワシントン・ポスト紙とABCテレビの合同世論調査結果によると、米大統領選の民主党候補に確定したオバマ上院議員によるバイデン上院外交委員長の副大統領候補起用について、75%が「投票には影響しない」と回答した。ただ、調査は副大統領候補発表前の19~22日、全米約900人を対象に実施された。
調査によると、バイデン氏を起用した場合、オバマ氏に投票する気持ちが「強まる」と回答したのは13%、「弱まる」は10%だった。また、近く開催される民主・共和両党の大会について、55%が「投票する候補者を決める上で重要」と答えた。
支持率は、オバマ氏が49%で、共和党候補のマケイン上院議員に6ポイントの差をつけてリード。7月の前回調査ではオバマ氏が8ポイントリードしていた。
やはり、「Change」を目指すオバマ氏には、上流階級出身のヒラリーを副大統領候補者にするという考えはもともと全くなかったようだ。下層母子家庭で育ったオバマが中流労働者層出身のジョー・バイデンを副大統領候補に決めたのは納得できる選択だと思う。ジョー・バイデンは金銭欲がなく、いまだに電車通勤している。多分、車の事故で妻と娘を失ったことで、車に乗りたくないのかもしれないが、それでも、飲み食いに3500万円も費やすどこかの政治家とはえらい違いであり、そういった金銭感覚が庶民的な政治家を副大統領候補に選んだオバマを福田総理にも多いに見習って欲しいと心から思う。
Joe Biden Introduction
関連記事:
『木霊の宿る町』倍伝副大統領(2008.08.24 Sunday)
『vanacoralの日記』「オバマはセレブ」。じゃあマケインは何なのさ?(2008-08-22)
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