2007.04.16 (Mon)
参院選では過半数割れに追い込み、AbEndさせよう!
このところ、英語の翻訳がなくなったせいか、読み応えのあるすばらしい記事の多い天木氏だが「政治の季節がやってくる予感」という記事の中で朝日新聞に連載されていた文を紹介してくださっており、その文にいたく感動したので、もう読まれた読者もいるかもしれないけど、ここでもう一度紹介したい。なるべく多くの方に読んでいただきたいと思ったので。
30代半ば、偶然に自分の戸籍を見たら親の欄に知らない名前がありました。両親が生みの親でないことを初めて知りました。
結婚する時、父は僕の妻にそれを告げ『實には知らせないで』と言ったそうです。希望を尊重し、僕も知らないふりをすることにしました・・・
(父は)青森の貧しいリンゴ農家の末っ子で、小学校を出てから働き、18歳で上京。進駐軍のスクールバスやタクシーの運転手をして働きづめでした。心臓に持病のあった母の治療費を工面するのに精一杯だったのでしょう。
僕の通っていた都立西高校は進学校。母の闘病を見ていたので、僕は医学部に行こうと決めました。でも父は『行かなくていい』。6年も通わせる余裕はなかった。僕は歯ぎしりしながら泣いて頼みました。そして、自分はなぜ医者になりたいのか、改めて真剣に考えました。
結局、許してくれました。同時に『弱い人、貧しい人がどんな気持ちで医者にかかるか。それを忘れるな』と・・・僕の背景には常にこの言葉があります・・・
87年、病院の近くにログハウスを建て、東京で暮らしていた父を呼びました。血はつながっていなくても、3世代の家族として共に過ごしたい。大事に使えば200年はもつ家です。『岩次郎小屋』と父の名をつけ、父を頂点とした家族を作りたかった。父は僕らと暮らし、7年前に88歳で亡くなりました。僕は最後まで、気づかないふりを通しました。
実の父親の墓を訪ねたことがあります。成功者だったそうで、驚くほど立派な墓でした。でも僕は、貧しくても運命から逃げず、誠実に生きた父に育てられて良かった。それに気づくまで、ずいぶん時間がかかってしまったけれど・・・
この世には運命のいたずらで自分の生みの親と小さいときに別れてしまう人もいる。一見不幸に思えるが、その育ての親や自らの体験によって、かけがえのない人生を送る人もいる。短いけれども作者の育ての親への感謝の気持ちが込められていて、それがひしひしと心に沁みる文章だった。まずは、育ての母親が病弱だったから、医者になろうと決心した「僕」という人間のすばらしさ。そして、それを認めた育ての父親が、「僕」に送った言葉、『弱い人、貧しい人がどんな気持ちで医者にかかるか。それを忘れるな』という言葉も心に響く。
育ての親が貧しかったおかげで、作者は、弱い人、貧しい人の気持ちがわかる医者になることができて本当に良かったと思う。そういった気持ちはどんなにお金を積まれても裕福な家庭で育ったら、学ぶことはできない。もし、作者が成功者だった実の親に育てられていたら、きっとその気持ちは理解できなかっただろう。自らが弱い人や貧しい人と一緒に生活を共にしたり、身近にそういった人がいないと、弱者の気持ちはわからないからだ。だから、裕福な家庭で育った2代目、3代目が多い今の日本の官僚や政治家には、決して弱者の気持ちは理解できないのだ。国民からは税金を搾り取るだけ搾り取り、官僚や政治家が優遇される日本社会の中で、官僚たちは退職後も天下りをして悠々と暮らす。こんな日本の仕組みを今こそ変えなければならない。その第一歩が参院選だ。
4月12日付けの『ゲンダイネット』によると、参院過半数割れ必至 県議選の分析結果に自民真っ青ということだが、これが、実際に起こることを祈る。
東京、北海道などの知事選は制した自民党が、実は慌てふためいている。大マスコミは報じていないが、県議選の方の数字がボロボロだったのだ。「このままでは参院選で大敗する」という声も続出している。
7月の参院選を前に22日には福島、沖縄で参院補選がある。青木幹雄参院議員会長は「2勝」と意気込んでいたが、福島県議選(定数58)の結果に自民党は青ざめている。単独過半数を狙ったのに、現職が5人も落選、過半数確保に失敗したのだ。
参院選の雌雄を決する1人区の情勢も厳しい。例えば、片山虎之助参院幹事長の岡山。先の県議選で自民は現職3人が落選するなど7議席の減。とくに岡山市では公明か、民主、共産候補が上位当選し、自民候補は滑り込みだった。小沢一郎代表は、昨年末から4度も岡山に通っている。片山の地盤がグラついているのが証明された格好だ。
「定数45の過半数に遠く及ばない19人(5減)の当選に終わった秋田、過去最低の16人(7減)の当選だった滋賀、候補者乱立で自民共倒れが続出した長崎(8減)や佐賀(3減)。アチコチで自民の牙城が崩された。県発注の官製談合が発覚して県議選で現職2人が落選した和歌山の世耕弘成・首相補佐官も安泰でないし、安倍“応援団”の山本一太の群馬も10減でした。こうした1人区を参院選で落とせば、過半数割れ必至です」(政界関係者)
自民は札幌、浜松、広島の政令市長選も落とした。地方の都市では自民離れが顕著だ。参院選後は政局である。
ネトウヨが又、『ゲンダイネット』の記事を信じるのかとコメントに書きそうだが、全くのデマというわけではないだろう。東京で石原が勝ったから、ノーテンキな安倍晋三は喜び勇んでいるようだが、現実はそう甘くない。このままいけば、参院選で過半数割れする可能性は高いのではないか。そうなれば、安倍を倒せる。AbEndが実現するのだ。その後のことはそれが実現したときに考えればいい。それまでは、AbEnd目指して全身全霊を注ぎ込むしかない。
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