2007.04.22 (Sun)
『博士の独り言』自作自演?
[26937] 天地健様へ
名前:森下泰典
日時:2007/04/18 21:54
とんでもないヘマをしでかしてしまったよ。
百年、いや、千年、万年経っても、貴方の事を
笑えやしない。
どことなく、ネトウヨが書いたような文章だ。それにしても、もし、本当に記者が記事について謝罪するのであれば、本文中に謝罪文を書くのが本当だろう。この文体からしても信じられないが、ここまで工作するとはネトウヨとはなんといやらしい生き物なのだろうか。
これは、下のコメントに対する答えであり、そのリンク先は例の『博士の独り言』の記事になっている。
[26914] 「嘘と言えば」なんて他人に言ってる場合じゃないですね
名前:天地健
日時:2007/04/17 23:02
http://specialnotes.blog77.fc2.com/blog-entry-555.html
http://specialnotes.blog77.fc2.com/blog-entry-557.html
まあ、がんばってください。
年寄りという人がこのブログのコメントに書いたように、JANJANの記事を書いた森下泰典氏が上のリンクにある『博士の独り言』の手紙などを読んで降伏した、つまり、自分の過ちを認めたというのはにわかに信じられないことだったので、私はJANJANにこの森下泰典氏が書いたとされるコメントが実際に本人によって書かれたのかどうか確かめるためにメールした。
4月16日に御誌に記載された「一触即発 左右ブロガー~読売新聞「731部隊」報道で」という記事
http://www.janjan.jp/media/0704/0704153804/1.php
のコメント欄に、その記者の名前で、下記のコメントが書かれていますが、これは実際にその記者によって書かれたものでしょうか。
名前:森下泰典
日時:2007/04/18 21:54
とんでもないヘマをしでかしてしまったよ。 百年、いや、千年、万年経っても、貴方の事を 笑えやしない。
この記事の信憑性が問われる問題なので、至急お答え願います。
美爾依
もしこれが『博士』による自作自演だったら、あまりにも悪質すぎて逆にかなり笑えるのだが、たとえそうであってもそれを証明するのは難しいだろう。はたして、JANJANからどんな回答があるか。
恥も外聞もなく、『博士』が「広がる衝撃と「韓国人」への不信! 」の中で、又でたらめ記事をブログに載せている。その文とは米国教授へのインタビューの後に【筆者記】として書かれている下記の文だ。
止め処も無く話は続いたが、同教授が教えるキャンパスでは、反韓運動が起きる気配すらあるとのことだ。他民族が集中している米社会では、国家の違い、民族の違いによる「壁」が確かに存在している。韓国人と米社会の「壁」は、今回の「テロ」でさらに分厚くなった。朝の時間が足りない。短稿報告にて。
どこの乱射事件のニュースを見ても、人の話を聞いても、米国のキャンパスで、反韓運動が起きる気配があるなんて聞いたことがない。米国では、韓国人としての犯罪としてよりも、米国社会の影響による犯罪としてみている。世界中探しても、今回の事件で韓国人であることを責めているのは、日本のネトウヨだけだ!
JMMの米国ニュージャージー州在住の冷泉彰彦氏の「キャンパスの惨劇」という記事に今回の乱射事件に対する米国でどのような議論が行われているのか、又、銃規制についてのはたしてどのような動きがあるのかなどとても詳しく書いた記事があったので、まだリンクがないため、ここに重要な部分だけ引用させていただきたい。
さて、現時点でまずお伝えしなくてはならないのは二点です。まず、一部で懸念された韓国系を中心としたアジア系への偏見ですが、これはほとんど起きていません。アジア系への反感を示す言動もなければ、犯人の動機や人物像を探ろうとする膨大な報道の中にも「韓国系」とか「アジア系」だからという説明はほとんどありません。もう一点は、銃規制の問題です。国外の報道では、この事件を契機に銃規制の問題が再燃していると言われていますが、実際は不気味なほど抑えられています。銃規制をめぐる論議は今週の時点ではほとんど動いていないのです。
まず、人種偏見が起きていないのはどうしてかを考えてみることにします。理由としては色々ありますが、まず(1)犯人がバージニア工科大学(VT)という有名校の学生であり、それが属性として理解されていること、(2)8歳の時に家族とともに移民してきており、永住権を取得しアメリカの公教育システムに従って育ってきていること、(3)1999年のコロンバイン高校での乱射事件との類似が明らかで、アメリカ社会の自分たちの問題という認識があること、(4)アジア系のアメリカ人がアメリカ社会の重要な構成要素の一つということが既成事実となっていること、という要素が挙げられるでしょう。
これに加えて、犯人を知る学生達の証言、異常な内容を綴った創作クラスでの作品、教師からの警告、ストーカー歴や心療内科での受診歴、そして18日の水曜日に発表されたNBC放送に届けられた「メッセージ」、そうした膨大な情報が既にあることから、アメリカの誰もが「何故?」という疑問への答えを探すディスカッションに参加できる、これが一番大きいのだと思います。
原因がどうしても理解できない、そもそも犯人の人物像が自分たちの理解を越えているということになれば、犯人を「自分たちアメリカ社会の一員」だとはしないで、外国人だから、異教徒だから、異文化だから、○○系だから、○○人だから、という「ひとくくり」の中に位置づけて敵意なり恐怖の対象とするしかなくなります。ですが、今回の事例はそうではないわけで、とにかく「何故?」という疑問に対して何らかのことは言える、つまり病気であれ邪悪であれ「アメリカ社会の一員」として理解が可能なケースだと言えます。
考えてみれば、80年代の日本バッシング、911後のイスラムへの敵意などは、問題が海の向こうからやってきたということ以上に、「得体がしれない」とか「理解しようにも相手に関する情報がない」という中で、人種なり宗教という「ひとくくり」を敵意の対象とする回路に入っていったのだと思います。ですが、今回は違うようです。
犯人を韓国人として見るような発言も出てはいます。例えば、18日のMSNBC朝の番組(アイマスが解雇されたので臨時のニュース番組として編成されているもの)では、デビッド・グレゴリーが「まあお姉さんが超優秀(プリンストン大学を卒業して国務省関連の企業に勤務と伝えられています)で、弟はまあまあ(偏差値的発想で言えば、VTはプリンストンほど入学に際して高成績は要求されません)だったらいつも比べられていて、例えば国に帰ったら親戚に色々言われたってことはあるんじゃないですか」ということを言っていました。
この場合はほんの少し「教育熱心なアジア系は学歴で兄弟を比較しがち」というステレオタイプなニュアンスが入っていましたが、そのこと自体が悪いというニュアンスではなく、むしろ「解説」としてはあり得る範囲の内容でした。また、19日になるとネットにあふれた情報として、犯人がNBCに送り付けてきた写真の中に、韓国映画『オールド・ボーイ』の中の「斧を持ったシーン」や「拳銃を自分の頭に当てて
いるシーン」と同じポーズを取ったものがある、という話題が一斉に流れました。
ですが、ここでも「韓国人だから韓国映画に影響された」という解説は全くなく、「全米の学生たちの間でカルト的な人気のある映画」という言い方で紹介されていたのです。その表現に関しても、韓国人の感情に配慮してというニュアンスはなく、全く自然なものでした。また報道の流れとしてはコロンバインの犯人二人を神格化しているというエピソードと並列で、アメリカの「社会の中」での現象という文脈にブレはないのです。
『博士』の記事とはずいぶんと異なった内容であることは、一目瞭然であるが、どちらを信じるかは個人の自由だ。結果はすぐにわかることなので。
この後、銃規制へと話は移るのだが、米国がこれほど銃による悲劇が連続して起こっているのに、なぜ全く銃規制が行われないのかということが書いてある。とても興味深い内容なので、又機会があったら、これについても書こうと思う。
日本でもたて続けに暴力団による銃撃事件が起こっており、米乱射事件は決して他人事ではないと思う。外を歩く時はいつも危機感を持って歩かねばならないような国にだけは、成り下がって欲しくないと思う。
関連記事:
「同胞」の事件に衝撃 駐米韓国大使、「断食」呼びかけ(Asahi.com 4月21日)
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