2011.01.08 (Sat)
アリゾナで米民主党の下院議員らが銃撃される
カナダに帰ってきてさっそく米国のアリゾナ、トゥーソンで民主党の下院議員らが銃撃されるという今から50年前のケネディ大統領の暗殺を思い出させるような悲惨な事件が起こった。アリゾナのセイフウェイ・ストアというスーパーマーケット前で市民との集会を行っていた民主党女性議員のガブリエル・ギフォーズ氏が頭部を打たれ重体となった。その場に居合わせた9歳の女児ら6名が死亡、12名が負傷した。容疑者のうちの1人、22歳のジェアード・リー・ラフナー(Jared Lee Loughner)(写真)は、その場で逮捕されたが、あとの2人は逃亡した。拳銃の所持規制がほとんどなく、野放し状態になっている米国では当然起こっても不思議ではない事件だと思う。
米国では去年オバマ大統領が、国民健康保険制度案の米議会下院通過を果たし、米国で初めて国民保険制度が確立された。今回の銃撃事件は国民健康保険に不満を持った者たちの犯行であると言われている。恐らく、オバマ政権に反対し、共和党を支持するものたちの犯行だろう。
アリゾナで銃撃事件 死者6人、下院議員らが重体
2011.01.09 Sun posted at: 09:44 JST
(CNN) 警察と政府当局者らによると、米アリゾナ州トゥーソンの食品スーパー前で8日、男が銃を乱射し、連邦地裁判事ら6人が死亡、連邦下院の民主党女性議員、ガブリエル・ギフォーズさん(40)ら12人が負傷した。現場では当時、ギフォーズ議員が支持者らと集会を開いていた。
オバマ米大統領によると、死者の中には同州の連邦地裁のジョン・ロール判事が含まれている。また当局によると、9歳の少女も病院で死亡が確認された。
病院の担当医によると、ギフォーズ議員は弾丸1発が頭部を貫通して重傷を負い、手術を受けた。
容疑者は22歳の男とされ、連邦議会警察によればすでに拘束された。
警察は警戒措置として、一部の連邦当局者らの自宅、事務所の安全を確保し、下院議員らに注意を呼び掛けた。オバマ大統領の指示により、米連邦捜査局(FBI)のチームが現場へ向かっている。
ギフォーズ議員は2006年に初当選。昨年の中間選挙では、保守派の草の根市民運動、ティーパーティー(茶会)の候補者と激しく争った。
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2008.11.16 (Sun)
オバマがヒラリーに国務長官を打診

キース・オルバーマンと レイチェル・マドウ
北米のメディアは、一般的に大手メディアはリベラル系が多く、MSNBC, CBS, CNNなどがあるが、保守系では、FOXくらいしか思い浮かばない。あとは、ラジオ局のラッシュ・リンボーが右翼系のラジオ・パーソナリティとして有名だ。私は、リベラル系メディアの中でも、テレビでは、MSNBCをよく見る。なぜなら、ニュース番組の顔であるTVホスト(日本では、司会者か?)がとっても迫力のあるリベラルでかっこいいのだ。例えば、キース・オルバーマン(Keith Olbermann)(49)や、レイチェル・マドウ(Rachel Maddow)(35)。この2人は、話すスピード感があり、頭脳明晰で、サラ・ペイリン・バッシングも最高だった。
特にレイチェルは、スタンフォード大学を卒業し、オックスフォード大学院を卒業した才女であり、公式のゲイ(レズビアン)としては初めてロ-ズ奨学金を受賞したことで知られている。今日は、そんなレイチェル・マドウが伝えるMSNBCニュースを紹介したい。13日にオバマがヒラリーを国務長官に指名したと言うニュースだ。
Maddow: Madame Secretary
このニュースは日本のメディアでも伝えられている。
<オバマ次期大統領>ヒラリー氏に国務長官打診 米TV
(毎日新聞 - 11月15日 11:41)
【ワシントン小松健一】米CNNテレビなどは14日、民主党のオバマ次期米大統領が13日、地元シカゴで行った同党のヒラリー・クリントン上院議員との会談で、次期政権の国務長官就任の意思を打診していたと報じた。正式な要請ではないが、閣僚の選定作業が続く微妙な時期だけに、クリントン氏が受け入れ姿勢を固めれば、オバマ氏は最終的にクリントン氏を国務長官に指名する可能性が高いとみられる。
会談の詳細は不明だが、CNNなどによると、会談ではクリントン氏が国務長官就任を要請された場合、受諾するかどうかをオバマ氏が見極めるために真剣な話し合いが行われた。さらに、政権運営の哲学についても意見交換したという。
クリントン氏は14日、ニューヨークで演説した際、自身の閣僚入りの報道に触れて「私は推測を語りたくない。(閣僚指名では)オバマ氏の手続きを尊重している。いかなる質問も(オバマ氏の)政権移行チームに尋ねて欲しい」と述べ、否定も肯定もしなかった。
CBSテレビ(電子版)はクリントン氏側近の話として「国務長官を受諾するだろう」との見通しを伝えた。
国務長官にはこれまで、04年の民主党大統領候補のケリー上院議員のほか、リチャードソン・ニューメキシコ州知事、共和党の重鎮ルーガー上院議員らの名前が挙がっていた。

米国国務長官の仕事としては、米国の外交を担当する閣僚で、日本の外務大臣に相当するが、米国国務長官は、諸外国における外相よりも強力な権限を持ち、外交のみならず通商や国家行事なども統括することがある。米政府の首席閣僚であり、憲法および大統領権限継承法の定めるところにより、大統領が欠けた場合の昇格順で、副大統領、下院議長、上院議長に次いで第4位に位置づけられている。

又、副大統領が大統領選に出馬することはよくあるが、国務長官が大統領選に出馬したというのは聞いた事が無い。オバマ氏が2期大統領を務めたあとに、ヒラリーが再び大統領選出馬を狙っているのなら、国務長官には就任しないだろう。
そして、ヒラリーが手がけている健康保険制度の改革も、国務長官に就任したら、取り組む時間がなくなってしまうだろう。今のまま上院議員として実現させれば、実績となり、8年後の大統領選にも有利になるのではないだろうか。
これらの理由から、私がヒラリーの立場だったら、国務長官の職は、断ると思う。

オバマが大統領選で闘ってきた、いわゆる党内のライバル、ヒラリーを国務長官に指名したということは、オバマの自信の表れだともっぱらの評判になっている。
詳しい事は、昨日届いたJMMのfrom911/USレポートのメルマガの中で冷泉氏も書いているが、冷泉氏によれば、ヒラリーが国務長官に就任するという話は、あまり現実味はないのではないかと言っている。
この中では、ヒラリーとの会談が特に話題になっており「国務長官に任命するのでは?」といった憶測が流れましたが、こちらは何とも分かりません。ただ、現在の国務長官という役職は、単に最高級の外交官としてトップ外交をするだけでなく、巨大な実務組織としての国務省を、CIAやNSA、国防総省などとの関係にも気を配りながら管理監督し、しかも士気を維持しなくてはなりません。その意味で、オバマ政権下での「ヒラリー国務長官という人事」は、あまり現実味はないと私には思えます。
オバマは、来週の月曜日には、マケインと会って話し合うという。オバマは、以前、党の枠を超えて閣僚を選びたいと言っていたが、オバマ政権の閣僚達がどのような人脈から選任されるのか、いまのところ、目が離せない。
参考記事:
アメリカ合衆国国務長官 (ウィキペディア日本語)
"The Huffington Post" Officials: Obama Offered Clinton Secretary Of State
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