2010.02.05 (Fri)
小沢一郎の不起訴とゆうちょ銀の米国債運用との関係
さてさて、昨日は小沢幹事長の不起訴が報道された。RICOさんという読者の方から、今回小沢幹事長が不起訴になったのは、「ゆうちょ銀行の180兆円の資金運用を米国債でする」という亀井静香金融・郵政改革相の発言と何か関係があるのではないかというコメントをいただいたので、私なりの意見を述べさせていただきたいと思う。
気になることがあります
突然失礼いたします。いつも拝読させて頂いております。
気になるものがありました。
■朝青龍、小沢一郎と検察とアメリカのもつれた関係:ゆうちょは消える!?
http://quasimoto.exblog.jp/12091799/
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小沢幹事長不起訴のニュースだが、合わせてまるで取引するかのように流れた「ゆうちょ銀行の180兆円の資金運用を米国債でする」という亀井静香金融・郵政改革相の発言は、要ウォッチ対象だ。
米国中枢部に目をつけられていた小沢幹事長の不起訴が、検察があれだけ動きながらも唐突に確定したことと、同時に郵貯資金の米国行きが決まったことは、関係ないと思えと言われても難しい。というより、元々どう考えても立件不能な案件で小沢幹事長と民主党を大メディアを総動員して追い詰めてきたこと自体が、これを狙っていたとしか私には見えない。
実は、この奇妙きてれつな動きを鮮明に描き出しているのが、以下のブログである。あとはご自分の頭で考えて判断して欲しい。
目下の小沢攻撃をまだ画策する者たちがいる。その米国側で攻撃を行っているもの達の素顔を晒(さら)します。 副島隆彦 2010.2.1
これによると、要は、アメリカのネオコンの日本先遣隊であるマイケル・グリーン博士他が、暗躍してCIAなどを駆使して民主党政権に揺さぶりをかけ、一番重要な「金」の問題だけは日本の自由にさせないように脅しをかけたということである。それに見事に日本の検察他がうまく乗せられて、「日本国民のお金をアメリカに売った」ということである。
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(長くてすみません)というものです。
小沢氏不起訴の交換条件に「ゆうちょ銀行の180兆円の資金運用を米国債でする」ことになったのではないか?というものです。
上記前半は、サイゾーのオーナーでもある苫米地英人博士のドクター苫米地ブログ - Dr. Hideto Tomabechi Official Weblogから引用されているようだけど、検察があれだけ動いていたのは、石川議員が逮捕された後も証拠探しをしていたわけで、これは、国会が始まってしまうと逮捕しづらくなるので、証拠も揃わないうちに強引に逮捕してしまったのだ。さらに、メディアはリークであることを否定しているけれども、メディアを使って次から次へとリークを流させて、単なる記載ミスの取るに取らない問題をまるで大事件のように取り扱ったのだ。
郷原氏も昨日の会見で述べられているように、検察内でも最後の最後までもめていたらしく、司法クラブでの会見がかなり遅れたとか。郷原氏も今回の秘書たちの逮捕から起訴にいたるまで、全く理由が明らかにされないままの検察の暴走にあきれられている。
とにかく今回のこの事件は、石川氏たちを逮捕したところからムチャクチャ。どうしてこんなことをやっちゃったのか……。今までの検察の歴史の中で、こんな政治的に大きな影響を及ぼす事件もそんなにないんだけれども、あまりにも慎重な検討を欠いている。検察としては大打撃としか言いようがないでしょう。
コメント欄にお答えしたように、私の個人的な意見としては、小沢幹事長の不起訴と亀井静香金融・郵政改革相の発言はたまたま重なっただけで、実際は全く関係ないのではないかと思う。
郷原氏もインタビューで触れていたけれども、そもそも、今回、3人の秘書の逮捕から長時間に及ぶ拷問、起訴に至るまで全てにおいてムチャクチャであり、小沢幹事長を起訴できる証拠もなかったので、不起訴は当然の成り行きだったのだ。だから、小沢幹事長が不起訴になったことと、ゆうちょ銀行の資金運用について、米国債や社債などに多様化することになったことはあまり関係ないのではないかと思う。
この件については、『南華のブログ』の「不起訴なら真っ白!検察の敗北はネット世論の勝利!マスコミ・朝日・NHK・自民・共産の敗北」というエントリーも参考になると思う。