2011.08.22 (Mon)
福島第一原発の地面から水蒸気が噴出 もう、日本脱出しかない
福島やその近隣のホットスポットと呼ばれている線量の高い地域の住民の方、特に小さなお子さんをお持ちのお母さんは速やかにその場を離れた方がいいだろう。
日本の政府や国会議員の方にぜひ、福島のお母さんの切実な訴えを聞いて欲しい。
ここで、福島のお母さんにいいお知らせが。避難or疎開受入れ情報『母子疎開ネットワーク「hahako」』によると、hahakoの活動に賛同してくださったアメリカはオレゴン州の方々が、受入れサポートのグループを作り、支援してくださっているとのこと。アメリカのメディアでも紹介され、支援の輪が国外にも広まっている。
サイトを見ると、すごい勢いで海外からの受け入れの申し出が増えている。オレゴン以外からも、カリフォルニア、フロリダ、テネシー、ミズーリ、ケンタッキー、カンザスなど米国の州から受け入れの申し出がある。その他、フランス、オーストラリア、ニュージーランドや、ベイシティ・ローラーズの出身地であるスコットランドのエディンバラ(年齢がばれちゃう。笑)での受け入れの申し出もある。
小さなお子さんが2人いるシングル・ファザーや日本に留学したことのある女性の家族、ロータリークラブのつながりで日本の留学生をステイさせたことのある家族、70代のご夫婦などが受け入れを希望している。中には部屋代を請求する人ももちろんいるが、ほとんどが、無料での受け入れを申し出ている。必要なのは、ビザと飛行機代と多少の貯金くらいか。
困ったときはお互い様なので、どんどんお世話になることをお勧めする。後で恩返しができるときにすればいいではないか。
「【お知らせ】アメリカのメディアで取り上げられました」
hahakoの活動に賛同してくださった アメリカ オレゴン州の方々が受入れサポートのグループを作り 支援してくださっています。
このたび、msnbcがオレゴンのホームステイなどを取材してくださりhahakoも取材を受けました。
その記事が昨日掲載されました。みなさんとても丁寧に対応してくださり、支援の輪が国外にも広まっていることを嬉しく思います。
記事はコチラから
↓
http://www.msnbc.msn.com/id/44179518/ns/world_news-asia_pacific/#.Tk1IMoLFnZh(動画あり)
hahako管理人
木田裕子
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1. posted by H∧L 2011/08/20 16:11
はじめまして。
東京都ホットスポット在住です。
放射能の恐怖から、子供との国外避難を視野に入れています。現在掲載されている受け入れ先については、居住地関係なく申し込みできるのでしょうか?
また、例えばアメリカの場合観光visaで最大90日滞在ですが、航空券の手配などについて全く知恵がないのでどのようにしたらよいのか教えていただけたら助かります。
受け入れてくださるホストが決定しましたら、手配するべきものは、航空券と海外旅行保険でよいのでしょうか?
よろしくお願い致します。
2. posted by Bun@hahako 2011/08/20 16:39
はじめまして、hahakoボランティアのBunです。
海外への一時疎開支援をさせていただいています。
都内在住の親子も申込みをされていますし、受入れもされています(^-^)。
滞在期間は疎開希望家族と受け入れ家族の調整次第ですが、ビザ不要で滞在できる最長90日間まで(1-3ヶ月)という方がほとんどです。
航空券の手配についてですが、旅行代理店でチケットを購入される方が多いようです。インターネットで「航空券 海外 格安」などで検索いただければ、購入の仕方などが分かると思いますよ。
お子様とご自身のパスポートはお持ちですか?
であれば、ホスト決定後手配すべきものは航空券と海外旅行保険という理解です。
さらに不明な点などありましたら、peace-kumi@hotmail.co.jpまで、疎開希望される方のお名前、ご住所(区までで結構です)、問合せしてみたいホストファミリー名、希望滞在期間を明記してお問合せください。
hahakoサイトのトップページ検索バーに「国外」と入力検索いただくと、海外ホームステイ情報がまとめてご覧いただけます。
特に小さなお子様をお持ちのご両親には、なるべく遠くに逃げて欲しい。90日間海外で過ごして、その間に政府が集団疎開を認めるかもしれないし、事態は今よりはましになるかもしれない。とにかく、今はお子さんを放射能から守ることが重要だ。友達と別れるのもつらいだろうけど、なるべく早く逃げたほうがいい。
日本の政府は福島第一原発の状況についての情報をシャットアウトして、一般の国民が実際に何が起こっているのかわからないように今でも隠し続けている。読者のみなさんには、ぜひ、海外のメディアのニュースを見て、現状を把握していただきたい。
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2011.05.06 (Fri)
福島原発3号機の爆発は水素爆発ではなく核暴走だった!
さて、福島原発事故の方はいまだに何の改善も進歩も見られず、それでも、国民の間から特に何の文句もでない。日本人の忍耐強さにはただただ感心するばかりだ。
「プルトニウムが含まれた福島原発3号機爆発で危険なメルトダウンが始まった」というエントリーで、3月14日に3号機が爆発したとき、長崎の原爆のきのこ雲のような煙がたちのぼったことを書いたが、やはり、あれは、水素爆発ではなく、核爆発だった可能性が高いことがわかってきた。
米国のスリーマイル原発事故の際、事故調査団のメンバーだった、米国のフェアウィンズ・アソシエーツ社チーフエンジニア アーニー・ガンダーソン氏は、あの爆発は、使用済み燃料プールの燃料が、再臨界を起こして核爆発を起こしたものではないかと語った。
ガンダーソン氏も、情報がないので、あくまで仮説であると断った上で、核爆発が起こった過程を次のように説明をしている。
1.水素・酸素の化学反応で水素爆発が起こった
2.燃料棒が激しく動いて変形するような衝撃波が生じた
3.即発臨界による核反応を引き起こした。
4.核反応により、プールから燃料棒・燃料棒集合体などを吹き飛ばし噴煙を噴き上げる爆発のエネルギーとなった。
この仮説を確かめるためには、噴煙に含まれる核種の同位体を調べる必要があり、米軍機がサンプルを採集したので、米政府が情報を握っているのではないかと述べている。日本政府は、米国に情報を公開される前に国民に真の情報を伝えることが大切だ。
福島第一原発3号機の爆発についての解説 4月26日
また、京都大学原子炉実験所の小出教授も3号機の爆発について、最初は水素爆発だとばかり思っていたそうだが、データを調べていくうちに、水素爆発を引き金にして起こった核暴走ではないかと疑うようになってきたと述べられている。核実験を禁止する法律にのっとって、大気中の微量な放射性物質を監視する研究機関が高崎にあって、そこで3月14日にヨウ素135が膨大な量検出されたことから、核暴走を疑うようになったそうだ。
核暴走
読み方:かくぼうそう
原子炉内の出力が異常に上昇し、臨界制御が不能な状態に陥ること。
核分裂が持続的に行われる「臨界」状態に至るには、使用される中性子の性質によって「即発臨界」と「遅発臨界」に分類される。遅発臨界は核分裂反応後やや遅れて放出される中性子(遅発中性子)を必要とするため、遅発中性子を吸収することで臨界・超臨界を制御することができる。しかし、核分裂反応の直後に放出される「即発中性子」のみで臨界に達する「即発臨界」の場合、極めて高速に超臨界が引き起こされ、外部から核分裂反応を制御することができない。
核暴走は膨大なエネルギーを瞬時に生成し、核爆発に至る可能性もある。原発事故における再臨界は核暴走の一種であり非常に危険視されている。
(2011年03月17日更新)
3号機の爆発が、使用済み燃料プールの核燃料による核爆発や核暴走だとしたら、周辺地域への被害はかなり大きなものになっているはずだ。そして、今、3号機の温度が上昇し続けている。再臨界は繰り返されるそうなので、このまま温度が上昇し続ければ、3号機は再爆発する可能性は高い。そうすると、かなり濃度の高い放射線を発生させるため、現在行われている注水作業も難しくなり、1号機から5号機までが空焚きとなり、連鎖反応で次々に爆発する可能性も出てくる。そうすると、広島や長崎に落とされた原爆の何十倍、何百倍の放射性物質を放出することになり、原爆どころの騒ぎではなくなってくる。
被曝しても、ただちに症状が出るわけではないが、内部被曝の場合は、10年、20年、30年かけて人体に影響を及ぼすと言われている。このような危険な事故を起こす原発は、ただちに全廃しなければならない。
Tags : 福島原発事故 |
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小出裕章 |
フェアウィンズ・アソシエーツ社チーフエンジニア |
アーニー・ガンダーソン |