2008.11.12 (Wed)
オバマ夫妻がホワイトハウスを訪問

今日のホワイトハウス・ミーティングについてのオバマーバイデン政権移行報道官ステファニー・カッターからの報告:
大統領に選ばれたバラック・オバマとミシェル・オバマ夫人は、本日、ジョージ・ブッシュとファースト・レディのローラ・ブッシュによって、ホワイトハウスで暖かく迎えられた。オバマ夫妻がホワイト・ハウスに到着すると、ブッシュ大統領は、オバマ氏をオーバル・オフィスに案内し、そこで、両者は、一時間にも及ぶ友好的で充実した会談を行った。米国の経済危機や安全保障問題を中心に、政権移行の間も、一緒にやっていくことの大切さについて幅広い話し合いが行われた。

オバマはブッシュがスムーズに政権移行できる体制を築いてくれたことや、ファースト・レディのローラ・ブッシュがオバマ一家をホワイトハウスで手厚くもてなしてくれたことに感謝した。

短いミーティングの後、ファースト・レディは、オバマ夫人をホワイトハウスの歴史ある私邸に焦点を当てて案内した。その後、ファースト・レディとオバマ夫人は西側待合室にて、ホワイトハウスで娘を育てることについて話し合った。というのも、ジェナとバーバラ・ブッシュが当時大統領であった祖父のH.W.ブッシュを訪ねたときの年齢がマリアとサーシャ・オバマととても近かったという共通点があったからだ。オバマ夫人は、ついにファースト・レディに会えたことを誇りに思った。

オバマ・ブッシュ会談の詳細がNBCニュースに載っていたので、紹介しよう。
本日のブッシュ大統領とのホワイトハウスミーティングで、オバマ次期大統領は、3つの経済問題を取り上げた:死に際に瀕している米経済救済対策、米自動車業界への追加支援、そして、住宅ローン利率を引き下げ、住宅所有者を支援することの3つ。
オバマは、大統領の就任式後まで待てない、今すぐ経済援助政策を始めるようにブッシュに頼んだ。
又、自動車業界救済のために250億ドルの緊急支援を求めた。3つ目の住宅問題について、オバマはこれ以上、住宅ローンの破産者をださないようにローン利率の引き下げを訴えた。
尚、オバマ夫人が、娘のためにワシントンDCにある学校を訪ねたかどうかは、わからないと告げている。

オバマは、ミーティングの後、政権人事に関する会議に出席のため、すぐにシカゴにあるオフィスに戻った。
次期総理がホワイトハウスを訪問するタイミングとしては、オバマは、これまでにないほど、早いタイミングで訪れたそうだが、経済危機に陥っている米国を一日も早く救済するためには、積極的な経済対策を素早く導入することが大切だと思う。オバマはやる気満々のようで、頼もしい。
参考記事:
Obama And Bush Meeting At White House (VIDEO and SLIDESHOW)(The Huffington post November 10, 2008 12:15 PM)
THE DETAILS ON TODAY'S MEETING
Posted: Monday, November 10, 2008 5:47 PM by Carrie Dann
ビッグスリー救済せよ オバマ次期政権幹部「米に不可欠」(2008/11/11)
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2008.11.12 (Wed)
オバマ・ファミリーのファースト・ドッグ候補

「オバマ勝利演説(全文)に全米が泣いた(YouTube)」という記事が「きっこのブログ」や「きっこの日記」で人気ランキングで紹介されたこともあって、人気記事のトップに来ているけれども、オバマのスピーチの最後に、オバマ家でどんなワンちゃんを飼うのか興味があるって書いたら、やっぱり米国民も高い関心を持っていたようで、翌日のオバマが大統領に決まってからの最初の記者会見でも、どんな犬を飼うのか質問されたようだ。YouTubeでも、オバマは何犬を飼うと思う?という質問の答えがコメント欄に800件以上寄せられている。中には、柴犬、(英語ではなぜか、しばいぬと呼ばれる)もあって、なかなか笑える。
Obama's New PUPPY!!!
私としては、可愛い上に、食事代も世話もそれほどかからないチワワをオススメしたいけど、できれば、捨てられた犬の中から選んで欲しかったのだが、娘さんがアレルギー持ちということで、どんな犬種でもいいわけではないようだ。オバマも、できれば、捨てられた犬から選びたいけど、娘の一人が犬アレルギーを持っているので、慎重に考慮するようなことを言っていた。
オバマが大統領候補になると決まった時点で、ホワイトハウスでは、過去の大統領たちも代々、犬を飼ってきたので、オバマの娘達、サーシャ(7)とマリア(10)がずっと楽しみにして、毎日のように、「万一、パパが大統領になったら、ホワイトハウスでどんな犬を飼うのか」って語り合ってきたという話をミシェル・オバマがテレビに出演したときに話していた。ちょうど、動物に興味がわく年頃なのだろう。
そんなオバマ・ファミリー、待望のワンちゃんだが、アメリカはもちろんのこと、世界中の愛犬クラブから、申し出が来ているのではないかと思う。その1つが、ペルーからで、南米産の毛のない品種がアレルギーのある娘さんにぴったりだから、プレゼントしますよと言ってきている。BBCからその記事を紹介しよう。

オバマ氏は、先週二人の娘達に子犬をプレゼントすることを約束したが、10歳のマリアはほとんどの犬にアレルギーがある。ペルーの無毛犬クラブの会員は、その犬種は南米生まれの唯一の犬種で、アレルギーのある人にでも大丈夫なので、オバマ一家には、最適だろうと言う。
そして、さらに、「イアーズ(耳)」と名づけられたちょうど4ヶ月の子犬がいるそうで、ペルーの無毛犬協会の会長であるクラウディア・ガルヴェズさんは、「イアーズ」はオバマ一家にとって理想的な犬になるだろうと語った。
月曜日に彼女はリマの米国大使館にホワイト・ハウスで「イアーズ」を飼うことに興味があるかどうか問い合わせの手紙を送った。「アレルギーの心配は全くないし、とても人なつこくて可愛いですよ。」とガルヴェズさんは、ロイターに伝えている。
「男の子の子犬をオバマ氏の娘さん達にさしあげたい。そうすれば、彼女達はアレルギーを心配することなく、犬を飼うことを経験できるでしょう。」
無毛種、又は、ヴァリンゴ(Viringo)種は、3000年前に存在し、ラテン・アメリカ期以前の陶器にその姿が描かれている。
毛がないことによって、もっとも抱きしめたくなるようなペットではないことは確かだが、無毛犬の愛好家たちは、普通の体温に比べて高い体温でそれを補っていると言っている。

又、FNNニュースによると、仏・パリのペットショップで、犬用の服など米・オバマ次期大統領関連グッズが大人気になっているそうだ。この波は、日本の『PariEro』などのおしゃれな高級ペット・ファッション・フブティックにもやって来そうだ。
最後に、これまでホワイトハウスで飼われたペットについては、「White House Pets」で写真や動画が見られる。
2001-2008 ジョージ・ブッシュ 黒のスコティッシュ・テリア、イングリッシュ・コッカ・スパニエル
1993-2001 ビル・クリントン 靴下を履いたようなソックスと呼ばれる猫、チョコレート・ラブ
1989-1993 パパ・ブッシュ スプリンがー・スパニエル
1981-1989 ロナルド・レーガン ブーヴィエ・デ・フランダース、キング・チャールズ・スパニエル
1977-1981 ジミー・カーター 娘が先生からもらった雑種犬、サイミーズ・キャット
参考記事:
Peru offers Obamas hairless dog(BBC news、Tuesday, 11 November 2008)
White House Pets
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2008.07.07 (Mon)
洞爺湖の霧は深まるばかり


日本では七夕の今日、洞爺湖サミットが開幕された。カナダのスティーブン・ハーパー首相(49)もローリーン夫人(45)と共に来日した。ハーパー首相はG8で唯一福田首相(71)と会談していなかった首相として知られている一方、今のところ、北海道内の20市町村が首脳と交流を要望しながら、実現が難しいとされている中で、ハーパー首相は洞爺湖町に隣接するカナダのレークカウチン町と姉妹都市である伊達市を訪れ、子供たちとの交流が実現したそうだ。
私は今回のサミットはG8主要国だけで行われるものだと思っていたら、東京新聞によると、実際は、それに加え、拡大会合や主要経済国会合というものがあって、そこには中国、インド、韓国、オーストラリア、南アフリカ (アルジェリア、エチオピア、ガーナ、ナイジェリア、セネガル、南アフリカ、タンザニア)など、合わせて二十二カ国の首脳も招待されており、史上最大規模の経済サミットになるとのこと。
そのせいか、日本の警備体制も半端ではなく、北海道新聞によると、日本政府が約600億円もサミットに費やしていることを英タイムズ紙に指摘されているそうだ。それによると、日本はサミット運営費に英国の3倍以上の経費をかけており、その半分が警備費用に充てられているらしい。600億円あったら、400万人のエイズ患者の治療ができるという。
これだけ税金を費やしても、それなりに効果があればいいのだが、実際はほとんど各国首脳の「慰安旅行」くらいの意味しか持たないのが現実ではないだろうか。 その例が6日の日米首脳会談だ。福田首相は、2050年までに温室効果ガス半減の長期目標合意に向け、ブッシュ大統領を説得しようとしたが、全く功をなさなかった。その結果、欧州委員会のバローゾ委員長も、20年から30年をめどとする温室効果ガス削減の中期目標に数値を明記することが困難になったとの見通しを示している。又、北朝鮮の拉致問題においても、ブッシュ大統領から問題解決への具体的な協力の意思表示は示されていない。
日本ではあまりNGОの抗議活動の様子や警備員、警官の対応などは報道されていないようだが、英国ではBBCが活動家によって撮影された抗議活動の動画をYouTubeにアップしている。
Protests ahead of G8 summit
そんなわけでサミット反対デモが行われるのも当然のことだろうと思う。日本の平和ボケ国民の中にはなぜサミットに反対するデモが行われるのかわからない人も多いと思う。『天木直人のブログ』「2008.7.6. サミット前日に考える事」でも紹介されていたスーザン・ジョージ氏の説明がわかりやすいと思うので、彼女の東京講演の模様をYouTubeから紹介しよう。
G8サミットは不法(illegitimate)だ!@スーザン・ジョージ東京講演(通訳付)
G-8に集まっている国は地球上の人口のわずか14%を代表しているに過ぎない。その指導者たちは、自分たちの国では選挙で選ばれたかもしれないが、世界を支配する役割を担うために選ばれたものではない。しかも、この指導者達ですら、自分たちの国において正当に国民を代表していないかもしれないのだ。
その指導者たちが、世界を代表しているがごとく振る舞うそんな会議に正統性はない。例えば、ジョージ・ブッシュは自国でも信用されていないし、英国のブラウン首相や仏国のサルコジ大統領は就任して1年しかたっておらず、支持率も38~39%と低い。そして、私は日本の福田首相も国民から人気がないのを知っている(会場から笑い)。(後半略)
福田首相は支持率20%前後だから、ブラウン首相やサルコジ大統領よりもずっと低くなる。問責決議案も出されているこんな首相が辞任せずにサミットの議長をやっているっていうんだからあきれてしまう。
さらに、
サミットに反対している団体って、なぜ、反対なんですか? 僕は、先進国の首脳が集まることに、大変な意義を感じるんですが
という質問に対して、答えていた『Yahoo!知恵袋』のベスト・アンサーもわかりやすかったので紹介しよう。
会議をする国について
・ 世界の問題を8ヵ国だけで決めるのはおかしい(G8は国際法上の手続きを経た会合ではない)
・ 会議内容はほとんど極秘で各国首脳、閣僚、官僚、大企業などごく一部のお金持ちや権力者にしか知らされないのはおかしい
(⇒世界には200カ国近く国があるのに、8カ国だけ集まるのは民主主義じゃないよね)
貧困問題編
・ 経済のグローバル化反対
・ ネオリベラリズム(新自由主義)反対
(⇒石油や食糧などの資源を大企業が独占するのはダメだよね。途上国は先進国の食糧生産するためにあるわけじゃないでしょ)
環境問題編
・ CO2排出権の売買はおかしい
・ 原子力発電の積極的推進反対
(⇒どこらへんがエコなのかとw)
戦争編
・ G8は「テロとの戦争」を名目として軍事力を拡大し、無用な殺戮や、人権侵害を行っている
これ以上先進国の安全保障を優先し、核兵器所有、軍隊・軍事基地の拡大・拡張等を推し進めることは許さない
(⇒戦争は最大の環境破壊・人権侵害でしょ。イラク戦争に至った理由もウソだらけでしたよね、アメリカさん♪「テロとの戦い」といいつつ、目障りな市民運動家を弾圧してるだけでしょ)
表現・言論・集会の自由編
・ G8サミットに関する市民団体・NGO関係者のビザ発給・入国の拒否をするのはおかしい
・ 不当な逮捕・家宅捜索反対
(⇒反対運動の準備をしてたり、来日しようとした日本人・外国人の方が捕まったり、入国拒否されたらしーです)
まとめ
洞爺湖サミットで決めることは、世界の戦争・紛争の増加、貧困拡大、環境破壊を推し進めるためのもの。
お金持ちの国の、お金持ちの人の利権が拡大するだけで、民主主義では決してない。
それはG8以外の国だけでなく、日本(G8諸国)のわたしたちの生活にも直結する問題だ
だから反対する
という感じかな。
いろんな反対団体の主張を見てまとめました。
説明不十分な点が多すぎて「?」がいっぱいあると思いますが、「ネオリベラリズム」辺りをキーワードに書籍を探して読んでみて下さい。
このほかに本当か嘘かわからないけれども、YouTubeには洞爺湖サミットのためにつくられた1億1000万円の公衆トイレの動画もあった。
1億1000万円の公衆トイレ[G8 北海道洞爺湖サミット]
これだけサミットにはふんだんにお金を使いながら、ホームレスの男性には生活保護を支給するのをしぶっている日本。外面ばかりよくしようとして内面が悪いって、誰もが知っているのに全く改善される兆しがないってやっぱりどこかおかしいよ。
「生活保護不支給は違法」=ホームレス男性が提訴-東京地裁 (時事通信 7月7日)
所持金が数百円しかなく、住む場所もないのに生活保護を支給しないのは違法だとして、東京都内でホームレス生活を送っている横山正美さん(57)が7日、新宿区を相手取り、申請を却下した処分の取り消しと、月約13万円の支払いを求める訴えを東京地裁に起こした。
訴状によると、路上や公園で寝泊まりしていた横山さんは6月、同区に生活保護を申請したが、「仕事は十分確保できる」と却下された。
原告側は「住所や連絡先もない状態では就労の道が事実上閉ざされており、却下は実情を無視している」と主張。ボランティアの炊き出しに頼る困窮した生活は、受給要件を満たすとしている。
横山さんは提訴後に記者会見し、「ホームレスにはもっとひどい境遇の人たちがいる。その人たちのためにも道しるべになりたい」と語った。
代理人の渡辺恭子弁護士は「都内だけでも数千人いるホームレスに対する行政の姿勢を問いたい」としている。
今回の北海道洞爺湖サミットの主要テーマは、アフリカ支援、地球温暖化防止、原油・食料問題、核不拡散の4つということだけど、これらの問題はG8で推奨されてきた新自由主義政策がもたらしたものではないのだろうか。新自由主義によって、国内の格差だけでなく、国同士の格差も開き、その結果、米国のように富める国が生まれた一方、アフリカのように貧困に悩まされる国も増えた。G8の国々によって地球温暖化が加速され、ブッシュのエタノール政策によって原油・食料の値段が高騰した。米国の脅威を感じた貧しい国々は自国を防衛するために核を持つようになった。
ローマ法王ベネディクト16世はG8サミットに「貧困、飢餓対策」を期待するとの声明を発表した。アフリカに支援するのはいい。しかし、アフリカだけでなく、新自由主義によって広まった各国の貧困、飢饉の状況を報告し合い、それに対する解決策を助言し合うことこそG8サミットの重要テーマとなるべきであったのではないか。
関連記事:
『亡国魑魅魍魎録』洞爺湖サミット600億円とその面子
『晴天とら日和』 サミットを前に「日米首脳共同記者会見」(どうでもいいような備忘録)
洞爺湖サミットでは、環境問題も重要だけど、新自由主義がもたらした貧困問題こそ優先されるべきと思ったら、今日もランキングの応援よろしくお願いします。

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ジョージ・ブッシュ |
2008.05.31 (Sat)
マクレラン元報道官のブッシュ政権暴露本は米大統領選に影響するか

Photo from WashingtonPost
このところ北米のテレビで連日話題に上っているのが、ホワイト・ハウスで2年9ヶ月の間、ブッシュ政権で報道官として働いてきたスコット・マクレラン元報道官がブッシュ政権についての手厳しい暴露本を書いたことだ。マクレラン氏はブッシュ大統領がテキサス州知事だったころから報道官を務めてきており、ブッシュ大統領とはかなり長い付き合いとなる。
本来は6月2日に発売される予定だったその著書“What Happened: Inside the Bush White House and Washington's Culture of Deception”が、ひと足早く店頭に並ぶと、いきなり
![]() | What Happened: Inside the Bush White House and Washington's Culture of Deception (2008/06/02) Scott Mcclellan 商品詳細を見る |
米大統領の元報道官が暴露本、ブッシュ政権を厳しく批判(AFP 5月29日)
2003-06年にジョージ・ブッシュ(George W. Bush)大統領の報道官を務めたスコット・マクレラン(Scott McClellan)氏が、6月に発売される新著の中で、イラク戦争について「不必要なもので、欺まんに満ちたプロパガンダによって国民に売り込まれた」などと厳しく批判していることが明らかになった。米メディアが28日報じた。
マクレラン元報道官は、341ページにわたる回想録「What Happened: Inside the Bush White House and Washington's Culture of Deception(何が起こったのか――ブッシュ政権の内幕とワシントンの欺まんの文化)」の中でブッシュ政権を痛烈に批判している。
政治関連の記事を扱うウェブサイト「ポリティコ(Politico.com)」によれば、マクレラン氏はイラク戦争について「不必要な戦争」「戦略上の大失敗」と述べ、大統領の側近らが不都合な真実に目をつぶって戦争に突き進んだと非難。今でもブッシュ大統領を尊敬しているとしつつ、「大統領と側近たちは、イラク戦争をめぐって国民の支持を取りつけ、維持するために欠かせない率直さと誠実さを、政治的プロパガンダと混同した」として、国家安全保障分野の側近たちの過失を指摘しているという。
マクレラン氏は報道官時代、記者会見などでブッシュ政権の政策を擁護する立場を取っていた。
マクレラン氏はまた、2005年のハリケーン「カトリーナ(Katrina)」で甚大な被害が出たことについても、側近たちが「最初の1週間の見ぬふりで過ごした」と糾弾。「米史上最悪の自然災害が、ブッシュ大統領の最悪の大失策になってしまった。大統領がそれ以前に行った決定、特にイラク問題で率直になろうとせず、戦後に備えることもないまま誤った計画に基づいて戦争に走ったことが、カトリーナの大惨事の受け取られ方をさらに悪くした」と述べている。
また、コンドリーザ・ライス(Condoleezza Rice)国務長官について「どれほど事態が悪化しても決して自分の手を汚さなかった」「問題を察知した上で順応し、気の滅入るような問題は避け、自分をスターのように見せる方法を熟知している」などと、ディック・チェイニー(Dick Cheney)副大統領については、まったく痕跡を残さず裏で糸を引く「手品師」などと批判的に評しているという。(c)AFP
今この時期に出版されたこのブッシュ政権暴露本が米大統領選にどのような影響を与えるのかが注目されている。意見はさまざまだが、毎日新聞の米国:ブッシュ大統領元報道官が暴露本 「イラク開戦は大失敗」という記事に、米大統領選で、「イラク政策で現政権との類似性が指摘される共和党のマケイン上院議員陣営に、マイナスの影響を及ぼしそうだ」と書かれている通り、この本がブッシュからイラク戦争を継承することを宣言したマケイン氏を不利な状況に導くのではないかという見方が多い。
一方、米大統領選について毎週詳細にわたってレポートしてくれている冷泉彰彦氏の『from 911/USAレポート』第358回 「ヒーロー像は戻ってくるのか?」によれば、この暴露本は必ずしもマケイン氏にとってマイナスの影響があるとは限らないと書かれている。以下、同氏の『from 911/USAレポート』より転載。
(前略)正確に言えば「今このタイミング」がベストかは分からないのですが、いずれにしても早晩マケインとしては「脱ブッシュ」をしてゆかねばならないわけで、こうした「ブッシュ批判本」が話題になるというのは、それを可能にする追い風でこそあれ、マケインへの逆風とはならない、いやしてはならないのだと思います。そうした独自色を出してゆくタイミングとしては、恐らく副大統領指名という問題が一つの契機になるように思われます。今現在は、例えば元民主党の副大統領候補で、現在は中間派の上院議員であるユダヤ系のジョセフ・リーバーマンなどの名前も取り沙汰されるなど、相当のサプライズを含む検討がされているようですが、とにかくそうした人選を含めて、マケインが本気を出してゆけば選挙戦のムードは一変するでしょう。(後略)

一方、米民主党の大統領候補指名争いは、いよいよ最終段階で、オバマ上院議員とヒラリー・クリントン上院議員の陣営が、すでに非公式協議に入っており、来週初めには決着がつきそうだ。
最近のヒラリーの問題発言も指名争いの決着をつける手助けをしたようだ。
前述の冷泉彰彦氏の『from 911/USAレポート』第358回 「ヒーロー像は戻ってくるのか?」から一部引用させていただく。
先週から今週にかけては、ヒラリーの「暗殺」発言が全米を駆け回りました。問題になっているのは、次のような箇所です。文脈としては、もういい加減に運動から撤退しないのか、という問いへの「ノー」を言うという流れでの発言です。
“My husband did not wrap up the nomination in 1992 until he won the California primary somewhere in the middle of June, right? We all remember Bobby Kennedy was assassinated in June in California. I don’t understand it,”
(訳)私の夫は1992年にカリフォルニア予備選が六月中旬に行われるまで選挙運動を止めなかったでしょ。それに私たちみんなはボビー・ケネディがカリフォルニアで暗殺されたのも六月だったことを覚えているわ。だから、(ここで止めるなんていうことは)私には理解できないんです。
この「失言」に関しては、特にMSNBCのキース・オルバーマンというキャスターが番組の中で、6分以上にわたって「上院議員(ヒラリーのこと)、あなたは一体どうしたんですか? 黒人本格候補と、ガラスの天井を打ち破った女性候補による歴史的な予備選は、あなたの『暗殺』という一言で完全に汚されてしまったんですよ」と激しい調子で糾弾し、それが「ユーチューブ」などで広まる中でたいへんなインパクトを持ってしまいました。このために、もう民主党では「オバマ=クリントン」の正副の組み合わせは不可能になったのでは、とも言われています。
このままでいくと、オバマ氏が優勢だが、ヒラリーの方もまだ完全にさじを投げたわけではない。最後の最後まであきらめずに闘う姿に打たれ、ヒラリーを応援する人もいるそうだが、ヒラリーもヒラリーで、共和党のマケイン氏に勝てるのは、オバマ氏よりも私なのよと強気で訴えている。
ヒラリーの最後まで強気に闘う姿には失言などもあったが、女の清さのようなものも感じられた。米国初の女性大統領にはなれそうもないけど、ここまで闘える女は全米広しと言えどもヒラリーしかいなかっただろう。さて、オバマはヒラリーを副大統領として迎えない理由はないなどと少し前に発言していたが、果たして、ヒラリーの失言によって考えが本当に変わってしまったのだろうか。又、ヒラリーも副大統領の地位を与えられたら、引き受けるかどうか気になるところだ。
その他の参考記事:
『Variety Japan』イラク戦争のために世論操作!?元側近によるブッシュ暴露本にワシントン紛糾 (2008/05/30)
"WashingtonPost" Culture of Deception By Jonathan Yardley (Thursday, May 29, 2008)
from 911/USAレポート / 冷泉 彰彦バックナンバー
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2007.04.30 (Mon)
安倍とブッシュの小学生並み日米首脳会談
昨日の読売の記事を読むと「広範囲の課題で一致、首相の初訪米ひとまず成功」とまるで、安倍とブッシュの日米首脳会談がうまくいったかのように書かれているが、実際は、安倍の訪米はまるで小学生のお使いのように役立たずで、またもや税金の無駄遣いに終わったようだ。北米のニュースでも日米首脳会談の様子が報じられるだろうと期待していたのだが、私が見ていた限りでは全くなかった。
まずは、その読売の記事を紹介しよう。
【ワシントン=松永宏朗】安倍首相が27日午前(日本時間27日深夜)、米メリーランド州のキャンプデービッド山荘で行ったブッシュ大統領との首脳会談では、北朝鮮の核、日本人拉致問題で両国が共同歩調をとることが確認された。
そのほか、在日米軍再編やイラク復興だけでなく、環境問題でも協力を約束し、日米同盟のさらなる広がりを目指した首相の初訪米は、ひとまず成功に終わった。
大統領は首脳会談で、北朝鮮をテロ支援国家リストから外すかどうかを検討する際、「拉致問題を考慮に入れる」と明言した。6か国協議に関連して、「このプロセスが、拉致被害者に対する強い感情を弱めるものであってはならない」と述べる場面もあった。
日本では、米国が融和的な対応に転じ、拉致問題を重視して強硬姿勢を貫く日本だけが孤立するのではないかという懸念があった。それだけに、大統領が拉致問題を重視し、北朝鮮が6か国協議の合意を履行しなければ圧力を強める姿勢を示したことを、日本側は高く評価している。
(2007年4月28日14時9分 読売新聞)
少しでも外交に詳しい人が読んだら誰もがこれのどこが成功に終わったのかと思わずつっこみたくなるだろう。まず、「北朝鮮の核、日本人拉致問題で両国が共同歩調をとることが確認された」ということだが、日本とアメリカは同盟国なんだから、共同歩調をとるのはあたりまえのことで、これはすでに2月の六ヶ国協議で話し合われたことである。
それどころか、ホワイトハウスの"President Bush and Prime Minister Abe of Japan Participate in a Joint Press Availability Camp David"というブッシュと安倍の記者会見の様子を書いた記事によると、2月13日に六ヵ国協議で合意された内容以上のことは何も話されていなかった。北朝鮮政策に関する日米の差の違いを修復する事が今回の訪米の重要な議題の一つであったにもかかわらず、修復するまでも至らず、逆に自国内における新規原子力発電所の建設や第三国における民生用原子力の促進に同意する「原子力エネルギー共同行動計画」に署名、イラク、アフガン復興のために自衛隊の滞在期間の延長、米国産牛肉の輸入増加など米国の要求ばかり押し付けられて、おずおずと帰ってきたというのがあほ晋三の訪米の結果だった。

キャンプ・デイヴィッドでの記者会見の動画
↑安倍が英語を話しているように見えるが、安倍の日本語を同時通訳されているだけ。
ブッシュのスピーチより:
我々の同盟、つまり全世界の同盟は共通の価値観、特に自由と民主主義への貢献に根付いている。これからもずっとパートナーであり続けるための方法について話し合った。六ヶ国協議を通したパートナーシップ以上に大切なものはない。北朝鮮がその義務を果たすために我々がお互いに何を求めているのかについて多くの時間を費やして話し合った。六ヶ国協議でのパートナー達はとても忍耐強い、けれども我々の忍耐は無限ではない。我々は、北朝鮮が2月13日の合意を履行するために全身全霊をかけて努力するよう期待している。そして、我々はこれからもパートナーたちと固く手を結んで北朝鮮に働きかけるつもりである。
We talked about the fact that our alliance -- and it is a global alliance -- is rooted in common values, especially our commitment to freedom and democracy. We discussed ways we can continue to partner together. There's no more important partnership than that through the six-party talks. We spent a lot of time talking about North Korea and our mutual desire for North Korea to meet its obligations. Our partners in the six-party talks are patient, but our patience is not unlimited. We expect North Korea to meet all its commitments under the February 13th agreement, and we will continue working closely with our partners.
読売の記事に、「北朝鮮をテロ支援国家リストから外すかどうかを検討する際、「拉致問題を考慮に入れる」と明言した」とある。考慮に入れるというあやふやな言葉を明言したと言い切るところからして笑ってしまうのだが、拉致問題が進展しようがしまいが、2月13日の同意書の目的は、北朝鮮から核兵器廃絶することであり、拉致問題については触れられていないのだから、北朝鮮が核兵器を廃絶すればそれで、テロ支援国家リストからははずされることになるのである。
この他にも、日本は、米軍再編のために3兆円を超える税金を使わされ、憲法を改悪し、集団的自衛権の行使までして、米国に協力させられたあげく、記者会見の最後には安倍が従軍慰安婦について再び謝罪させられ、とどめは、米国産の狂牛ハンバーガー(笑)がランチ。安倍は被害者の従軍慰安婦には会って謝罪しようとしないくせに、どうして、関係ない米国でこうも軽々と謝罪しているのだろうか。謝罪する相手が違うだろうに。

それにしても、ここまで一国の首相をあざ笑うかのような首脳会談はかつてあっただろうか。それを成功に終わったなどとメディアに書かせる外務省のアホどもには本当にあきれてものが言えない。
最近、とてもお気に入りのブログ、『山本恵子の政界夜話』【絶望的な格差】にも安倍がいかにブッシュに足蹴にされているか書かれている。
ブッシュ牧場での面談、5月の連休を利用しての3泊4日程度の米国滞在。 それが、駐米日本大使館からホワイトハウスへの要望だった。 それに対しての回答は全てノー、ホワイトハウスでの面談なら応じようが当初の回答だったのだ。 そこで焦った外務省が、牛肉は受け入れます、慰安婦への詫び発言を安倍にさせます。 イラク派遣の延長も致しますと、媚びに媚び抜いて得たのがキャンデービットでの会談なのだ。 それでも、滞在は一日しか許されなかったのだが・・・・・
ブッシュにしても、安倍に会ったところで政権浮揚の一助にもならない。 仕方ないから会ってやる。 その表情は見え見えだ。 アメリカ人は喜怒哀楽をハッキリと顕わす。 特にブッシュはその傾向が強い。 日米首脳の共同記者会見でもブッシュの内面は垣間見えたのである。
『天木直人のブログ』「安倍訪米ー無意味な解説記事より裏話から真実に迫れ」や『立花隆の「メディア ソシオ-ポリティクス」 』「米メディアが警戒する安倍首相初訪米の中身」にも、日本の外交の下手さが批判されている。売国奴の祖父を持つ売国奴の首相によって、日本はついにアメリカの貢君になってしまったということか。
関連記事:
『晴天とら日和』アベシ、口が軽すぎる!存在も軽すぎる!おまけにシンキローより体重が軽すぎる?
↑日本のメディアではほとんど報道されなかった安倍の従軍慰安婦発言に謝罪を求める米国の市民団体のデモの様子が詳しく書かれた記事などが紹介されている。
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2006.11.09 (Thu)
米中間選挙(下院)で民主党が勝利!
この選挙の結果が、これからの日本の政治にも大きな影響を与えることは間違いない。今回の中間選挙の考察としては『安倍晋三 - トラックバック・ピープル』で見つけた、『平和のために小さな声を集めよう』の「アメリカ中間選挙で、民主党下院で過半数の、安倍への影響」が鋭い視点をもって書かれている。
今日のテレビのニュースでは、一日中この中間選挙の結果やブリトニー・スピアーズの離婚のことについてやっていた。いままでさんざん、離婚しそうだと言われていたのが、やっとここにきて現実になりそうだ。それでも今日のニュースの一番大きな話題は、ラムズフェルド米国防長官が辞任(CNN 2006.11.09)したことだろう。

↑いやに親しげな麻生害務大臣とラムズフェルド元米国防長官
今回の選挙結果を見て、アメリカの国民はやはり、イラク戦争に対する不満をぶちまけたような気がする。これまで、さんざん批判を受けていたイラク戦争を主導した張本人としてラムズフェルド米国防長官が辞任したのだから。それでも、先週、ブッシュは中間選挙後もラムズフェルドを続投すると言ってたのに、ここにきて、突如方向転換をしたのは、自分の歴史認識をコロコロと変える安倍晋三にそっくり。
『毎日新聞』にラムズフェルド米国防長官更迭のニュースを聞いた各国の反応が載っていたので要点だけここに紹介しよう。

↑ブッシュとラムズフェルドの後任のロバート・ゲイツ元(ブッシュパパが大統領だった時の)中央情報局(CIA)長官。やっぱり最後にはパパの助けが必要になったのね(笑)
まずはブッシュの記者会見の様子から。
イラク政策の誤り認める ブッシュ大統領
選挙結果には失望しているし、共和党のリーダーとして責任を痛感している。多くの米国民が昨晩の投票で、イラク情勢の停滞に不満を表明したと思っている。ラムズフェルド長官とじっくりと話し合った結果、国防総省(ペンタゴン)が新鮮な視点を必要としており、新しい指導者を迎えるのに適切であるとの点で同意した。
ラムズフェルド国防長官
21世紀初頭に起きている良く知ってもらわずに、理解されていない、複雑な戦争で指導力を発揮したブッシュ大統領に敬意を表したい。
これは皮肉か?イラク戦争を指導したのは、自分じゃなくてブッシュだと言っており、敬意を表したいというのは、ぶん殴ってやりたいというふうにとれなくもないね。(笑)
イラク対立の仏国防相
「イラク戦争は、米国の有権者の選挙での投票基準の一つとなっており、この戦争に深くかかわったラムズフェルド氏は、その結果責任を引き受けたのだろう」
イラク
政府関係者「当然の結果」
シーア派・ファッタ連邦議会議員「変化を印象付けるための「スケープゴート(いけにえ)」「ハリルザド駐イラク米大使も辞任するだろう」
ベネズエラ大統領
「イラク戦争などに反発した米国民の懲罰的な投票の結果だ」
「ブッシュ政権の崩壊が始まった」
「ブッシュ大統領も道徳的見地から辞任し、大統領選を前倒しすることが、米国だけでなく世界のためにもいい解決策だ」
「パパ(父親)ブッシュが息子の置かれた状況を見て苦しまないためにも(大統領辞任は)価値ある解決策になろう」
日本政府
外務省幹部「特に変化はないだろう」
防衛庁幹部「イラク政府への治安権限移譲の加速など微妙な違いが出てくるのではないか」
塩崎恭久官房長官「日本は国益の観点から主体的に復興支援を行っており、その姿勢は変わらない」「国際社会全体が国連決議を通じて北朝鮮に強い懸念を発している。何も変わらない」
最後に、麻生外務大臣とラムズフェルド米国防長官との会談の概要(外務省) (平成17年12月4日)
1.日米関係
(1)冒頭、麻生大臣より、先般のブッシュ大統領の京都訪問に際する会談と同大統領の演説は素晴らしかった、世界の中での日米同盟との考え方の下、日本の立場として自由と民主主義の価値観を掲げつつ米国と協力していくことを国際社会に示せたのは有意義だった、と述べた。
(2)在日米軍再編に関し、麻生大臣より、先般沖縄を訪問した際、先般の日米安全保障協議委員会(「2+2」)共同文書の勧告に対する地元の反応は非常に厳しかったが、3月までに成果を出すべく地元と調整していきたい、と述べた。
(3)米側同席者より、米軍と自衛隊の協力関係は非常に素晴らしい、との発言があった。
アメリカで最も危険だった人物と今日本で安倍の次に最も危険な人物の会話を読むとリトル寒気がしてくる。まあ、一方はいなくなったし、もう一方もそのうち消えるだろうから、それほど心配する必要もないんだけど・・・・(笑)。風は右から左に流れているようだし、米中間選挙の結果は、日本国内の米軍再編、沖縄の米軍基地の建設、沖縄知事選にも影響するだろう。
さて、次に更迭されるのは、誰だろうか?(笑)
野党4党、核論議容認発言の麻生外相の罷免要求へ
民主、共産、社民、国民新の野党4党は8日、国会内で国会対策委員長会談を開き、麻生外相が核保有の論議を容認する発言をしているのは問題だとして、安倍首相に外相の罷免を要求することを決めた。
9日にも各党幹事長らが首相官邸を訪ね、申し入れる。
これに関連し、民主党の小沢代表は8日の記者会見で、1999年に西村真悟防衛政務次官(当時)が核武装発言で更迭されたことを引き合いに、「政務次官でさえ辞任した。閣僚の重みはさらに大きい」と強調した。社民党の福島党首も記者会見で「首相が罷免しなければ、外相に対する不信任決議案提出を他の野党に呼び掛ける」と述べた。
(2006年11月8日19時3分 読売新聞)
参考記事:
『平和のために小さな声を集めよう』
「アメリカ中間選挙で、民主党下院で過半数の、安倍への影響」
「世界でもっとも危険な男」、ラムズフェルド国防長官、更迭。
『Yamaguchijiro.com』
「沖縄から見た安倍政治の行方」
「安倍政治にどう対決するか」

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