2011.01.08 (Sat)
アリゾナで米民主党の下院議員らが銃撃される
カナダに帰ってきてさっそく米国のアリゾナ、トゥーソンで民主党の下院議員らが銃撃されるという今から50年前のケネディ大統領の暗殺を思い出させるような悲惨な事件が起こった。アリゾナのセイフウェイ・ストアというスーパーマーケット前で市民との集会を行っていた民主党女性議員のガブリエル・ギフォーズ氏が頭部を打たれ重体となった。その場に居合わせた9歳の女児ら6名が死亡、12名が負傷した。容疑者のうちの1人、22歳のジェアード・リー・ラフナー(Jared Lee Loughner)(写真)は、その場で逮捕されたが、あとの2人は逃亡した。拳銃の所持規制がほとんどなく、野放し状態になっている米国では当然起こっても不思議ではない事件だと思う。
米国では去年オバマ大統領が、国民健康保険制度案の米議会下院通過を果たし、米国で初めて国民保険制度が確立された。今回の銃撃事件は国民健康保険に不満を持った者たちの犯行であると言われている。恐らく、オバマ政権に反対し、共和党を支持するものたちの犯行だろう。
アリゾナで銃撃事件 死者6人、下院議員らが重体
2011.01.09 Sun posted at: 09:44 JST
(CNN) 警察と政府当局者らによると、米アリゾナ州トゥーソンの食品スーパー前で8日、男が銃を乱射し、連邦地裁判事ら6人が死亡、連邦下院の民主党女性議員、ガブリエル・ギフォーズさん(40)ら12人が負傷した。現場では当時、ギフォーズ議員が支持者らと集会を開いていた。
オバマ米大統領によると、死者の中には同州の連邦地裁のジョン・ロール判事が含まれている。また当局によると、9歳の少女も病院で死亡が確認された。
病院の担当医によると、ギフォーズ議員は弾丸1発が頭部を貫通して重傷を負い、手術を受けた。
容疑者は22歳の男とされ、連邦議会警察によればすでに拘束された。
警察は警戒措置として、一部の連邦当局者らの自宅、事務所の安全を確保し、下院議員らに注意を呼び掛けた。オバマ大統領の指示により、米連邦捜査局(FBI)のチームが現場へ向かっている。
ギフォーズ議員は2006年に初当選。昨年の中間選挙では、保守派の草の根市民運動、ティーパーティー(茶会)の候補者と激しく争った。
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2010.10.08 (Fri)
蓮舫は、日本のサラ・ペイリンか?

写真:Vogue.comより
あの口ばかり達者で頭の中は空っぽの蓮舫が、日本の閣僚の1人であるということがいまだに信じられないのだが、今回の国会内で日本語版『ヴォーグ』のモデルとして写真撮影に応じたという話を聞いて、開いた口が塞がらなくなってしまった。
それも、経済危機で国民が生活に喘いでいるこのご時世に、一着100万円以上のアルマーニやヴァレンティノといった高級ブランドの服を着て、嬉々として雑誌に写っている動画を見て、これでも政治家かと心の底から情けなくなった。
事業仕分け人として、国民の税負担を少しでも少なくしようと努力している姿と、高級ブランド服を着てファッション雑誌の撮影に応じる姿は、あまりにもギャップが大きすぎる。このことは、5人の子持ちで自称ホッケー・マムと庶民派をきどっていた共和党の副大統領候補者であったサラ・ペイリンがニューヨークの五番街で、2ヶ月の間に共和党から洋服代として約1千5百万円が支払われていたことを思い起こさせる。結局、米大統領選では、このことが、ジョン・マケインの支持率を下げる大きな原因につながったのである。
恐らく、今回の国会でのファッション雑誌の撮影が、民主党菅内閣の支持率を大幅に下げることになるだろう。日本の国を代表する国会議員でありながら、「議員活動での写真撮影」との虚偽の申請をしてまで、民間業者の雑誌に、衣服の広告という営利目的のために、国民の財産である国会を撮影に利用したことは、公私混同もはなはだしい。辞任を勧告されてもしかたない重大な過失である。
蓮舫には、閣僚としての資格がないばかりか、国会議員としての自覚もないことが証明されたわけだから、これ以上民主党の評判を落とさないためにも、とっとと閣僚を辞任し、国会議員も辞職せよ。
蓮舫の出身地である台湾や中国では、彼女が日本の次期首相になるのではとの憶測も流れているようだが、ライブ・ドアのアンケートを見ると、日本人はその点、冷静な判断力があるようで、少しは安心した。
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2009.07.04 (Sat)
サラ・ペイリン アラスカ州知事が辞任へ
しかし、地元での辞任発表の動画を見ても、自分から次期大統領選に出馬するために辞任するとは言っていないし、サラ・ペイリンの後任としてアラスカ州知事に任命されたショーン・パーネル(Sean Parnell)現副知事も、水曜日の夜に後任の件で話があったときも、ペイリンが大統領選に出馬するために辞任するような雰囲気はなかったと語っている。さらに、サラ・ペイリンの父親チャック・ヒース(Chuck Heath)によれば、彼女が辞任したのは、メディアが彼女に否定的なイメージを植え付けたからとフォックスニュースのインタビューに答えている。

サラ・ペイリンは、副大統領候補に指名されるとすぐに昔のヌード写真がネットで出回ったり、インタビューで外交政策の経験ばかりか知識がないことを暴露されたり、「サタデー・ナイト・ライブ」で、サラのものまねで有名になったコメディアンのティナ・フェイに「ユー・ベッチャ!(その通り!の意)」など、サラ・ペイリンが演説で大衆臭さを出すために使った下品で田舎者丸出しの表現や言葉遣いを真似されるなど、最初から物議をかもし出していた。カナダのコメディアンからサルコジ仏大統領を装ったいたずら電話を受けて信じてしまったこともあった。
又、大統領選では、共和党がサラ・ペイリンのデザイナーブランドの衣装、アクセサリー、ヘアー・メイク代に$150,000(約1,500万円)以上を支払っていたことがニュースで報じられると、この話題がトークショーでジョークになったり、共和党批判へと発展した。
自分を子供のホッケーゲームを観戦する「ホッケー・マム」と呼んで、地味な母親のイメージで売り込んでいたが、実際は、それとは正反対の派手好きで金遣いの荒い女であったことが判明し、負け犬じゃなくて、マケイン・キャンペーンにとっても非常に好ましくない問題となった。
10月のジョー・バイデンとサラ・ペイリンの副大統領候補討論会でも、ジョー・バイデンが勝利したとの世論調査が圧倒的だった。
さらに、選挙も押し迫った2008年の感謝祭の頃には、七面鳥が虐殺される前で平然とインタビューに答えるサラ・ペイリンのYouTube動画が出回って、サラ・ペイリンに対する非難はよりいっそう大きくなった。これ以前に、サラ・ペイリンは、マット・デイモンによって、「副大統領候補としては、危険すぎる人物」としてYouTubeで酷評されていた。
ペイリンは、最近、14ヶ月になるダウン症の息子トリグについて、悪意ある人からまねされて嘲笑されたと不平を述べたばかりだが、サラ・ペイリンのアドバイザーを務めてきた共和党の戦略家フレッド・メイレック(Fred Malek)によると、サラ・ペイリンは、「彼女の生活がこのように物笑いの種になって悲しい」と語っていたそうだ。
サラ・ペイリンの辞任発表のYouTube動画とテキスト全文(英語)は下記の通り。
Tags : サラ・ペイリン |
辞任 |
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副大統領候補 |
サタデー・ナイト・ライブ |
ティナ・フェイ |
SeanParnell |
2008.12.28 (Sun)
2008年の10大ニュース
共同通信 10大ニュース
国内
【1位】福田首相も政権投げだし。後継麻生首相の支持率急降下
【2位】景気後退入り、株価は急落、円高騰
【3位】秋葉原、大阪個室ビデオ店などで「誰でもよかった」的犯罪
【4位】冷凍ギョーザ、汚染米転売など食への不安さらに高まる
【5位】日本人学者にノーベル物理学賞と化学賞
【6位】後期高齢者医療制度スタート、天引きに苦情殺到
【7位】暫定税率再議決でガソリン価格の狂騒曲
【8位】元厚生次官らの連続殺傷に衝撃
【9位】標準報酬月額の改ざん明るみに、年金不信拡大
【10位】非正規雇用が過去最高に。「蟹工船」ブーム
こうして見ると、国内では与党の失政がもたらした事件が際立っている。国民にとって喜ばしいニュースはノーベル物理学賞と科学省を日本人学者が受賞したニュースのみ。いやはや、ここまで日本国民を不幸にさせる自公政権は来年の早いうちに打破しなくてはならないと決意を新たにしたのであった。
国際
【1位】米国発の金融危機が拡大、世界不況に
【2位】第44代米大統領に民主党オバマ氏
【3位】中国・四川省で大地震。死者・不明8万人超
【4位】原油価格、食料価格が高騰
【5位】中国で初の五輪開催。チベットで暴動、聖火リレー混乱も
【6位】米国が北朝鮮のテロ支援国家指定を解除
【7位】ミャンマーを大型サイクロン直撃、死者・不明13万人
【8位】インド経済の中心地ムンバイで同時テロ
【9位】ロシアの新大統領就任。グルジアとの武力紛争が勃発(ぼっぱつ)
【10位】アフガニスタンの治安が悪化。伊藤和也さん誘拐・射殺
米国発の金融危機が日本の経済にも大きな影響を与えている今、やはり、一位はこれだろうね。でも、私の中では、米国で政権交代が実現し、オバマが大統領になったことが一番大きなニュースとなっている。北京で初めて五輪が開催された中で、国歌を歌った林妙可ちゃんが口パクだったことも私にとっては10大ビッグニュースに入るかも(笑)。
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共同通信 |
みのもんた |
おもいッきり降板 |
小沢一郎 |
麻生太郎 |
日本再生する会 |
サラ・ペイリン |
オバマ |
ストリートビュー |
2008.12.02 (Tue)
『カナダde日本語』11月アクセス解析

5ヶ月になるミニーちゃんは、3キロになった。
これがよく食べるんだな。おかげさまでお腹はプクプクリン。
毎朝まぶたを舐めて起こしてくれるのはいいんだけど、
猫の舌はザラザラしててとっても痛いのね。
月に一度のアクセス解析なんだけど、サラッとやっちまおうと思う。11月の初めには米国で大統領選があったので、その関係で今月のトータルアクセス数は、20万件台に達し、これまでで最も多かった。ユニークアクセス数も10万件に達し、今年最高となった。記事数が増えていることも要因と思われる。5月の連休には日本に行ったため、記事数が少なく、アクセス数も減ってしまった。【 】内は記事数。(UA=ユニークアクセス;TA=トータルアクセス)
Tags : アクセス解析 |
サラ・ペイリン |
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麻生太郎 |
田母神俊雄 |
橋下徹 |
AmazingGrace |
イル・ディーヴォ |
英語歌詞和訳 |
2008.11.22 (Sat)
サラ・ペイリンが七面鳥が殺される前で平然とインタビュー
残酷なシーンが嫌いな方は見ない方がいいと思う。テレビのニュースでは、後ろで七面鳥を屠殺しているところだけ、モザイクがかけられているので、インタビューの様子を最後まで見られたが、YouTubeでは、モザイクがかかっていないので、私も気分が悪くなってしまい、最後まで見られなかった。
KTUU 2008 Sarah Palin turkey interview
参考記事:
Sarah Palin Turkey Incident: Does TV Interview While Turkeys Are Slaughtered In The Background (VIDEO)
さすが、子供の頃から狩猟をして育ったサラ・ペイリンは目の前で動物が殺されることに対して何も感じないということが今回のインタビューで明らかになった。こんな冷血漢が米国の副大統領になっていたら、チェニーの再来となり、戦争はいつまでたってもなくならないだろう。
サラ・ペイリンのような野生のオオカミやシロクマを殺してもいいという条例を認可するような人物はアラスカ州知事の地位でさえ不適格と思われる。
サラ・ペイリンの失態を多くの人に広げる為にもランキングの応援宜しくお願いします。

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【政権交代】を目指すブログリスト
2008.11.06 (Thu)
オバマ勝利演説(全文)に全米が泣いた(YouTube)
毎晩ホテルで豪遊しながら、オレ様の金をオレ様のために使って何が悪いと開き直ったり、自宅を見にきただけでフリーター3人を逮捕させたどこかの首相とは大きな違いがあることを日本国民に気づいて欲しいので、オバマのスピーチ全文を転載する。
文だけで、じゅうぶん感動的だけど、動画と一緒に読むとより感動的なものとなると思うので、動画も一緒にアップする。スピーチの翻訳は、今朝取りかからないとなと思っていたところ、Junskyさんのおかげで、寝ている間に訳されているのを知った。長いスピーチの翻訳だったので、ところどころ、細かいところで直したいところはあるけど、大意は変わらないのでそのまま紹介させていただきたい。
Obama Acceptance Speech HQ (Part 1) 11/04
- Barack Obama Victory Speech November 4th 2008
「アメリカに変化がやってきた」 オバマ次期米大統領の勝利演説・全文 <特集・米大統領選>(2008年11月5日(水)20:57)
シカゴのみなさん、こんばんは。
アメリカは、あらゆることが可能な国です。それを未だに疑う人がいるなら、今夜がその人たちへの答えです。建国の父たちの夢がこの時代にまだ生き続けているかを疑い、この国の民主主義の力を未だに疑う人がいるなら、今晩こそがその人たちへの答えです。
この国が見たこともないほどの大行列が今日、あちこちの学校や教会の周りに伸びていました。並んだ人たちは3時間も4時間も待っていた。人によっては生まれて初めての経験でした。今度こそは違うと信じたから、今度こそ自分たちの声が違う結果を作り出せると信じたから、だからみんな並んだのです。そしてそうやって並んだ人たちが今夜、疑り深い人たちに答えを示したのです。
老いも若きも、金持ちも貧乏人も、そろって答えました。民主党員も共和党員も、黒人も白人も、ヒスパニックもアジア人もアメリカ先住民も、ゲイもストレートも、障害者も障害のない人たちも。アメリカ人はみんなして、答えを出しました。アメリカは今夜、世界中にメッセージを発したのです。私たちはただ単に個人がバラバラに集まっている国だったこともなければ、単なる赤い州と青い州の集まりだったこともないと。私たちは今までずっと、そしてこれから先もずっと、すべての州が一致団結したアメリカ合衆国(United States of America)だったのです。
私たちは今まであまりにも長いこと、あれはできないこれはできないと言われてきました。可能性を疑うよう、シニカルに恐れを抱いて疑うように言われ続けてきました。けれども私たちは今夜、アメリカに答えをもらったおかげで、手を伸ばすことができたのです。歴史を自分たちの手に握るため。より良い日々への希望に向けて、自分たちの手で歴史を変えるために。
ここまで来るのに、ずいぶん長くかかりました。しかし今日と言うこの日、この夜、この決定的な瞬間に私たちが成し遂げたことのおかげで、アメリカに変化がやってきたのです。
(下につづく・・・・)
Obama Acceptance Speech HQ (Part 2) 11/04
- Barack Obama Victory Speech November 4th 2008
先ほど少し前に、マケイン上院議員から実に丁重な電話をいただきました。マケイン議員はこの選挙戦を長く、激しく戦ってきた。しかし議員はそのずっと前から、愛するこの国のために、もっと長くもっと激しく戦った人です。マケイン氏がこの国のために払ったすさまじい犠牲のほどを、私たちのほとんどは想像すらできない。勇敢で、わが身を忘れて国に献身するジョン・マケインというリーダーがこれまで国のために尽くし、働いてくれたおかげで、私たちの世界はより良いところになりました。
私はマケイン議員を称えます。そしてペイリン知事を称えます。マケイン議員たちが成し遂げてきたことを称えます。そしてこれから、この国の約束を再生させるため、マケイン氏たちと共に働くのを楽しみにしています。
これまでのこの旅路を共にしてくれたパートナーに感謝したい。彼は心を尽くして戦い、(ペンシルベニア州)スクラントンの街で一緒に育った人たちのために語ってきた。デラウェアの自宅に電車で帰る際、一緒に乗り合わせる人たちのために戦ってきた。アメリカの次期副大統領ジョー・バイデンに、私は感謝したい。
そしてこの国の次のファーストレディ、ミシェル・オバマ。彼女が絶え間なく私を支えてくれなければ、16年前からずっと最高の親友でいてくれた彼女が、礎となって家族を支えてくれた彼女が、私にとって最愛の彼女がいなければ、私は今夜ここに立っていません。
サーシャとマリーヤ。君たちにはちょっと想像もつかないほど、お父さんは君たちを愛しているよ。君たちふたりもがんばったから、約束した通り、ホワイトハウスには、新しく飼う子犬を一緒に連れて行けるよ。
祖母はもうこの世にはいませんが、いま見守ってくれているはずです。私という人間を作り上げてくれたほかの家族と一緒に、祖母は見守ってくれています。今夜ここに家族のみんながいたらいいのに。それは少し寂しい。両親や祖父母が私に与えてくれたものは、あまりに計り知れない。妹のマヤ、姉のアルマ、そして兄弟や姉妹全員に。これまで支えてくれて本当にありがとう。みんなに感謝します。
選対責任者のデビッド・プラフに。この選挙戦の縁の下の英雄。アメリカの歴史でおそらく最高の選挙運動を設計したデビッド・プラフに、感謝したい。
そして戦略責任者のデビッド・アクセルロッドに。最初からいついかなるときもずっと一緒に歩いてくれた彼に、感謝したい。
このために集められた、政治史上最高のチームに。この結果はみなさんのおかげです。この結果を生み出すために、みなさんはたくさんのことを犠牲にしてきた。私はみなさんにいつまでも感謝し続けます。
けれどもほかの何を差し置いても、今夜のこの勝利が真に誰のものなのか、私は決して忘れません。この勝利は、みなさんのものです。みなさんのものなのです。
大統領の職を目指した人たちの中で、私は常に決して有力候補ではなかった。最初からたくさんの資金があったわけでもなければ、大勢の後援を受けていたわけでもありません。私たちの選挙戦はワシントンの広間で始まったわけではない。この選挙戦は(アイオワ州)デモインの裏庭で始まった。(ニューハンプシャー州)コンコードの居間で始まった。(サウスカロライナ州)チャールストンの玄関ポーチで始まったのです。この選挙戦は働く人たちがなけなしの貯金をはたいて、5ドルや10ドル、20ドルを提供して、そうやって築き上げていったものです。
若者は無気力だという神話を拒絶した若者たちが、給料の少ない、そして睡眠時間のもっと少ない仕事に自分を捧げるため、家と家族から離れて参加してくれた。だからこの選挙戦はますます力をつけたのです。
あるいはそれほど若くない人たちから。凍てつく寒さと焼け付く暑さにもひるまず、家から家へと赤の他人のドアをノックしてくれた人たちから力を得ました。ボランティアとなって組織を作って活動した、何百万人というアメリカ人から力を得ました。建国から200年以上たった今でも、人民の人民による人民のための政府はこの地上から消え去ってはいないのだと証明してくれた、そういう人たちから力を得たのです。
これはみなさんの勝利です。
それに、みなさんがこの選挙に参加したのは、ただ勝つためではないと分かっています。ただ私のために参加したわけでもないことも、分かっています。今晩みんなでこうやって祝いながらも、私たちは承知しているからです。明日から私たちは、この時代最大の課題に、次々と取り組まなくてはならない。ふたつの戦争。危機にさらされる惑星。100年来で最悪の金融危機。
今夜ここにこうして立つ今も、私たちは知っています。イラクの砂漠でいま目覚めようとする勇敢なアメリカ人たちがいることを。アフガニスタンの山岳で目覚めるアメリカ人たちがいることを。彼らが、私たちのために命を危険をさらしていることを。
子供たちが眠ったあと、自分たちはまんじりともせず、どうやって住宅ローンを払ったらいいのか、病院の請求書をどう払ったらいいのか、子供の大学進学費をどうやって貯めたらいいのか、眠れずに途方にくれている母親や父親があちこちにたくさんいることを。
私たちは、新しいエネルギーを活用しなくてはならない。新しい仕事を創り出さなくてはならない。新しい学校を造り、脅威に立ち向かい、同盟関係を修復しなくてはならない。
私たちの前には、長い道のりが待ち受けています。目の前の斜面は急です。目指すところに、1年ではたどりつかないかもしれない。大統領として1期を丸ごと使っても無理かもしれない。しかしアメリカよ、私たちは絶対にたどり着きます。今夜ほどその期待を強くしたことはありません。
みなさんに約束します。私たちは、ひとつの国民として、必ずたどり着きます。
これから先、挫折もあればフライングもあるでしょう。私がこれから大統領として下す全ての決定やすべての政策に賛成できない人は、たくさんいるでしょう。そして政府がすべての問題を解決できるわけではないと、私たちは承知しています。
けれども私たちがどういう挑戦に直面しているのか、私はいつも必ずみなさんに正直に話します。私は必ず、皆さんの声に耳を傾けます。意見が食い違うときは、特にじっくりと。そして何よりも私は皆さんに、この国の再建に参加するようお願いします。国を建て直すとき、アメリカでは過去221年間、いつも必ず同じようにやってきた。ささくれたタコだらけの手で、ブロックを一枚一枚積み上げ、レンガを一枚一枚積み上げてきたのです。
21カ月前、真冬の最中に始まったものを、この秋の夜に終らせるわけにはいかない。私たちが求めていた変化は、ただこの勝利だけではありません。この勝利はただ、求めていた変化を実現させるための、そのチャンスを得たに過ぎないのです。そして以前と同じようなやり方に戻ってしまったら、変化の実現などあり得ない。
みなさんなしでは、変化は実現しない。社会に奉仕するという新しい意欲がなくては、自分を捧げるという新しいスピリットがなくては、変化は実現しないのです。だからこそ私たちは今、新しい愛国心を呼び覚ましましょう。新しい責任感を呼び覚ましましょう。私たち一人ひとりがもっと参加して、もっと一生懸命努力して、自分だけの面倒を見るのではなく、お互いの面倒を見るように。
今回の金融危機から得たほかでもない教訓というのは、普通の町村が苦しんでいるのにウォール街だけ栄えるなど、そんなことがあってはならないということ。それを忘れずにいましょう。
この国の私たちは、ひとつの国として、ひとつの国民として、共に栄え、共に苦しむのです。この国の政治をあまりにも長いこと毒で満たしてきた、相変わらずの党派対立やくだらない諍いや未熟さに再び落ちてしまわないよう、その誘惑と戦いましょう。
共和党の旗を掲げて初めてホワイトハウス入りしたのは、この州の人でした。そのことを思い出しましょう。共和党とは、自助自立に個人の自由、そして国の統一という価値観を掲げて作られた政党です。そうした価値は、私たち全員が共有するものです。そして民主党は確かに今夜、大きな勝利を獲得しましたが、私たちはいささか謙虚に、そして決意を持って、この国の前進を阻んでいた分断を癒すつもりです。
かつて、今よりもはるかに分断されていた国民にリンカーンが語ったように、私たちは敵ではなく友人なのです。感情はもつれたかもしれないが、だからといってお互いを大事に思う親密な絆を断ち切ってはなりません。
そして私がまだ支持を得られていない皆さんにも申し上げたい。今夜は皆さんの票を得られなかったかもしれませんが、私には、皆さんの声も聞こえています。私は、皆さんの助けが必要なのです。私はみなさんの大統領にも、なるつもりです
この国から遠く離れたところで今夜を見つめているみなさん。外国の議会や宮殿で見ているみなさん、忘れ去られた世界の片隅でひとつのラジオの周りに身を寄せ合っているみなさん、私たちの物語はそれぞれ異なります。けれども私たちはみな、ひとつの運命を共有しているのです。アメリカのリーダーシップはもうすぐ、新たな夜明けを迎えます。
この世界を破壊しようとする者たちに告げる。われわれはお前たちを打ち破る。
平和と安全を求める人たちにお伝えします。私たちはみなさんを支援します。そしてアメリカと言う希望の灯はかつてのように輝いているのかと、それを疑っていたすべての人たちに告げます。私たちは今夜この夜、再び証明しました。この国の力とは、もてる武器の威力からくるのでもなく、もてる富の巨大さからくるのでもない。この国の力とは、民主主義、自由、機会、そして不屈の希望という私たちの理想がおのずと内包する、その揺るぎない力を源にしているのだと。
それこそが、アメリカと言う国の素晴らしさです。アメリカは変われるという、まさにそれこそが。私たちのこの連邦は、まだまださらに完璧に近づくことができる。私たちがこれまで達成してきたことを見れば、これから先さらに何ができるか、何をしなくてはならないかについて、希望を抱くことができるのです。
(下につづく・・・・)
Obama Acceptance Speech HQ (Part 3) 11/04 - Victory Speech
今回の選挙には色々な「史上初」があり、これから何世代にもわたって語り継がれるいろいろな物語がありました。けれども私が今夜なによりも思い出すのは、アトランタで投票したひとりの女性の物語です。彼女はほかの何百万というたちと同様に、この選挙に自分の声を反映させようと行列に並びました。ただ1つだけ、ほかの人と違うことがあります。アン・ニクソン・クーパーさんは106歳なのです。
奴隷制が終ってから一世代後に、彼女は生まれました。道路を走る自動車もなければ、空を飛ぶ飛行機もなかった時代です。その時代、彼女のような人はふたつの理由から投票できなかった。女性だから。そして皮膚の色ゆえに。
さらに私は今晩、アメリカで生きた100年以上の間にクーパーさんが目にした、ありとあらゆる出来事を思っています。心を破られるほどの悲しみ、そして希望。困難と、そして進歩。そんなことはできないと言われ続けたこと。にもかかわらず、ひたむきに前進し続けた人たちのこと。あのいかにもアメリカ的な信条を掲げて。Yes we can。私たちにはできる、と。
女性は沈黙させられ、女性の希望は否定されていた時代にあって、クーパーさんは生き続け、女性が立ち上がり、声を上げ、そしてついに投票権に手を伸ばすのを目撃したのです。Yes we can。私たちにはできるのです。
アメリカの大草原に絶望が吹き荒れ、大恐慌が国を覆ったとき、クーパーさんは「新しい契約(ニュー・ディール)」と新しい仕事と新しく共有する目的意識によって、国全体が恐怖そのものを克服する様を目撃しました。Yes we can。私たちにはできるのです。
この国の湾に爆弾が落下し、独裁が世界を支配しようとしたとき、時の国民が立ち上がり、偉業を達成し、そして民主主義を救うのをクーパーさんは見ていました。Yes we can。私たちにはできるのです。
クーパーさんは(人種隔離政策が行われていたアラバマ州)モンゴメリでバスが黒人を差別するのを知り、(同州)バーミングハムで警官が消火ホースの水でもって黒人を抑圧するのを知り、(流血のデモ行進が行われた同州)セルマの橋を知り、そしてアトランタからやってきた牧師と時代を共有しました。アトランタからやってきたその牧師は人々に「We shall overcome(私たちは克服する)」と語った。Yes we can。私たちにはできるのです。
人が月面に着陸し、ベルリンでは壁が崩壊し、われわれの科学と想像力によって世界はつながりました。
そして今年、この選挙で、彼女は指でスクリーンに触れ、そして投票したのです。なぜならアメリカで106年生きてきて、幸せな時代も暗い暗い時代もこのアメリカでずっと生きてきて、クーパーさんは知っているからです。このアメリカと言う国が、どれほど変われる国なのか。
Yes we can。
アメリカよ、私たちはこんなにも遠くまで歩んできました。こんなにもたくさんのことを見てきました。しかしまだまだ、やらなくてはならないことはたくさんあります。だから今夜この夜、改めて自分に問いかけましょう。もしも自分の子供たちが次の世紀を目にするまで生きられたとしたら。もしも私の娘たちが幸運にも、アン・ニクソン・クーパーさんと同じくらい長く生きられたとしたら。娘たちは何を見るのでしょう? 私たちはそれまでにどれだけ進歩できるのでしょうか?
その問いかけに答えるチャンスを今、私たちは手にしました。今この時こそが、私たちの瞬間です。
今この時にこそ、私たちは人々がまた仕事につけるようにしなくてはなりません。子供たちのために、チャンスの扉を開かなくてはなりません。繁栄を取り戻し、平和を推進しなくてはなりません。今この時にこそ、アメリカの夢を取り戻し、基本的な真理を再確認しなくてはなりません。大勢の中にあって、私たちはひとつなのだと。息をし続ける限り、私たちは希望をもち続けるのだと。そして疑り深く悲観し否定する声に対しては、そんなことできないという人たちに対しては、ひとつ国民の魂を端的に象徴するあの不朽の信条でもって、必ずやこう答えましょう。
Yes we can。
ありがとう。神様の祝福を。そして神様がアメリカ合衆国を祝福しますように。
国民を無視し続け、ある一定の軍事産業関連者や富裕層だけが利益を貪っていたブッシュ共和党政権をなんとか変えたいと願い、長い列を作って長い時間待ってまでも投票した米国有権者もすばらしければ、「ほかの何を差し置いても、今夜のこの勝利が真に誰のものなのか、私は決して忘れません。この勝利は、みなさんのものです。みなさんのものなのです。」と語るオバマもすばらしい。
個人的には、オバマ家がホワイトハウスでどんなワンちゃんを飼うのか興味があるんだけどね。
オバマめ、泣かせるスピーチをしやがってと思ったら、今日もランキングの応援宜しくお願いします。

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2008.11.05 (Wed)
米国大統領選:オバマ優位の情勢

写真右:米大統領選の投票用紙(CNN.jpより)
オバマ氏優位で米大統領選の投票開始、歴史に残る選挙戦に(CNN.jp 11月5日)


写真右:アリゾナでシンディ夫人と投票をするマケイン(CNN)。
選挙管理委員会によると、3日までに期日前投票などを済ませた人は2400万人を超え、過去最高となった。有権者登録(特に黒人)が記録的に伸び、投票率もこれまでで最高投票率が予想されている。過去の最高記録は、フランクリン・ルーズベルト(民主党)が再選された1940年の65.2%。前回2004年にブッシュ大統領とジョン・ケリー上院議員が争った時の投票率は60.7%だった。
CNNが3日まとめた世論調査の集計結果では、支持率はオバマが51%で、44%のマケインをリード。総数538人の選挙人による投票のうち、勝利に必要な投票数は270人となっている。"The Huffington Post"では、オバマが364人、マケインが174人を獲得することを予測している。
大統領選の結果は、有権者の投票数ではなく、選挙人の数で決まる。選挙人とは何かというと、各州に振り分けられた【連邦議会下院議員又は代表者】+【上院議員】で、上院議員は各州に2人だが、下院議員はその州の人口に比例して増えたり減ったりしているため、各州で選挙人の数が変わってくる。そして、その州の勝利者が選挙人の投票を全て獲得できることになる。
各州の選挙人の投票数(Electoral Votes)が書かれた地図。

米国でもっとも選挙人の数が多いのがカリフォルニアで、55人となっているが、カリフォルニアでは、すでにオバマの勝利が予想されている。その他、選挙人の数が多い州で、オバマ勝利が予測されている州は、ニューヨーク(31)、オバマのホームタウンであるイリノイ(21)、ミシガン(17)、ニュー・ジャージー(15)、マサチューセッツ(12)ワシントン(12)、メリーランド(10)などがある。
マケイン優勢で選挙人の多い州は、ブッシュのホームタウンであるテキサス(34)、マケインのホームタウンのアリゾナ(10)、テネシー(11)、アラバマ(9)、ケンタッキー(8)、サウス・カロライナ(8)、オクラホマ(7)、ミシシッピ(6)、カンザス(6)などがある。
投票結果は下のサイトで見られる。
過去5回の大統領選における選挙人獲得結果(Nov. 4th, Toronto Star 紙面より):
(青=民主党;赤=共和党)
2004 Bush/Cheney 286 Kerry/Edwards 251
2000 Bush/Cheney 271 Gore/Lieberman 266
1996 Clinton/Gore 379 Dole/Kemp 159
1992 Clinton/Gore 370 Bush Sr./Quayle 168
1988 Bush Sr./Quayle 426 Dukakis/Bentsen 111
オバマは大統領選のキャンペーンの中で、ワシントン政治の「変革」、イラク駐留米軍の早期撤退、年収が2000万円以下の中間層の減税などを前面に掲げ、8年にわたったブッシュ政権への失望が深まる若者層中心に支持を拡大した。一方のマケイン氏はブッシュとは違う中道派的な政策やイラク戦争勝利までの米軍駐留などを強調した。
選挙戦終盤で、マケインが副大統領候補として任命したサラ・ペイリンのインタビューでの発言が問題となってマケインの足をひっぱり始め、米国が金融危機に直面すると、マケインの優柔不断な態度に不満を持った国民が、オバマの臨機応変な対応策を支持し、それまでもオバマの支持率はマケインよりもわずかに高かったが、その後、両者の支持率の差はどんどん開いて行った。
これまでの世論調査で優位を保つオバマ氏が勝利すれば、8年ぶりの民主党政権の誕生となる。オバマが勝利したところで、経済危機の中、正常な状態に戻るまで時間がかかるだろうが、これからがオバマの腕のみせどころだ。オバマ政権によって米国が変わったとき、米国にもっとも近いカナダやアメリカの同盟国である日本が影響を受けるのは当然であり、それゆえに、私たちは、米国大統領選の行方を固唾をのんで見守っている。
米国大統領選に関する過去ログ:カテゴリー「米大統領選挙」
参考記事:
オバマ氏優位で米大統領選の投票開始、歴史に残る選挙戦に(CNN.co.jp)
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2008.11.03 (Mon)
サラ・ペイリンがカナダのコメディアンに騙される(YouTube動画あり)
Sarah Palin Gets a Prank Call
この「いたずら」電話をかけたのはカナダ、ケベック(Quebec)州のコメディアン・デュオ、「ジュスティスィエー・マスクィ(Justiciers masqu�s)」で、サルコジ大統領を装ったのは、デュオの一人、マーク・アントアン・アウデット (Marc Antoine Audette)氏。
この二人のコメディアンは、過去にもシラク仏大統領やサルコジ大統領、MSのビル・ゲイツ会長、ブリトニー・スピアーズなどを騙したことがある。
少し前まで元首と面識がないと批判されていたペイリンは、急いでNYの国連に行って、そこにいた元首と面会し、名誉挽回を図っていたが、そのせいか、サルコジ仏大統領から電話と聞くと、全く疑いもせず、猫なで声で対応していた。
上のYouTubeによると、サラ・ペイリンは、アウデット氏を本当にサルコジ大統領だと信じきっていて、「お電話を頂いたうえ、お話ができて嬉しいです。ジョン・マケイン氏もわたしも、大統領が大好きなんです!」とゴマすりを始める。
偽サルコジ大統領が、今の選挙情勢について聞くと、実際は、すでに結果はわかっていると言われているのに、今、接戦で、がんばっているところ。マラソンで2位の人の気持ちわかるでしょう。とても大変よ。」と答えた。そして、「あなたなら、もうすぐ米国の大統領になるでしょう。」と言われると、「それはどうかしら。なれたとしても、8年後ね。」と自信なさそうに語った。
このブログでもヌードを公開したことがあるサルコジ大統領のカーラ・ブルーニ(Carla Bruni)夫人について、サラ・ペイリンが、「美しいご奥様でいらっしゃいますね。美しいご家族ですこと。」とゴマすり全開。偽サルコジ大統領も調子に乗って、「今日、こうして、あなたと話したなんて言ったら、きっとヤキモチをやくでしょう。ウヒヒヒヒ・・・・。妻が知事と是非お会いしたいと言ってました。」「彼女はベッドで上手なんだよ。」などと言うと、「ハハハ・・・。」と下品に笑うペイリン。
又、ペイリンは、アラスカで絶滅の危機に瀕している野生の狼を空からヘリコプターで追って、銃撃することを許可したことで有名であり、動物愛護協会からは猛反対を受けているが、それに触れて、偽サルコジ大統領が「ヘリコプターで狩猟するなんて画期的なアイディアだ。動物を殺すのが大好きなので、ぜひ今度一緒にやってみたい。でも、散弾銃で友人を誤射したことのあるチェイニー副大統領は連れてこないでくれ。」と言うと、ペイリンは再び下品に笑った。
そして、最後に、偽サルコジ大統領が、実はこれはいたずら電話でラジオで公開されているんだと言うと、ペイリンは、一瞬ドキッとしたようで、平静を装いながらも、さよならの挨拶をすることもなく、そそくさと秘書にかわってしまった。
AFPによると、このいたずら電話の後、マケイン陣営は次の声明を発表したそうだ。
マケイン陣営は、「このコメディアングループがサルコジ大統領をはじめとする元首・閣僚クラスにいたずらを仕掛けていると知ったペイリン知事は、同等クラスに扱われたことに幾分気をよくしています。セ・ラ・ヴィ(フランス語で「くよくよしても仕方ないさ」の意)」とコメントした。
サタデー・ナイト・ライブのときも、こんな感じで馬鹿にされているのに、ペイリンは、ヘラヘラ笑っているばかりで、一緒に馬鹿やってたけど、今回も又同じ。でも、今回はあまりにもうまく騙されすぎていたので、きっとペイリンに同情する人もでてくるかも(笑)。共和党は、ジョークには、ジョークで返しているが、これも大統領選挙の投票日が2日後に迫っていたら、まじめに怒っている場合じゃないよね。
The REAL Sarah Palin!
ペイリンは、副大統領には向いてないけど、お笑いにはぴったりと思ったら、今日もランキングの応援よろしくお願いします。

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2008.10.31 (Fri)
米国大統領選:アメリカン・アイドルを越える視聴率を記録したオバマのキャンペーン用30分番組
米カリフォルニアで、ハロウィン用の飾り付けとして、今月の初めから、サラ・ペイリンの等身大「首つり」人形が道路に面した住宅の屋根からつり下げられていたそうだ。これと共に、屋根の煙突には、ジョン・マケインらしき人形が赤い紙で作られた炎で燃やされていたらしい。これに近隣の住民からの苦情が1000通以上も市に殺到し、市長がこれらの人形を設置したチャド・マイケル・モリセットさんに撤去を求め、チャドさんは撤去することにしたそうだ。

ペイリン氏の「首つり人形」、市長が撤去説得 カリフォルニア
2008.10.30 Web posted at: 20:27 JST Updated - CNN/AP
いくらハロウィンが子供を怖がらせる日と言っても、これはちょっとやり過ぎだろう。あまりにも悪趣味すぎる。特に等身大ということだから、遠くからみたら、本物に見えるかもしれないし。近所から苦情が殺到するのも当然だ。
ハロウィン前夜の昨晩、9時から30分間、「全米が泣いた」オバマ氏の大統領選挙用キャンペーン番組が放映された。米国の中間層に属する人々の日常生活を追いながら、彼らが直面する経済問題や雇用問題や医療保険問題などについて、オバマが彼の政策を説明するという設定で、さまざまな市民の話を熱心に聞いて、ざっくばらんに市民と話し合うオバマの姿がとても感動的だった。この番組を見た視聴者のほとんどが、オバマが大統領になれば、米国は必ず変わるだろうと確信したに違いない。
ニールセン・メディア・リサーチの発表によると、オバマ氏の番組は、NBCとCBS、FOX、ユニビジョンなどの主要ネットワークやケーブル局など、合計7局で放送され、3350万人以上が視聴したそうだ。今回の番組を放映した費用は、5億円と言われている。
北米で最も人気の高いテレビ番組であるアメリカン・アイドルの昨シーズンの週間視聴者数が、平均2800万人超だったということだから、それを上回る視聴率だったことになる。
英語がわからなくても、気持ちは伝わると思うので、みなさまにもぜひご覧いただきたいと思う。

米大統領選、オバマ氏の番組を3350万人が視聴 (ロイター)
埋め込みできないが、下のリンクが動画へのリンクとなっている。
アメリカの物語、アメリカの解決法:30分スペシャル
特に日本の政治家の方々に、人種問題というハンディキャップを乗り越えて、オバマがどのように米国民の心を掴んだのか、見ていただけたらと思う。
最後にオバマはこの動画の中で、省エネの車をこれまでは輸入していたが、これからは、アメリカ国内で作って行きたいと言っていた。これは、日本の自動車産業にとって悪いニュースで、これより先、北米市場は期待薄かもしれない。
逆に、オバマは戦争に嫌悪感を持つ平和派なので、日本での米軍キャンプの撤退や縮小などは訴えようによれば、可能かもしれない。
日本にとっては、いい面も悪い面も両方あるだろうが、とにかく、オバマが大統領になれば、米国は劇的に変わるだろう。
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