2011.09.20 (Tue)
オーストラリアのメディア『Lateline』がさようなら原発5万人集会・デモをレポート(和訳あり)
Peace Philosophyの乗松さんが、昨日の日本のさようなら原発5万人集会とデモを報告していた下のオーストラリアの『Lateline』の記事を勧められていて、その翻訳者を探しているのをフリージャーナリストの岩上さんのTwitterで見つけたので、ここに和訳を記載したい。
Japanese march against nuclear power(動画)
Australian Broadcasting Corporation
Broadcast: 19/09/2011 Lateline
Reporter: Mark Willacy
音声書き起こしの和訳
アリ・ムーア司会者:
6ヶ月前に福島原発メルトダウンが起きてから最大の反原発デモが東京の通りで約6万人が参加して行われました。
デモに参加した人々は、政府に日本の原子力依存体質を終わらせるよう訴えましたが、新しい首相は、日本には原子力が必要であることを示唆しました。
つい最近、前首相(菅直人氏)は、メルトダウン後に東京やその周辺地域から3000万人の人々を避難させる意図があったことを明らかにしました。
北アジア特派員のマーク・ウィラシーが東京からレポートします。
マーク・ウィラシー特派員:日本の反原発デモで、警官よりもプロテスターの方が多いというのは、とても珍しいことでした。デモ主催者側は、5万人が参加するように望んでいましたが、実際は、6万人がデモに参加したとのことです。参加者は、福島も含め日本中から集まりました。
福島在住 こぐれとしかずさん:このデモは日本の国民の意見を表明するものです。私たちが言いたいのは、日本に原子力発電所は必要ないということです。新しいエネルギーに変えなくてはなりません。
マーク・ウィラシー:デモには、ファッション・デザイナーやホームレス協会、芸能人、会社員、主婦らが参加しました。スピーチに涙する多くの人々も見受けられました。
デモ参加者 きみがき けいこさん:福島原発事故の災害はすべての日本人を混乱させました。日本は、新しいエネルギー資源を探し、原子力に依存するのはやめなければなりません。それが、今日6万人がここに集まった理由です。
マーク・ウィラシー:東京の公園で集合した後、参加者は通りでデモ行進を始めました。人々はどんどん続きます。彼らの行進は、一ヶ所にとどまることなく、いくつかの区に広がっています。
ここまでくるのに6ヶ月かかりましたが、反原発運動はついにその勢いをここに結集させました。福島メルトダウン以来、最大のデモとなりました。しかし、特に原発を温存するのに熱心な日本の新しい首相を初めとした反原発勢力に対する抵抗勢力も勢いを増しています。
実際、野田佳彦氏は、今週後半に国連で日本は経済政策上、少なくともしばらくの間、原子力エネルギーに依存し続けなくてはならないと語る予定です。
野田氏の前任者である菅直人前首相は、原発を段階的に廃止したかった。そして、今、総理の重責から自由になり、災害時に首相だった菅直人氏は、最悪のシナリオとして、東京とその周辺地域から3000万人の人々を避難させる意図があったことを明かしました。結果的にそうならなかったが、もし、そうなっていたら、日本は一国として機能していなかっただろうと菅氏は語りました。
ある人は、政府の政策や原発関連企業の能力に多くの国民が疑問を抱くことによって、この国はやっと機能すべく機能し始めたと主張するかもしれません。
9/19 山本太郎氏 演説 さようなら原発1000万人アクション
次ページには、英語原文を転載。その他、6万人が参加し、これだけ大きなデモであったにもかかわらず、予測どおり日本の大手メディアでは、ごく少数だけがこの日本史上最大のデモの様子を報道。その少数の報道を集めてみた。
Japanese march against nuclear power(動画)
Australian Broadcasting Corporation
Broadcast: 19/09/2011 Lateline
Reporter: Mark Willacy
6ヶ月前に福島原発がメルトダウンしてから最大の反原発デモで推定6万人が東京を行進した。
音声書き起こしの和訳
アリ・ムーア司会者:
6ヶ月前に福島原発メルトダウンが起きてから最大の反原発デモが東京の通りで約6万人が参加して行われました。
デモに参加した人々は、政府に日本の原子力依存体質を終わらせるよう訴えましたが、新しい首相は、日本には原子力が必要であることを示唆しました。
つい最近、前首相(菅直人氏)は、メルトダウン後に東京やその周辺地域から3000万人の人々を避難させる意図があったことを明らかにしました。
北アジア特派員のマーク・ウィラシーが東京からレポートします。
マーク・ウィラシー特派員:日本の反原発デモで、警官よりもプロテスターの方が多いというのは、とても珍しいことでした。デモ主催者側は、5万人が参加するように望んでいましたが、実際は、6万人がデモに参加したとのことです。参加者は、福島も含め日本中から集まりました。
福島在住 こぐれとしかずさん:このデモは日本の国民の意見を表明するものです。私たちが言いたいのは、日本に原子力発電所は必要ないということです。新しいエネルギーに変えなくてはなりません。
マーク・ウィラシー:デモには、ファッション・デザイナーやホームレス協会、芸能人、会社員、主婦らが参加しました。スピーチに涙する多くの人々も見受けられました。
デモ参加者 きみがき けいこさん:福島原発事故の災害はすべての日本人を混乱させました。日本は、新しいエネルギー資源を探し、原子力に依存するのはやめなければなりません。それが、今日6万人がここに集まった理由です。
マーク・ウィラシー:東京の公園で集合した後、参加者は通りでデモ行進を始めました。人々はどんどん続きます。彼らの行進は、一ヶ所にとどまることなく、いくつかの区に広がっています。
ここまでくるのに6ヶ月かかりましたが、反原発運動はついにその勢いをここに結集させました。福島メルトダウン以来、最大のデモとなりました。しかし、特に原発を温存するのに熱心な日本の新しい首相を初めとした反原発勢力に対する抵抗勢力も勢いを増しています。
実際、野田佳彦氏は、今週後半に国連で日本は経済政策上、少なくともしばらくの間、原子力エネルギーに依存し続けなくてはならないと語る予定です。
野田氏の前任者である菅直人前首相は、原発を段階的に廃止したかった。そして、今、総理の重責から自由になり、災害時に首相だった菅直人氏は、最悪のシナリオとして、東京とその周辺地域から3000万人の人々を避難させる意図があったことを明かしました。結果的にそうならなかったが、もし、そうなっていたら、日本は一国として機能していなかっただろうと菅氏は語りました。
ある人は、政府の政策や原発関連企業の能力に多くの国民が疑問を抱くことによって、この国はやっと機能すべく機能し始めたと主張するかもしれません。
9/19 山本太郎氏 演説 さようなら原発1000万人アクション
次ページには、英語原文を転載。その他、6万人が参加し、これだけ大きなデモであったにもかかわらず、予測どおり日本の大手メディアでは、ごく少数だけがこの日本史上最大のデモの様子を報道。その少数の報道を集めてみた。
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