2008.11.06 (Thu)
オバマ勝利演説(全文)に全米が泣いた(YouTube)
毎晩ホテルで豪遊しながら、オレ様の金をオレ様のために使って何が悪いと開き直ったり、自宅を見にきただけでフリーター3人を逮捕させたどこかの首相とは大きな違いがあることを日本国民に気づいて欲しいので、オバマのスピーチ全文を転載する。
文だけで、じゅうぶん感動的だけど、動画と一緒に読むとより感動的なものとなると思うので、動画も一緒にアップする。スピーチの翻訳は、今朝取りかからないとなと思っていたところ、Junskyさんのおかげで、寝ている間に訳されているのを知った。長いスピーチの翻訳だったので、ところどころ、細かいところで直したいところはあるけど、大意は変わらないのでそのまま紹介させていただきたい。
Obama Acceptance Speech HQ (Part 1) 11/04
- Barack Obama Victory Speech November 4th 2008
「アメリカに変化がやってきた」 オバマ次期米大統領の勝利演説・全文 <特集・米大統領選>(2008年11月5日(水)20:57)
シカゴのみなさん、こんばんは。
アメリカは、あらゆることが可能な国です。それを未だに疑う人がいるなら、今夜がその人たちへの答えです。建国の父たちの夢がこの時代にまだ生き続けているかを疑い、この国の民主主義の力を未だに疑う人がいるなら、今晩こそがその人たちへの答えです。
この国が見たこともないほどの大行列が今日、あちこちの学校や教会の周りに伸びていました。並んだ人たちは3時間も4時間も待っていた。人によっては生まれて初めての経験でした。今度こそは違うと信じたから、今度こそ自分たちの声が違う結果を作り出せると信じたから、だからみんな並んだのです。そしてそうやって並んだ人たちが今夜、疑り深い人たちに答えを示したのです。
老いも若きも、金持ちも貧乏人も、そろって答えました。民主党員も共和党員も、黒人も白人も、ヒスパニックもアジア人もアメリカ先住民も、ゲイもストレートも、障害者も障害のない人たちも。アメリカ人はみんなして、答えを出しました。アメリカは今夜、世界中にメッセージを発したのです。私たちはただ単に個人がバラバラに集まっている国だったこともなければ、単なる赤い州と青い州の集まりだったこともないと。私たちは今までずっと、そしてこれから先もずっと、すべての州が一致団結したアメリカ合衆国(United States of America)だったのです。
私たちは今まであまりにも長いこと、あれはできないこれはできないと言われてきました。可能性を疑うよう、シニカルに恐れを抱いて疑うように言われ続けてきました。けれども私たちは今夜、アメリカに答えをもらったおかげで、手を伸ばすことができたのです。歴史を自分たちの手に握るため。より良い日々への希望に向けて、自分たちの手で歴史を変えるために。
ここまで来るのに、ずいぶん長くかかりました。しかし今日と言うこの日、この夜、この決定的な瞬間に私たちが成し遂げたことのおかげで、アメリカに変化がやってきたのです。
(下につづく・・・・)
Obama Acceptance Speech HQ (Part 2) 11/04
- Barack Obama Victory Speech November 4th 2008
先ほど少し前に、マケイン上院議員から実に丁重な電話をいただきました。マケイン議員はこの選挙戦を長く、激しく戦ってきた。しかし議員はそのずっと前から、愛するこの国のために、もっと長くもっと激しく戦った人です。マケイン氏がこの国のために払ったすさまじい犠牲のほどを、私たちのほとんどは想像すらできない。勇敢で、わが身を忘れて国に献身するジョン・マケインというリーダーがこれまで国のために尽くし、働いてくれたおかげで、私たちの世界はより良いところになりました。
私はマケイン議員を称えます。そしてペイリン知事を称えます。マケイン議員たちが成し遂げてきたことを称えます。そしてこれから、この国の約束を再生させるため、マケイン氏たちと共に働くのを楽しみにしています。
これまでのこの旅路を共にしてくれたパートナーに感謝したい。彼は心を尽くして戦い、(ペンシルベニア州)スクラントンの街で一緒に育った人たちのために語ってきた。デラウェアの自宅に電車で帰る際、一緒に乗り合わせる人たちのために戦ってきた。アメリカの次期副大統領ジョー・バイデンに、私は感謝したい。
そしてこの国の次のファーストレディ、ミシェル・オバマ。彼女が絶え間なく私を支えてくれなければ、16年前からずっと最高の親友でいてくれた彼女が、礎となって家族を支えてくれた彼女が、私にとって最愛の彼女がいなければ、私は今夜ここに立っていません。
サーシャとマリーヤ。君たちにはちょっと想像もつかないほど、お父さんは君たちを愛しているよ。君たちふたりもがんばったから、約束した通り、ホワイトハウスには、新しく飼う子犬を一緒に連れて行けるよ。
祖母はもうこの世にはいませんが、いま見守ってくれているはずです。私という人間を作り上げてくれたほかの家族と一緒に、祖母は見守ってくれています。今夜ここに家族のみんながいたらいいのに。それは少し寂しい。両親や祖父母が私に与えてくれたものは、あまりに計り知れない。妹のマヤ、姉のアルマ、そして兄弟や姉妹全員に。これまで支えてくれて本当にありがとう。みんなに感謝します。
選対責任者のデビッド・プラフに。この選挙戦の縁の下の英雄。アメリカの歴史でおそらく最高の選挙運動を設計したデビッド・プラフに、感謝したい。
そして戦略責任者のデビッド・アクセルロッドに。最初からいついかなるときもずっと一緒に歩いてくれた彼に、感謝したい。
このために集められた、政治史上最高のチームに。この結果はみなさんのおかげです。この結果を生み出すために、みなさんはたくさんのことを犠牲にしてきた。私はみなさんにいつまでも感謝し続けます。
けれどもほかの何を差し置いても、今夜のこの勝利が真に誰のものなのか、私は決して忘れません。この勝利は、みなさんのものです。みなさんのものなのです。
大統領の職を目指した人たちの中で、私は常に決して有力候補ではなかった。最初からたくさんの資金があったわけでもなければ、大勢の後援を受けていたわけでもありません。私たちの選挙戦はワシントンの広間で始まったわけではない。この選挙戦は(アイオワ州)デモインの裏庭で始まった。(ニューハンプシャー州)コンコードの居間で始まった。(サウスカロライナ州)チャールストンの玄関ポーチで始まったのです。この選挙戦は働く人たちがなけなしの貯金をはたいて、5ドルや10ドル、20ドルを提供して、そうやって築き上げていったものです。
若者は無気力だという神話を拒絶した若者たちが、給料の少ない、そして睡眠時間のもっと少ない仕事に自分を捧げるため、家と家族から離れて参加してくれた。だからこの選挙戦はますます力をつけたのです。
あるいはそれほど若くない人たちから。凍てつく寒さと焼け付く暑さにもひるまず、家から家へと赤の他人のドアをノックしてくれた人たちから力を得ました。ボランティアとなって組織を作って活動した、何百万人というアメリカ人から力を得ました。建国から200年以上たった今でも、人民の人民による人民のための政府はこの地上から消え去ってはいないのだと証明してくれた、そういう人たちから力を得たのです。
これはみなさんの勝利です。
それに、みなさんがこの選挙に参加したのは、ただ勝つためではないと分かっています。ただ私のために参加したわけでもないことも、分かっています。今晩みんなでこうやって祝いながらも、私たちは承知しているからです。明日から私たちは、この時代最大の課題に、次々と取り組まなくてはならない。ふたつの戦争。危機にさらされる惑星。100年来で最悪の金融危機。
今夜ここにこうして立つ今も、私たちは知っています。イラクの砂漠でいま目覚めようとする勇敢なアメリカ人たちがいることを。アフガニスタンの山岳で目覚めるアメリカ人たちがいることを。彼らが、私たちのために命を危険をさらしていることを。
子供たちが眠ったあと、自分たちはまんじりともせず、どうやって住宅ローンを払ったらいいのか、病院の請求書をどう払ったらいいのか、子供の大学進学費をどうやって貯めたらいいのか、眠れずに途方にくれている母親や父親があちこちにたくさんいることを。
私たちは、新しいエネルギーを活用しなくてはならない。新しい仕事を創り出さなくてはならない。新しい学校を造り、脅威に立ち向かい、同盟関係を修復しなくてはならない。
私たちの前には、長い道のりが待ち受けています。目の前の斜面は急です。目指すところに、1年ではたどりつかないかもしれない。大統領として1期を丸ごと使っても無理かもしれない。しかしアメリカよ、私たちは絶対にたどり着きます。今夜ほどその期待を強くしたことはありません。
みなさんに約束します。私たちは、ひとつの国民として、必ずたどり着きます。
これから先、挫折もあればフライングもあるでしょう。私がこれから大統領として下す全ての決定やすべての政策に賛成できない人は、たくさんいるでしょう。そして政府がすべての問題を解決できるわけではないと、私たちは承知しています。
けれども私たちがどういう挑戦に直面しているのか、私はいつも必ずみなさんに正直に話します。私は必ず、皆さんの声に耳を傾けます。意見が食い違うときは、特にじっくりと。そして何よりも私は皆さんに、この国の再建に参加するようお願いします。国を建て直すとき、アメリカでは過去221年間、いつも必ず同じようにやってきた。ささくれたタコだらけの手で、ブロックを一枚一枚積み上げ、レンガを一枚一枚積み上げてきたのです。
21カ月前、真冬の最中に始まったものを、この秋の夜に終らせるわけにはいかない。私たちが求めていた変化は、ただこの勝利だけではありません。この勝利はただ、求めていた変化を実現させるための、そのチャンスを得たに過ぎないのです。そして以前と同じようなやり方に戻ってしまったら、変化の実現などあり得ない。
みなさんなしでは、変化は実現しない。社会に奉仕するという新しい意欲がなくては、自分を捧げるという新しいスピリットがなくては、変化は実現しないのです。だからこそ私たちは今、新しい愛国心を呼び覚ましましょう。新しい責任感を呼び覚ましましょう。私たち一人ひとりがもっと参加して、もっと一生懸命努力して、自分だけの面倒を見るのではなく、お互いの面倒を見るように。
今回の金融危機から得たほかでもない教訓というのは、普通の町村が苦しんでいるのにウォール街だけ栄えるなど、そんなことがあってはならないということ。それを忘れずにいましょう。
この国の私たちは、ひとつの国として、ひとつの国民として、共に栄え、共に苦しむのです。この国の政治をあまりにも長いこと毒で満たしてきた、相変わらずの党派対立やくだらない諍いや未熟さに再び落ちてしまわないよう、その誘惑と戦いましょう。
共和党の旗を掲げて初めてホワイトハウス入りしたのは、この州の人でした。そのことを思い出しましょう。共和党とは、自助自立に個人の自由、そして国の統一という価値観を掲げて作られた政党です。そうした価値は、私たち全員が共有するものです。そして民主党は確かに今夜、大きな勝利を獲得しましたが、私たちはいささか謙虚に、そして決意を持って、この国の前進を阻んでいた分断を癒すつもりです。
かつて、今よりもはるかに分断されていた国民にリンカーンが語ったように、私たちは敵ではなく友人なのです。感情はもつれたかもしれないが、だからといってお互いを大事に思う親密な絆を断ち切ってはなりません。
そして私がまだ支持を得られていない皆さんにも申し上げたい。今夜は皆さんの票を得られなかったかもしれませんが、私には、皆さんの声も聞こえています。私は、皆さんの助けが必要なのです。私はみなさんの大統領にも、なるつもりです
この国から遠く離れたところで今夜を見つめているみなさん。外国の議会や宮殿で見ているみなさん、忘れ去られた世界の片隅でひとつのラジオの周りに身を寄せ合っているみなさん、私たちの物語はそれぞれ異なります。けれども私たちはみな、ひとつの運命を共有しているのです。アメリカのリーダーシップはもうすぐ、新たな夜明けを迎えます。
この世界を破壊しようとする者たちに告げる。われわれはお前たちを打ち破る。
平和と安全を求める人たちにお伝えします。私たちはみなさんを支援します。そしてアメリカと言う希望の灯はかつてのように輝いているのかと、それを疑っていたすべての人たちに告げます。私たちは今夜この夜、再び証明しました。この国の力とは、もてる武器の威力からくるのでもなく、もてる富の巨大さからくるのでもない。この国の力とは、民主主義、自由、機会、そして不屈の希望という私たちの理想がおのずと内包する、その揺るぎない力を源にしているのだと。
それこそが、アメリカと言う国の素晴らしさです。アメリカは変われるという、まさにそれこそが。私たちのこの連邦は、まだまださらに完璧に近づくことができる。私たちがこれまで達成してきたことを見れば、これから先さらに何ができるか、何をしなくてはならないかについて、希望を抱くことができるのです。
(下につづく・・・・)
Obama Acceptance Speech HQ (Part 3) 11/04 - Victory Speech
今回の選挙には色々な「史上初」があり、これから何世代にもわたって語り継がれるいろいろな物語がありました。けれども私が今夜なによりも思い出すのは、アトランタで投票したひとりの女性の物語です。彼女はほかの何百万というたちと同様に、この選挙に自分の声を反映させようと行列に並びました。ただ1つだけ、ほかの人と違うことがあります。アン・ニクソン・クーパーさんは106歳なのです。
奴隷制が終ってから一世代後に、彼女は生まれました。道路を走る自動車もなければ、空を飛ぶ飛行機もなかった時代です。その時代、彼女のような人はふたつの理由から投票できなかった。女性だから。そして皮膚の色ゆえに。
さらに私は今晩、アメリカで生きた100年以上の間にクーパーさんが目にした、ありとあらゆる出来事を思っています。心を破られるほどの悲しみ、そして希望。困難と、そして進歩。そんなことはできないと言われ続けたこと。にもかかわらず、ひたむきに前進し続けた人たちのこと。あのいかにもアメリカ的な信条を掲げて。Yes we can。私たちにはできる、と。
女性は沈黙させられ、女性の希望は否定されていた時代にあって、クーパーさんは生き続け、女性が立ち上がり、声を上げ、そしてついに投票権に手を伸ばすのを目撃したのです。Yes we can。私たちにはできるのです。
アメリカの大草原に絶望が吹き荒れ、大恐慌が国を覆ったとき、クーパーさんは「新しい契約(ニュー・ディール)」と新しい仕事と新しく共有する目的意識によって、国全体が恐怖そのものを克服する様を目撃しました。Yes we can。私たちにはできるのです。
この国の湾に爆弾が落下し、独裁が世界を支配しようとしたとき、時の国民が立ち上がり、偉業を達成し、そして民主主義を救うのをクーパーさんは見ていました。Yes we can。私たちにはできるのです。
クーパーさんは(人種隔離政策が行われていたアラバマ州)モンゴメリでバスが黒人を差別するのを知り、(同州)バーミングハムで警官が消火ホースの水でもって黒人を抑圧するのを知り、(流血のデモ行進が行われた同州)セルマの橋を知り、そしてアトランタからやってきた牧師と時代を共有しました。アトランタからやってきたその牧師は人々に「We shall overcome(私たちは克服する)」と語った。Yes we can。私たちにはできるのです。
人が月面に着陸し、ベルリンでは壁が崩壊し、われわれの科学と想像力によって世界はつながりました。
そして今年、この選挙で、彼女は指でスクリーンに触れ、そして投票したのです。なぜならアメリカで106年生きてきて、幸せな時代も暗い暗い時代もこのアメリカでずっと生きてきて、クーパーさんは知っているからです。このアメリカと言う国が、どれほど変われる国なのか。
Yes we can。
アメリカよ、私たちはこんなにも遠くまで歩んできました。こんなにもたくさんのことを見てきました。しかしまだまだ、やらなくてはならないことはたくさんあります。だから今夜この夜、改めて自分に問いかけましょう。もしも自分の子供たちが次の世紀を目にするまで生きられたとしたら。もしも私の娘たちが幸運にも、アン・ニクソン・クーパーさんと同じくらい長く生きられたとしたら。娘たちは何を見るのでしょう? 私たちはそれまでにどれだけ進歩できるのでしょうか?
その問いかけに答えるチャンスを今、私たちは手にしました。今この時こそが、私たちの瞬間です。
今この時にこそ、私たちは人々がまた仕事につけるようにしなくてはなりません。子供たちのために、チャンスの扉を開かなくてはなりません。繁栄を取り戻し、平和を推進しなくてはなりません。今この時にこそ、アメリカの夢を取り戻し、基本的な真理を再確認しなくてはなりません。大勢の中にあって、私たちはひとつなのだと。息をし続ける限り、私たちは希望をもち続けるのだと。そして疑り深く悲観し否定する声に対しては、そんなことできないという人たちに対しては、ひとつ国民の魂を端的に象徴するあの不朽の信条でもって、必ずやこう答えましょう。
Yes we can。
ありがとう。神様の祝福を。そして神様がアメリカ合衆国を祝福しますように。
国民を無視し続け、ある一定の軍事産業関連者や富裕層だけが利益を貪っていたブッシュ共和党政権をなんとか変えたいと願い、長い列を作って長い時間待ってまでも投票した米国有権者もすばらしければ、「ほかの何を差し置いても、今夜のこの勝利が真に誰のものなのか、私は決して忘れません。この勝利は、みなさんのものです。みなさんのものなのです。」と語るオバマもすばらしい。
個人的には、オバマ家がホワイトハウスでどんなワンちゃんを飼うのか興味があるんだけどね。
オバマめ、泣かせるスピーチをしやがってと思ったら、今日もランキングの応援宜しくお願いします。

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2008.11.05 (Wed)
米国大統領選:オバマ優位の情勢

写真右:米大統領選の投票用紙(CNN.jpより)
オバマ氏優位で米大統領選の投票開始、歴史に残る選挙戦に(CNN.jp 11月5日)


写真右:アリゾナでシンディ夫人と投票をするマケイン(CNN)。
選挙管理委員会によると、3日までに期日前投票などを済ませた人は2400万人を超え、過去最高となった。有権者登録(特に黒人)が記録的に伸び、投票率もこれまでで最高投票率が予想されている。過去の最高記録は、フランクリン・ルーズベルト(民主党)が再選された1940年の65.2%。前回2004年にブッシュ大統領とジョン・ケリー上院議員が争った時の投票率は60.7%だった。
CNNが3日まとめた世論調査の集計結果では、支持率はオバマが51%で、44%のマケインをリード。総数538人の選挙人による投票のうち、勝利に必要な投票数は270人となっている。"The Huffington Post"では、オバマが364人、マケインが174人を獲得することを予測している。
大統領選の結果は、有権者の投票数ではなく、選挙人の数で決まる。選挙人とは何かというと、各州に振り分けられた【連邦議会下院議員又は代表者】+【上院議員】で、上院議員は各州に2人だが、下院議員はその州の人口に比例して増えたり減ったりしているため、各州で選挙人の数が変わってくる。そして、その州の勝利者が選挙人の投票を全て獲得できることになる。
各州の選挙人の投票数(Electoral Votes)が書かれた地図。

米国でもっとも選挙人の数が多いのがカリフォルニアで、55人となっているが、カリフォルニアでは、すでにオバマの勝利が予想されている。その他、選挙人の数が多い州で、オバマ勝利が予測されている州は、ニューヨーク(31)、オバマのホームタウンであるイリノイ(21)、ミシガン(17)、ニュー・ジャージー(15)、マサチューセッツ(12)ワシントン(12)、メリーランド(10)などがある。
マケイン優勢で選挙人の多い州は、ブッシュのホームタウンであるテキサス(34)、マケインのホームタウンのアリゾナ(10)、テネシー(11)、アラバマ(9)、ケンタッキー(8)、サウス・カロライナ(8)、オクラホマ(7)、ミシシッピ(6)、カンザス(6)などがある。
投票結果は下のサイトで見られる。
過去5回の大統領選における選挙人獲得結果(Nov. 4th, Toronto Star 紙面より):
(青=民主党;赤=共和党)
2004 Bush/Cheney 286 Kerry/Edwards 251
2000 Bush/Cheney 271 Gore/Lieberman 266
1996 Clinton/Gore 379 Dole/Kemp 159
1992 Clinton/Gore 370 Bush Sr./Quayle 168
1988 Bush Sr./Quayle 426 Dukakis/Bentsen 111
オバマは大統領選のキャンペーンの中で、ワシントン政治の「変革」、イラク駐留米軍の早期撤退、年収が2000万円以下の中間層の減税などを前面に掲げ、8年にわたったブッシュ政権への失望が深まる若者層中心に支持を拡大した。一方のマケイン氏はブッシュとは違う中道派的な政策やイラク戦争勝利までの米軍駐留などを強調した。
選挙戦終盤で、マケインが副大統領候補として任命したサラ・ペイリンのインタビューでの発言が問題となってマケインの足をひっぱり始め、米国が金融危機に直面すると、マケインの優柔不断な態度に不満を持った国民が、オバマの臨機応変な対応策を支持し、それまでもオバマの支持率はマケインよりもわずかに高かったが、その後、両者の支持率の差はどんどん開いて行った。
これまでの世論調査で優位を保つオバマ氏が勝利すれば、8年ぶりの民主党政権の誕生となる。オバマが勝利したところで、経済危機の中、正常な状態に戻るまで時間がかかるだろうが、これからがオバマの腕のみせどころだ。オバマ政権によって米国が変わったとき、米国にもっとも近いカナダやアメリカの同盟国である日本が影響を受けるのは当然であり、それゆえに、私たちは、米国大統領選の行方を固唾をのんで見守っている。
米国大統領選に関する過去ログ:カテゴリー「米大統領選挙」
参考記事:
オバマ氏優位で米大統領選の投票開始、歴史に残る選挙戦に(CNN.co.jp)
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2008.10.31 (Fri)
米国大統領選:アメリカン・アイドルを越える視聴率を記録したオバマのキャンペーン用30分番組
米カリフォルニアで、ハロウィン用の飾り付けとして、今月の初めから、サラ・ペイリンの等身大「首つり」人形が道路に面した住宅の屋根からつり下げられていたそうだ。これと共に、屋根の煙突には、ジョン・マケインらしき人形が赤い紙で作られた炎で燃やされていたらしい。これに近隣の住民からの苦情が1000通以上も市に殺到し、市長がこれらの人形を設置したチャド・マイケル・モリセットさんに撤去を求め、チャドさんは撤去することにしたそうだ。

ペイリン氏の「首つり人形」、市長が撤去説得 カリフォルニア
2008.10.30 Web posted at: 20:27 JST Updated - CNN/AP
いくらハロウィンが子供を怖がらせる日と言っても、これはちょっとやり過ぎだろう。あまりにも悪趣味すぎる。特に等身大ということだから、遠くからみたら、本物に見えるかもしれないし。近所から苦情が殺到するのも当然だ。
ハロウィン前夜の昨晩、9時から30分間、「全米が泣いた」オバマ氏の大統領選挙用キャンペーン番組が放映された。米国の中間層に属する人々の日常生活を追いながら、彼らが直面する経済問題や雇用問題や医療保険問題などについて、オバマが彼の政策を説明するという設定で、さまざまな市民の話を熱心に聞いて、ざっくばらんに市民と話し合うオバマの姿がとても感動的だった。この番組を見た視聴者のほとんどが、オバマが大統領になれば、米国は必ず変わるだろうと確信したに違いない。
ニールセン・メディア・リサーチの発表によると、オバマ氏の番組は、NBCとCBS、FOX、ユニビジョンなどの主要ネットワークやケーブル局など、合計7局で放送され、3350万人以上が視聴したそうだ。今回の番組を放映した費用は、5億円と言われている。
北米で最も人気の高いテレビ番組であるアメリカン・アイドルの昨シーズンの週間視聴者数が、平均2800万人超だったということだから、それを上回る視聴率だったことになる。
英語がわからなくても、気持ちは伝わると思うので、みなさまにもぜひご覧いただきたいと思う。

米大統領選、オバマ氏の番組を3350万人が視聴 (ロイター)
埋め込みできないが、下のリンクが動画へのリンクとなっている。
アメリカの物語、アメリカの解決法:30分スペシャル
特に日本の政治家の方々に、人種問題というハンディキャップを乗り越えて、オバマがどのように米国民の心を掴んだのか、見ていただけたらと思う。
最後にオバマはこの動画の中で、省エネの車をこれまでは輸入していたが、これからは、アメリカ国内で作って行きたいと言っていた。これは、日本の自動車産業にとって悪いニュースで、これより先、北米市場は期待薄かもしれない。
逆に、オバマは戦争に嫌悪感を持つ平和派なので、日本での米軍キャンプの撤退や縮小などは訴えようによれば、可能かもしれない。
日本にとっては、いい面も悪い面も両方あるだろうが、とにかく、オバマが大統領になれば、米国は劇的に変わるだろう。
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2008.10.30 (Thu)
米大統領キャンペーン・ネイルアートはいかが?

フロリダのネイプルに「the Before and After Salon 」というネイルサロンを持つクリスティアン・ローソンさんは、ホワイトハウスのネイルアートで2008年大統領選レースの話題を振りまいている。
「ついにやったわ。多くの人にとても人気があるのよ。楽しんでやっているわ。」とローソンさん。

キャラクターは、ジョー・バイデン、バラック・オバマ、ジョン・マケイン、サラ・ペイリンから選べるようになっている。
ローソンさんは、これまで何人の女性が大統領キャンペーンのネイルアートをリクエストしたかは記録していないのでわからないが、みんなが選ぶは同じ人。
「サラ・ペイリンよ。みんなサラ・ペイリンが大好きで、ペイリンになりたがっているみたい。最初は彼女の眼鏡が流行ったけど、今度はネイルよ。」とローソンさん。
マケインとオバマも人気があるけど、バイデンはこれまでリクエストがないそうだ。もっとも、このネイルアートを見てみると、バイデンに全然似てない!それがリクエストのない理由だろうね。決してバイデンの人気がないからということではないと思うよ。
30分で25ドル。それだけで、大統領選挙で誰に投票するかみせびらかすことが出来るなんて素敵じゃない?日本でも流行ったりして。このネイルアートのイラストは、いまいちへたくそなところがかえって受けているのかもしれないけど、日本のネイルアーチストだったら、もっと上手に描くだろうね。
Campaign Nail Art
注)残念ながら、上の動画は、もしかしたら日本では見られないかもしれない。
ネイルアートで大統領選に手を貸すなんて、なかなか面白いじゃんと思ったら、
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2008.10.26 (Sun)
米国大統領選:マケインが挽回に必死だが、全て裏目に出て自滅

サラ・ペイリンのピカピカの赤いハイヒール
Fairfax, Virginia, September 10, 2008. REUTERS/
Jason Reed US PRESIDENTIAL ELECTION CAMPAIGN 2008 (USA)
米大統領選まであと10日を切り、終盤を迎えているが、10月18日の『きっこのブログ』「オバマ氏が大統領に当確!」にもあったように、勝負はほとんど決まっている。それにもかかわらず、マケイン陣営はどんなに汚い手を使ってでも最後の最後まであきらめようとしないようだ。しかしながら、マケインが悪あがきすればするほど、事態はますます悪化し、オバマとマケインの支持率はますます開くばかりだ。今日は、そんなニュースをいくつか集めてみた。
「オバマ支持者から暴行」と狂言=マケイン選対スタッフ-米 (時事通信)
【ワシントン24日時事】米ペンシルベニア州ピッツバーグで24日までに、大統領選の共和党マケイン候補の選対ボランティアの女(20)が、強盗から民主党オバマ候補を支持するよう脅迫され暴行を受けたと通報したが、後に狂言だったと告白する騒ぎがあった。
CNNによると、女は22日夜、同市内の現金自動預払機(ATM)で現金を引き出した際、刃物を持った黒人の男に金を奪われた上、「バラク(オバマ氏)の支持者になれ」などと脅されて殴るけるの暴行を受けたと通報。女の右ほおには、バラクの頭文字「B」を反転させた形のひっかき傷があり、強盗犯につけられたと訴えていた。
[ 2008年10月25日9時4分 ]
しかし、いくらなんでもありといっても、ここまでやるか、普通(爆)。
さらに、これまでさんざんオバマはテロリストと親密な関係があると中傷してきたマケインだが、本場のテロリストがマケイン支持を表明した。これじゃ、全く逆効果だよね。
アル・カーイダはマケイン氏「支持」、失政継承を期待して (読売新聞)
【ワシントン=黒瀬悦成】ウサマ・ビンラーディン率いる国際テロ組織、アル・カーイダ系の複数のウェブサイトが、米大統領選の共和党候補、マケイン氏を「支持」する論評を相次ぎ掲載していることがわかった。
いずれも、マケイン氏が当選すれば「イラク戦争などで米国を疲弊させたブッシュ大統領の失政を継承する」と期待しており、想定外の勢力からの“ラブコール”が選挙戦にも微妙な影響を与えそうだ。
一連の論評は、この数週間に掲載された。いずれも米株式市場の暴落を一様に歓迎した上で、こうした事態は「イラクやアフガニスタンで米国を長期戦に引きずり込み、米経済を疲弊させるアル・カーイダの戦略が奏功している証拠だ」などと主張している。
さらに、アル・カーイダと特に密接な関係にあるとされるサイト「アル・ヘスバ」は20日、「選挙前に大規模な対米攻撃を決行すれば、米市民はマケイン氏に投票する」と指摘。同サイトの情報を翻訳した米企業「サイト・インテリジェンス」は、「米国に消耗戦を続けさせるには、対外強硬主義でタカ派と見なされるマケイン氏の方が好ましい、とのアル・カーイダの思惑が一連の情報から透けて見える」と指摘した。
[ 2008年10月25日9時14分 ]
マケインがさんざん違いを強調してきたテロリストの友達の友達(笑)ブッシュも、勿論マケインに一票。
<米大統領選>ブッシュ大統領が期日前投票、マケイン氏に (毎日新聞)
【ワシントン小松健一】ブッシュ米大統領とローラ夫人は24日、大統領選(11月4日)の期日前投票をホワイトハウスで行い、共和党候補のマケイン上院議員に投票した。ペリーノ大統領報道官が明らかにした。投票用紙は私邸のあるテキサス州に発送された。
大統領夫妻は再選を果たした04年の大統領選や02年と06年の中間選挙では、ホワイトハウスからテキサス州に赴いて投票した。
しかし、ブッシュ大統領の支持率が各種世論調査で20%台に落ち込み、共和党支持層の「ブッシュ離れ」も顕著となり、マケイン氏に逆風となっている。このため公の場に出ることなく、期日前投票を行ったとみられる。ペリーノ報道官によると、大統領夫妻は投票日もホワイトハウスにいるという。
マケイン氏は15日のテレビ討論会で「私はブッシュ大統領ではない」と強調。その後も米メディアのインタビューでブッシュ政権のイラク戦争の進め方、巨額の財政赤字などを批判し、大統領との違いを明確にすることに躍起となっている。
これで、アルカイダとブッシュがオバマを支援する意向を示していたら、状況は劇的に変わっていただろうに(笑)。
冷泉彰彦氏も今朝届いたJMMのメルマガ『from 911/USAレポート』第379回「大差の背景」の中で次のように述べている。
(前略)
では、今回の選挙戦はどうしてここまで大差がついたのかというと、やはりマケイン陣営の「自滅」という要素が大きいように思います。自滅というのは何かというと、
(1)候補指名を獲得するためもあって、ブッシュの後継という立場を固めてきたのだが、イラク、そして金融危機というブッシュ政治のマイナス面が噴出する中で、ブッシュ後継という色彩が予想以上の逆風になった。
(2)ペイリン指名によって、宗教保守票と中道票の獲得を狙ったが、一旦はつかんだように見えた中道票はペイリンの軽薄さを嫌って逃げて行った。
(3)金融危機に際して、ブッシュの公的資金注入策に対して終始消極的に見えてしまった。今現在も何となく注入には消極的な「顔」をしているが、それがマケイン独自の「大企業批判」なのか、ブッシュ批判なのか、あるいはペイリンのおかげで和解できた宗教保守票のホンネだからなのかは全く不明であり、国民の最大の関心事に対して態度が全く不鮮明となっている。
(4)金融危機にあたって、アメリカの一国主義に限界が見えてきた。各国連銀の協調介入、各国政府の公的資金注入、日本の銀行証券による米証券の救済など、他国に一緒に動いてもらったり助けてもらわなくてはダメな時代ということが露呈する中、一国主義的な愛国心の鼓舞は何とも場違いになってきた。
(5)ペイリンの連れてきた「コテコテ」の白人宗教保守票が「ヤル気」になってしまったために、そしてそれが唯一の集票手段という計算のために、反オバマのネガティブキャンペーンに走っているが、ご本人としては「イヤイヤやっている」という雰囲気が濃厚であり、これもチグハグな印象を与えている。
(6)そもそも、中絶や銃規制、グアンタナモでの拷問問題など、マケインは共和党にしてはリベラルな「一匹狼」というイメージが中道票に好感を持たれていたのだが、こうした面を封印する中、持ち味が消えている。
(7)撤退準備に入りつつあるイラク派遣軍、タリバンとの宥和姿勢に転じつつあるアフガン戦線、同じく経済的にも(アメリカだけでなく中国と韓国の経済苦境という現状を考えると)宥和路線しか取りえない北朝鮮政策、同じく経済危機で自滅の方向であるロシア、と「ブッシュのアメリカ」がどんどん対外柔軟路線に転じている中、「戦う大統領」というイメージ自体が現実とのすれ違いを起こしている。
というような点だと思います。
こうした細かなポイントでの失点が積み重なって大きな流れになってしまっている、それがマケインが支持を失いつつある原因だと思うのですが、こうした失点の集積として、今回の選挙の勝敗とは別に、もう一つ無視できない問題が出てきました。それは、共和党の支持母体の分裂という問題です。
(後略)

ハワイの高校の卒業式で祖父母から熱い抱擁を受けるオバマ
(chicagotribune.com)
終盤に来て、人種問題がクローズアップされ、投票の瞬間になれば黒人候補に対して白人有権者が躊躇するのではという言い方もされていますが、丁度オバマはハワイ在住の祖母を見舞いに行っており、白人の祖母に育てられたオバマというストーリーが改めてメディアに出ていますから、この問題も言われているほど票を取りこぼすことにはならないでしょう。
私としては、マケインが副大統領候補に指名したサラ・ペイリンは、実はヒラリーの友達の友達(笑)で、わざとマケインに不利になるような言動をしたのではないかと思っている。でなければ、ここまで見事にマケインを貶めてくれるわけないだろう。副大統領候補となったサラ・ペイリンが20代の頃にミス・アラスカ・美人コンテストに出場したことも、今となっては失笑を買っているし・・・・。
SARAH PALIN SWIMSUIT COMPETITION!! Miss Alaska Pageant 1984 ...
まあ、冗談はさておき、国民が副大統領に求めるものは、容姿よりも知性や人格だ。美人コンテストに出場する人の中に知性がある人はどのくらいいるのか。こんな女を副大統領候補に指名したマケインのオツムの程度が問われ、支持率はますます落ち込んでいる。こりゃ、駄目だ。
冷泉氏も上述のコラムの中で、ペイリン効果について下記のように述べている。
ちなみに「ペイリン効果」ですが、こちらはそのペイリンがNBCのお笑い番組「サタデー・ナイト・ライブ」でソックリさんに散々バカにされているにも関わらず、その番組にノコノコ出ていって、ペイリンに対するかなり高級な「毒」がちりばめられた台本で番組が進行しているにも関わらず、ニコニコしているだけで終わった、その時点で「政治的資産」はゼロになってしまったと言えるでしょう。前後して出てきた「15万ドル(1400万円)」分の衣装代が選挙費用から出ていた疑惑が追い打ちをかけました。その「豪華な流用」に対しては、草の根保守からも批判が出る始末です。
尚、サタデー・ナイト・ライブの動画はこちらで見られるよ。
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2008.10.08 (Wed)
オバマvsマケイン第2回大統領候補討論会の勝敗は?
2nd Presidential Debate 10/7 McCain Vs Obama Part 1
第一回大統領候補討論会は、オバマもマケインも引き分けのように見えた。支持率もオバマが微妙にリードしていたが、それほど目立った差はなかった。しかし、その後、民主党に有利な風が吹き始めた。まずは、米国は経済危機に見舞われた。これまでの共和党政権が行って来た経済政策のツケが回ったためと考える国民は多かった。その上、経済危機に対して、マケインは、有効な解決法を打ち出すことができず、あたふたとしているところに、副大統領候補のサラ・ペイリンがインタビューでマヌケな答えを連発し、マケインの副大統領にサラ・ペイリンを選んだ任命責任が問われる事となった。そして、10月2日の副大統領討論会では、サラ・ペイリンがジョー・バイデンに負け、オバマとマケインの支持率の差はますます開くばかりだ。
オバマ氏、マケイン氏とのリード広げる 世論調査 (CNN.co.jp 10月7日)
テネシー州ナッシュビル(CNN) 米大統領選の民主党候補のバラク・オバマ上院議員の支持率が、共和党候補のジョン・マケイン上院議員とのリードを広げていることが、CNN/オピニオン・リサーチ社による最新の世論調査で6日分かった。
調査は3─5日、有権者1006人を対象に電話で行われた(誤差±3.5%)。その結果、オバマ氏の支持率は53%、マケイン氏の支持率は45%。オバマ氏のリードは8%と、9月中旬の前回調査の4%から倍増した。
また、ギャラップ社やホットラインによる世論調査結果との平均では、オバマ氏が49%、マケイン氏が43%で、差は6%となった。
CNN調査によると、現職ブッシュ大統領の支持率は24%。ニクソン大統領の辞任直前(1974年)と並んだうえ、トルーマン大統領が持つ歴代最低記録(52年2月)と2%差まで落ち込んだ。
また、マケイン氏の政策がブッシュ大統領と同じとの意見は56%と、前回調査の50%から上昇。一方、オバマ氏に金融危機への対応能力があるとの回答は68%を占め、マケイン氏を18%、ブッシュ大統領を42%それぞれ上回った。
さらに、共和党の副大統領候補であるサラ・ペイリン・アラスカ州知事への厳しい見方は40%と、約1カ月前の27%、8月下旬の21%から急増。これもオバマ氏の支持率を押し上げたとみられている。専門家は、万が一必要性が出てきた場合、ペイリン氏が大統領代行を務めるのは難しいと考える米国民が大多数だと指摘した。
来月の本選でオバマ氏の勝利を予想している有権者は、10人中6人を占めた。
マケインがそんな状態を打破できるかどうかがかかった今日の第2回目の大統領討論会は、テネシー州ナッシュビルのベルモント大で開かれた。
両候補は会場やインターネットからの質問に応じるタウンホール・ミーティング(市民集会)方式で、90分間にわたり論戦を交わした。司会はNBCテレビのトム・ブロコウ氏が務めた。
だが、討論後の世論調査によれば、オバマがマケインに勝利したとする投票の方が多く、
この討論会でマケインが、支持率を回復させることは難しいだろう。
"The huffington post" Presidential Debate: Video, Highlights, Analysis(英語和訳)
11:04 - Nico Pitney: CBS 世論調査: オバマがディベートで勝利
第一回大統領討論会や副大統領対決のように、より多くの無党派有権者は、民主党候補者が討論会で勝利したと言う。(正確な数字はより多くの回答者が調査に答えたとき、変わる可能性あり。)
バラック・オバマが勝利 39%
ジョン・マケインが勝利 27%
引き分け 35%
討論前には、54%の無党派層の有権者は、経済についてオバマが正しい判断を下すだろうと思い、討論後は、68%に上がった。一方、討論前は、経済についてマケインが正しい判断を下すだろうと思った41%の票は、討論後、49%とわずかだけ上がった。
討論前は、オバマは有権者の要求や問題を理解しているとしていた60%の票は、討論後は80%と、20%も大幅に上がった。一方、討論前は、マケインが有権者の要求や問題を理解しているとしていた35%の票は、討論後も46%と11%しか上がらなかった。
テレビを見ていても、オバマは自信に満ちあふれているように見えたが、マケインはちょっぴり自信がなさそうに見えた。討論も、オバマは細かく、具体的に質問に答えていたのに対して、マケインは具体性に欠けていた。
11月4日(日本時間では5日)の一般投票を前に、最後の第三回大統領候補者討論会は10月15日にニューヨーク州で開催される。
討論の要点は、『CNN.co.jp』の「米大統領選で候補者討論会、市民集会方式で激しい応酬」(2008.10.08)がわかりやすい。
それにしても、第一回目の討論会では、オバマと目を合わせなかったマケインだが、今回は、オバマをアイツ、英語では、"that one"と呼んだことが話題になり、リベラル系のテレビ局では、その場面が何度も放映され、コメンテーターたちがマケインを罵っていた。通常英語で、"that one"と呼ぶときは、その人を責めることが多い。例えば、親戚の子供が集まった時、お母さんが台所で割れたお皿を発見し、「誰が割ったの?」と聞くと、誰かが犯人を指さしながら、「あいつ。"that one"」と言ったりする。普通は子供や犯罪者以外はめったに「人」に使ったりせず、「どれが欲しい?」と聞かれて「あれ。"that one"」と「物」を指す時に使うことが多い。
こういった下品な言葉を公の大統領討論会で使うマケインは礼儀が全くなっていない、もしくは、オバマに対して前回同様、見下した態度をとっていると言われてもしょうがないだろう。マケインが白人でオバマが白人と黒人の混血であることもあり、こういった言葉が人種差別としてとらわれる可能性が高いことをマケインは考慮するべきだった。マケインのこういった態度も支持率を下げる結果となってしまったようだ。
McCain Calls Obama "That One"
『ROOM to the WORLD.(Culture Essay)』の「Game is Almost Over.(オバマ、マケイン、第二回・ディベート)」が第2回大統領候補討論会について詳しくレポートしてくれている。
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2008.09.04 (Thu)
サラ・ペイリンのヌードや水着写真など
それで、やっと子猫ちゃんが寝たので、もう一度サラ・ペイリンのヌードを探してみたらありゃんした。でも、これって本当に彼女なのかな?共和党は否定しているようだけど、昔の彼が写真を流出したようでもある。(写真はhollywoodnewsroomより)

下の水着姿は完全にサラ・ペイリンだってわかるけどね。やっぱり4、5人も子供を生むとお腹はこうなるわな。子供も生んでないのにこんなお腹している私が言うのもなんだけど(笑)。それにしても、アメリカの国旗柄の水着にライフルとは、あまりにも下品だ。下品すぎる。いくら子供の頃、父親と一緒にムース(トナカイが大きくなったような動物)猟にでかけ、今でも猟をしているといっても、ここまで公にライフルを構える姿を見せ付けるとは。戦争大好き、動物殺すの大好きというイメージが定着しそう。

この時もまだウエストは細かったのに・・・・。ジョン・マケインはこんなハイヒールで踏まれたいなんて思ったのかも。今年の2月に初めて会って、8月にもう一度あっただけで、いきなり副大統領に抜擢だものね。きっと下心があるに違いないと思うよ。

ジョン・マケインとしたら、ヒラリーに行くはずだった女性票を奪いたかったのかもしれないけど、こんな写真が流出するようじゃ、かえって女性票は逃げちゃうだろうね。
関連記事:
米国大統領選:サラ・ペイリンのスキャンダル
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2008.08.21 (Thu)
エレン・デジェネレス (Ellen DeGeneres)がついに同性婚へ

FIRST LOOK: Ellen & Portia's Wedding Album(by "People" Aug.19)
米国大統領の娘を初め、数々の話題の政治家や有名人をゲストとして招く全米のTVトークショー”Ellen DeGeneres Show"の人気司会者エレン・デジェネレス(50)と、女優ポーシャ・デ・ロッシ(36)が先週の土曜日、8月17日に、ビバリーヒルズにあるデジェネレスの自宅で、ささやかな結婚式を挙げた。

ザック・ポーゼン(Zac Posen)デザインの背中が大きく開いたシフォンの薄いピンク色ドレスを着たポーシャと白のパンツスーツに身をかためたエレンは、ニール・レーン(Neil Lane)デザインの結婚指輪を交換した。
二人は、約4年間の交際期間を経て、最近ではお互いに結婚の意志を固めていたようで、エレンは、自分の番組に同性婚に反対の米大統領候補ジョン・マケインがこの4月にゲストとして出演したときに、法律では認められていないけれども、この夏に同性婚するつもりだと告白していた。
今年5月15日、カリフォルニア州最高裁が同性婚を禁止とする州法を違憲とする判決が出たことから、その直後に結婚を表明した。
判決については、『Gay Japan News』カリフォルニア最高裁、同性婚禁止に違憲判決(2008/06/03)が詳しい。
エレンは、アニメ「ファインディング・ニモ」のドリー(ナンヨウハギ)の声も担当したり、ポーシャはTVシリーズ「アリー・myラブ」「アレステッド・ディベロプメント/ブル~ス一家は大暴走!」「NIP/TUCK マイアミ整形外科医」など主にテレビ俳優として活躍している。
Speaking Whale 鯨と話すドリ
カナダでは同性婚が認められ、カナダで同性婚を挙げる日本のサービスまであるようだけど、まあ、日本で同性婚が認められるようになるのはまだまだ先だろうね。
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2008.08.10 (Sun)
ダークナイト(The Dark Knight): オバマもマケインもバットマンが好き

TM&(C) DC Comics (C) 2008 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
ロイター(英語)によると、米国大統領候補者のジョン・マケイン(71)とバラック・オバマ(47)の好きなスーパーヒーローは、マケインがバットマンで、オバマがスパイダーマンとバットマンだそうだ。理由は、オバマはスパイダーマンは精神的な動揺を引き起こすから、そして、マケインは、バットマンは乗り越えがたい難局に立ち向かいながら、正義を追求する静かなヒーローだからと述べた。
両者が選んだヒーローであるバットマンの新作、「ダークナイト("The Dark Knight")」は7月18日に全米で公開され、北米ですでに400億円を超える史上最高の興行収入を得ている話題作だが、日本では、8月9日に丸の内プラゼールなど全国で公開された。

「ダークナイト」はこれまでのシリーズで最高の出来と言う声が高く、その中でもヒース・レジャーのジョーカー役は世界中で絶賛されている。もしかしたらアカデミー賞を受賞する可能性もあるそうだ。日本ではあまり知られていないかもしれないので、ウィキペディアから彼の経歴やエピソードを引用しよう。

生涯
1979年4月4日、西オーストラリア州パースにて、アイルランド及びスコットランド系の両親の間に生まれる。ファーストネームのヒースはエミリー・ブロンテの小説『嵐が丘』の主人公ヒースクリフに由来する。ヒースが11歳の時に両親は離婚。兄弟は実姉と異父妹が2人、義妹が1人いる。
幼い頃から劇団に所属し、1997年公開のオーストラリア映画『ブラックロック』で映画初出演を果たす。
1999年公開の『恋のからさわぎ』でハリウッドに進出。翌年公開の『パトリオット』や2001年公開の『ROCK YOU!』でハリウッドスターの仲間入りをする。2005年公開の『ブロークバック・マウンテン』ではアカデミー主演男優賞にノミネートされ、ハリウッド期待の若手実力派俳優となる。私生活ではヘザー・グラハム、ナオミ・ワッツなど、年上の女性と交際することが多かった。『ブロークバック・マウンテン』で共演した女優ミシェル・ウィリアムズ(写真右)と2005年に婚約。同年の秋に女児マチルダ・ローズをもうけたが、2007年に婚約解消。その後はヘレナ・クリステンセン、ジェマ・ワード、メアリー=ケイト・オルセンとも交際の噂があった。
2008年1月22日、マンハッタンの自宅アパートで遺体で発見された。28歳没。前年11月頃から不眠症となり、「とても疲れているのに二時間程しか眠れない」と映画『ダークナイト』出演に際してのインタビューでは睡眠薬服用を公言している。婚約解消と別居に重なる時期でもあった。以来不眠症、神経不安などを解消するために6種類の処方薬を服用していたとみられる。当時はインフルエンザにもかかっており、薬の併用・過剰摂取による急性薬物中毒による事故死だった。
死亡時、テリー・ギリアム監督作『パルナッサス博士の想像力』の撮影途中であったため、ジョーカーを演じた『ダークナイト』が遺作になるものとみられていたが、コリン・ファレル、ジュード・ロウ、ジョニー・デップが代役に立てられたことで『パルナッサス博士』の製作が続行可能になったと報じられている。なお、本作でのヒースの演技はカット・加工されることなく予定通り使用される模様。
[編集]
エピソード
1989年制作『バットマン』のジョーカー役であるジャック・ニコルソンは、映画PRの為に訪れていたロンドンでヒースの死を知らされ、集まったパパラッチにコメントを求められると「俺は彼に警告したんだ」と答えた。この意味深な一言は注目を集め、翌日に行われた記者会見で質問されると、自分も以前、薬物(睡眠薬)を摂取しており、死にかけた事があるとヒースに話していた事を明らかにした。
映画「ダークナイト」について
ストーリー
バットマンシリーズはアメリカのマンガ本『バットマン』を原作として作られ映画化された作品で、『ダークナイト』は、2005年の映画『バットマン ビギンズ』の続編となる映画化8作目。子供の頃に両親を目の前で殺されたブルース・ウェイン(クリスチャン・ベイル)は、悪を心から憎むようになる。悪のはびこるゴッサムシティを舞台に、怒りが頂点に達したブルース・ウェインは、屋敷の地下に隠されたボディスーツを纏い、バットマンに変身する。ジム・ゴードン警部補(ゲイリー・オールドマン)やハーベイ・デント地方検事(アーロン・エッカート)の協力のもと、バットマンは街で起こる犯罪撲滅の成果を上げつつあった。だが、ジョーカーと名乗る謎の犯罪者の台頭により、街は再び混乱と狂気に包まれていく。最強の敵を前に、バットマンはあらゆるハイテク技術を駆使しながら、信じるものすべてと戦わざるを得なくなっていく。
スタッフ
監督・原案・脚本: クリストファー・ノーラン
原案: デヴィッド・S・ゴイヤー
脚本: ジョナサン・ノーラン
撮影: ウォーリー・フィスター
音楽: ジェームズ・ニュートン・ハワード / ハンス・ジマー
キャスト
Bruce Wayne / Batman: クリスチャン・ベイル
Alfred: マイケル・ケイン
The Joker: ヒース・レジャー
Rachel Dawes: マギー・ギレンホール
Gordon: ゲイリー・オールドマン
Lucius Fox: モーガン・フリーマン
Salvatore Maroni: エリック・ロバーツ
Dist. Atty. Harvey Dent / Two-Face: アーロン・エッカート
Mayor Anthony Garcia: ネスター・カーボネル
他
1989年の『バットマン』のジャック・ニコルソンのジョーカー役もかなり好評で、ヒース・レジャーも彼の影響をかなり受けていたようだ。それ故、独自のジョーカーの役作りには想像を絶するような努力があったのであろう。下の動画では、ジャック・ニコルソンとヒース・レジャーのジョーカーを見比べることができる。
Joker vs Joker (Jack Nicholson vs Heath Ledger)
こうしてみると、ヒース・レジャーのジョーカー、かなり怖そうだ。やはり、役にはまりすぎて亡くなってしまったという逸話がこの映画を興味深いものに仕上げているような気がする。
この映画は、他にもバットマン役のクリスチャン・ベイルがつい最近、自分の母親と姉に暴力をふるった疑いで警察に逮捕されている。悪を憎むヒーローが家族に暴力をふるっちゃいけないよね。でもそれだけ、暴力的なこの映画が俳優に与えた影響が大きいということだろうか。この映画の話題はつきないようだ。私も近いうちに是非見に行こうと思う。
追記:
Mizumizuさんが、ヒースの死の直接的な原因をめぐって、ニューヨーク市のヘルス&メンタル衛生局の主任監察医の所見をブログで紹介している。
速報 ヒース・レジャーは「事故死」 (2008年02月07日)
2008年2月6日
ヒース・レジャーの死因について
ヒース・レジャーは、オキシコドン、ヒドロコドン、ジアゼパム、テマゼパム、アルプラゾラム、ドキシラミンの複合作用による急性中毒により死亡した。我々は、これが処方薬乱用による事故死であるとの結論に達した。
DEPARTMENT OF HEALTH & MENTAL HYGIENE
OFFICE OF CHIEF MEDICAL EXAMINER
CHARLES S. HIRSCH, M.D. CHIEF MEDICAL EXAMINER
February 6, 2008
HEATH LEDGER
CAUSE OF DEATH
Mr. Heath Ledger died as the result of acute intoxication by the combined effects of oxycodone, hydrocodone, diazepam, temazepam, alprazolam, and doxylamine.
We have concluded that the manner of death is accident, resulting from the abuse of prescription medications.
違法ドラックのせいでないこと、睡眠薬による自殺ではないことがはっきりしました。
確かに直接自殺をしようとしたのではないかもしれないが、精神的に異常をきたしていたために多くの種類の薬を飲用していたというのは、確かであり、自暴自棄になっていたことから、間接的な自殺だったとも言えよう。
又、Mizumizuさんは、報道関係のエントリーで、安直に睡眠薬での自殺と決め付けてる日本のマスコミ批判もされている。
ヒース・レジャーの死を「過剰」にしたがる日本のメディア
参考記事:
Obama, McCain reveal pop culture favorites(ロイター Fri Aug 8, 2008)
ダークナイト公式サイト
ヒース・レジャー(ウィキペディア)
『CIA☆こちら映画中央情報局です』 (2008年01月23日)
自殺?!、バットマン最新作のジョーカー役、ヒース・レジャーが急死!!
『シネマトゥデイ』より
ダークナイト
クリスチャン・ベイル逮捕!母と姉に暴力!『ダークナイト』プレミア後に自首
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2008.05.31 (Sat)
マクレラン元報道官のブッシュ政権暴露本は米大統領選に影響するか

Photo from WashingtonPost
このところ北米のテレビで連日話題に上っているのが、ホワイト・ハウスで2年9ヶ月の間、ブッシュ政権で報道官として働いてきたスコット・マクレラン元報道官がブッシュ政権についての手厳しい暴露本を書いたことだ。マクレラン氏はブッシュ大統領がテキサス州知事だったころから報道官を務めてきており、ブッシュ大統領とはかなり長い付き合いとなる。
本来は6月2日に発売される予定だったその著書“What Happened: Inside the Bush White House and Washington's Culture of Deception”が、ひと足早く店頭に並ぶと、いきなり
![]() | What Happened: Inside the Bush White House and Washington's Culture of Deception (2008/06/02) Scott Mcclellan 商品詳細を見る |
米大統領の元報道官が暴露本、ブッシュ政権を厳しく批判(AFP 5月29日)
2003-06年にジョージ・ブッシュ(George W. Bush)大統領の報道官を務めたスコット・マクレラン(Scott McClellan)氏が、6月に発売される新著の中で、イラク戦争について「不必要なもので、欺まんに満ちたプロパガンダによって国民に売り込まれた」などと厳しく批判していることが明らかになった。米メディアが28日報じた。
マクレラン元報道官は、341ページにわたる回想録「What Happened: Inside the Bush White House and Washington's Culture of Deception(何が起こったのか――ブッシュ政権の内幕とワシントンの欺まんの文化)」の中でブッシュ政権を痛烈に批判している。
政治関連の記事を扱うウェブサイト「ポリティコ(Politico.com)」によれば、マクレラン氏はイラク戦争について「不必要な戦争」「戦略上の大失敗」と述べ、大統領の側近らが不都合な真実に目をつぶって戦争に突き進んだと非難。今でもブッシュ大統領を尊敬しているとしつつ、「大統領と側近たちは、イラク戦争をめぐって国民の支持を取りつけ、維持するために欠かせない率直さと誠実さを、政治的プロパガンダと混同した」として、国家安全保障分野の側近たちの過失を指摘しているという。
マクレラン氏は報道官時代、記者会見などでブッシュ政権の政策を擁護する立場を取っていた。
マクレラン氏はまた、2005年のハリケーン「カトリーナ(Katrina)」で甚大な被害が出たことについても、側近たちが「最初の1週間の見ぬふりで過ごした」と糾弾。「米史上最悪の自然災害が、ブッシュ大統領の最悪の大失策になってしまった。大統領がそれ以前に行った決定、特にイラク問題で率直になろうとせず、戦後に備えることもないまま誤った計画に基づいて戦争に走ったことが、カトリーナの大惨事の受け取られ方をさらに悪くした」と述べている。
また、コンドリーザ・ライス(Condoleezza Rice)国務長官について「どれほど事態が悪化しても決して自分の手を汚さなかった」「問題を察知した上で順応し、気の滅入るような問題は避け、自分をスターのように見せる方法を熟知している」などと、ディック・チェイニー(Dick Cheney)副大統領については、まったく痕跡を残さず裏で糸を引く「手品師」などと批判的に評しているという。(c)AFP
今この時期に出版されたこのブッシュ政権暴露本が米大統領選にどのような影響を与えるのかが注目されている。意見はさまざまだが、毎日新聞の米国:ブッシュ大統領元報道官が暴露本 「イラク開戦は大失敗」という記事に、米大統領選で、「イラク政策で現政権との類似性が指摘される共和党のマケイン上院議員陣営に、マイナスの影響を及ぼしそうだ」と書かれている通り、この本がブッシュからイラク戦争を継承することを宣言したマケイン氏を不利な状況に導くのではないかという見方が多い。
一方、米大統領選について毎週詳細にわたってレポートしてくれている冷泉彰彦氏の『from 911/USAレポート』第358回 「ヒーロー像は戻ってくるのか?」によれば、この暴露本は必ずしもマケイン氏にとってマイナスの影響があるとは限らないと書かれている。以下、同氏の『from 911/USAレポート』より転載。
(前略)正確に言えば「今このタイミング」がベストかは分からないのですが、いずれにしても早晩マケインとしては「脱ブッシュ」をしてゆかねばならないわけで、こうした「ブッシュ批判本」が話題になるというのは、それを可能にする追い風でこそあれ、マケインへの逆風とはならない、いやしてはならないのだと思います。そうした独自色を出してゆくタイミングとしては、恐らく副大統領指名という問題が一つの契機になるように思われます。今現在は、例えば元民主党の副大統領候補で、現在は中間派の上院議員であるユダヤ系のジョセフ・リーバーマンなどの名前も取り沙汰されるなど、相当のサプライズを含む検討がされているようですが、とにかくそうした人選を含めて、マケインが本気を出してゆけば選挙戦のムードは一変するでしょう。(後略)

一方、米民主党の大統領候補指名争いは、いよいよ最終段階で、オバマ上院議員とヒラリー・クリントン上院議員の陣営が、すでに非公式協議に入っており、来週初めには決着がつきそうだ。
最近のヒラリーの問題発言も指名争いの決着をつける手助けをしたようだ。
前述の冷泉彰彦氏の『from 911/USAレポート』第358回 「ヒーロー像は戻ってくるのか?」から一部引用させていただく。
先週から今週にかけては、ヒラリーの「暗殺」発言が全米を駆け回りました。問題になっているのは、次のような箇所です。文脈としては、もういい加減に運動から撤退しないのか、という問いへの「ノー」を言うという流れでの発言です。
“My husband did not wrap up the nomination in 1992 until he won the California primary somewhere in the middle of June, right? We all remember Bobby Kennedy was assassinated in June in California. I don’t understand it,”
(訳)私の夫は1992年にカリフォルニア予備選が六月中旬に行われるまで選挙運動を止めなかったでしょ。それに私たちみんなはボビー・ケネディがカリフォルニアで暗殺されたのも六月だったことを覚えているわ。だから、(ここで止めるなんていうことは)私には理解できないんです。
この「失言」に関しては、特にMSNBCのキース・オルバーマンというキャスターが番組の中で、6分以上にわたって「上院議員(ヒラリーのこと)、あなたは一体どうしたんですか? 黒人本格候補と、ガラスの天井を打ち破った女性候補による歴史的な予備選は、あなたの『暗殺』という一言で完全に汚されてしまったんですよ」と激しい調子で糾弾し、それが「ユーチューブ」などで広まる中でたいへんなインパクトを持ってしまいました。このために、もう民主党では「オバマ=クリントン」の正副の組み合わせは不可能になったのでは、とも言われています。
このままでいくと、オバマ氏が優勢だが、ヒラリーの方もまだ完全にさじを投げたわけではない。最後の最後まであきらめずに闘う姿に打たれ、ヒラリーを応援する人もいるそうだが、ヒラリーもヒラリーで、共和党のマケイン氏に勝てるのは、オバマ氏よりも私なのよと強気で訴えている。
ヒラリーの最後まで強気に闘う姿には失言などもあったが、女の清さのようなものも感じられた。米国初の女性大統領にはなれそうもないけど、ここまで闘える女は全米広しと言えどもヒラリーしかいなかっただろう。さて、オバマはヒラリーを副大統領として迎えない理由はないなどと少し前に発言していたが、果たして、ヒラリーの失言によって考えが本当に変わってしまったのだろうか。又、ヒラリーも副大統領の地位を与えられたら、引き受けるかどうか気になるところだ。
その他の参考記事:
『Variety Japan』イラク戦争のために世論操作!?元側近によるブッシュ暴露本にワシントン紛糾 (2008/05/30)
"WashingtonPost" Culture of Deception By Jonathan Yardley (Thursday, May 29, 2008)
from 911/USAレポート / 冷泉 彰彦バックナンバー
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