2011.10.04 (Tue)
アマンダ・ノックスが無罪となっても解決しない殺人ミステリー

CNN October 4, 2011 Amanda Knox freed,
but truth about student's slaying elusive
今日の北米の大きなニュースの一つは、4年前に寮のルームメイトのメレディス・カーチャーを殺害した容疑で有罪判決を受け、4年間イタリアの刑務所に入っていた米国女性、アマンダ・ノックスが、控訴審で無罪になったこと。
アマンダ・ノックスは、20歳だった2007年にシアトルから留学生としてイタリアのペルージャという石造建築の多い美しい町にある大学にやってきた。ほんの数ヶ月滞在する予定が、殺人事件に巻き込まれ、24年間を刑務所で過ごさねばならないはめになった。アマンダは、美しい顔をした冷たい目を持つ殺人者として、イタリアと米国の両国で多くのマスコミに騒がれ、『アマンダ・ノックス』という映画まで製作された。
一方の殺害されたアマンダのルームメイトであった英国出身のメレディス・カーチャーも友人のミュージシャンに頼まれてミュージック・ビデオに出演するほど、そのエキゾチックな美貌は皆の羨望の元だった。下の動画で、メレディスが出演したミュージック・ビデオが見られる。メレディスの母親はインド人で、父親は英国人。裕福な家庭で育った。
Meredith Kercher
the woman that was murdered in the Amanda Knox Case
now before the courts was videoed in a music video
before her death ITN reports
その二人がクラシックの音楽会で出会ったのが、ハリーポッターの主人公、ダニエル・ジェイコブ・ラドクリフを思わせる繊細なメガネをかけた学生、ラファエル・ソレシトだった。ハリーポッターが大好きだったアマンダは、ラファエルに一目ぼれし、ダニエル似のイタリア人と恋に落ちるまで数日もかからなかった。

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2011.06.18 (Sat)
原発を再開する前に国民投票を!

このところ、アレルギーで喉が痛くて、鼻水がとまらなくて、さんざんだった。ファミリー・ドクターにサンプルとして無料でいただいた「Allegra(アレグラ)」というバイアグラのアレルギー版のような名前のクスリを飲み続けたら、今日はだいぶ楽になってきた。福島の小学生の中にも鼻血を出す子供が増えたと聞いたけど、私も先日鼻をかんだら、血が混じっていたのでギョッとした。
目のかゆみは、アレルギー用の目薬を1日2回差し続けたら、かゆみは収まってきた。目のかゆみはネットでパソコンを長い間見続けるとますますかゆみが増すように思われたので、ブログもしばらく書けなかった。私にとっては、人生で初めてのアレルギーが、原発事故と関係しているのかどうかわからない。でも、事故発生から3ヶ月間もの長い間なので、福島第一原発からダダ漏れした放射能が、日本からすると地球の裏側にあるカナダ東部まで到達してもおかしくないだろう。
クスリのおかげでアレルギーが収まったので、やっと大好きなワインも飲めるようになった。飲みすぎるとクスリが効かなくなるので、ほどほどにしないといけないのだろうけど・・・・。


そうこうするうちに、日本の福島第一原発からの放射線漏れの状況は刻一刻と悪化している。けれども、一般の日本人たちは、事の深刻さに気付いていないのか、気付かないふりをしているのか知らないけれども、これまでと変わらぬ暮らしを送っている。もっとも、政府が原発の稼動を続けるために、福島第一原発での事故を過小評価しているので、政府の言うことを疑うことを知らない日本人が政府の嘘を鵜呑みにして信じてしまうのは、当然だろう。
カナダ人の友人らに日本政府が嘘をついて、国民を安心させ、原発の稼動を続けようとしていると話すと、それは、日本だけの話ではなく、どこの国でも政府は、自分たちに都合の悪いことは隠す傾向にあるものだという答えが返ってくる。しかし、日本は世界でも唯一の被爆国だ。真実を隠して被害を増大させるよりも、過去の体験を生かし、真実を国民に伝えて安全を確保しながら、国民を避難させ、被害を最小限に抑えるのが、日本国民が期待している政府ではないか。
民主主義国家のイタリアでは、日本の原発事故を受け、国民投票をしたところ、原発凍結賛成が94%に達した。原発再開を模索していたあの独裁者のベルルスコーニ首相でさえも、原発の新設や再稼働を当面断念する意向を述べた。一方の被爆国の日本では、福島第一原発事故でこれだけの被害を受けているにもかかわらず、今日、海江田経済産業大臣が運転再開のめどが立っていない定期検査中の原発について、地元の自治体に原発の運転再開を認めるよう要請するという。
現在、メディアによるアンケートでは、国民の約8割が原発の増設や再開に反対しているにもかかわらず、その国民の声を無視して、再稼動させようというのである。いまだに原発事故で避難された約2万人の人々が避難所で暮らしているというのに、彼らの感情を逆なでするかのように、また、第二の被災者を生み出す可能性のある原発の運転を再開しようとしているのである。日本でも、原発の運転を再開する前に、イタリアのように正式な国民投票をするべきだ。それが民主主義国家というものであろう。

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小出裕章 |
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2009.07.19 (Sun)
民主党の「子供手当て」の問題点
河村たかし市長来県 (2009/7/18 土曜日)
本日、美川駅前、野々市役場前、山中総湯前で河村たかし名古屋市長、一川保夫参議院議員と自転車街宣を行いました。雨が時々降る中、予想以上の方にお越し頂き感激しました。お休みの中、お越し頂いたすべての皆さん、また告知街宣はじめお手伝いをしてくださったスタッフの皆さんに心から感謝を申し上げます。また山中総湯前では、なんと河村たかし事務所の先輩秘書である和田さんが応援にかけつけて下さいました。解散した河村たかし事務所議員会館組がこうして石川県で再会できたことに驚きとうれしさで胸がいっぱいになりました。今日一日たくさんの出会いを与えて下さった河村たかし市長、ありがとうございました。
予想以上の方がかけつけてくれたとか。よかったね♪
本日、ネットでちょっとした話題になっている民主党の「子供手当て」のことについて、前から書こうと思っていて、書けなかったことを今日は書こうと思う。19日付けの毎日新聞によると、子ども手当の財源には、所得税の配偶者控除や扶養控除を見直して充てるため、負担増の中身を初めて具体的に説明したそうなんだけど、それが、子供のいない世帯に増税することによって「子供手当て」に充てるらしい。
例を挙げると、民主党が全候補者に配布したマニフェスト主要政策の「ポイント解説集」には、「65歳未満で子のない世帯(妻は専業主婦)では負担増となる」とし、「年収500万、配偶者は無職の場合、年間約3.8万円の負担増」となるそうだ。
まず、民主党の「子供手当て」は、中学生までの子供1人当たりに対して、月額2万6000円が支給されることになっているんだけど(ただし、10、11年度は半額の1万3000円)、それが、その家庭の年収に関係なく全ての子供を持つ家庭に支給されるそうだ。カナダでは、各家庭の年収に応じて「子供手当て」が支給されているので、高い所得の家庭には支給されないのだ。
例えば、年収だけでも2500万円と言われ、そのほかにもテレビの出演料を入れたら、億単位の年収になるのではないかと思われる橋下大阪府知事には7人ものお子さんがいらっしゃる。これだけの年収がある上に、子供一人につき、月2万6000円支給されたら、18万2000円という、大卒程度の月給が毎月もらえることになる。一方、ご主人の年収が500万円で、奥さんは無職で子供がいないカップルは、逆に増税させられてしまう。これっておかしくないか?
確かに、子供がいると、オムツ代、ミルク代、洋服代、教育費などが余分にかかるだろうが、子供のいないカップルで、両親と同居している場合なども、両親の年金だけではまかなえない医療費や介護費などがかかる。
もっとも、「年金や医療など将来の社会保障は次代を担う子どもたちにかかっている」から、「子ども一人ひとりの育ちを社会全体で応援する」というのは、理屈上わかるが、子供のいない年収500万円のカップルに増税を課しながら、橋下知事のように高所得者の家庭にまで「子供手当て」を支給するというのはちょっと首を傾げたくなる。
「子供手当て」は、各家庭の年収に応じて、支払われるべきであり、さらに、母子家庭には特別にもう一つの「母子家庭用子供手当て」、障害児にも別な「障害児手当て」又、住む地域によっても子供にかかる出費が変わってくるので、これも、都道府県単位で変えるべきだと思う。
全国一律にすれば、それは国税庁は計算が楽だろうけど、それじゃ平等な「子供手当て」は支給できない。どうせ「子供手当て」を支給するなら、ケアがかかる子供のいる家庭や、母子家庭など所得の低い家庭、又、都心など物価の高い場所に住む家庭には特別手当として普通より多く支給するべきだ。逆に、十分収入のある裕福な家庭にまで「子供手当て」を支給する必要はない。
関連過去ログ:「日本とカナダの出産・子育て事情比較」
ちなみに、Mixiでも民主党の「子供がいなければ負担増」という説明について1000件近くの非難が殺到している。中には賛同意見もあるが、ほとんどが不満を示しているようだ。他の政策は自民党現政権に比べてとてもすばらしいものとなっていると思う。しかし、この「子供手当て」政策について反対だから、民主党には投票しないという人まで出てきている。民主党は、「子供手当て」について、もう少し、細やかな配慮が必要とされるだろう。「国民の生活」を第一に考える民主党だから、きっと民意に従ってうまく変更してくれることと思う。
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