2007.05.20 (Sun)
経済よりも憲法変えて戦争を企てるあほ晋三
今月は「ワイン&ハーブ」というイベントがあって、ナイアガラ地域の約20のワイナリーが協賛するイベントで、パスポート(約三千円)を買うと、一ヶ月間、週末に、どのワイナリーでも使えて、ワイナリーごとに違ったワインとハーブを使った料理を楽しめるというもの。
先週末は少し寒くてそれほどこのイベントへの訪問客がなかったから楽勝だったんだけど、今週末はいいお天気で暖かかったこともあり、すごい数の訪問客があった。といってもまだ土曜日が終わったばかりで、明日もあるんだけど、ナナナナナント!今日だけで2千人も訪問者があって、売り上げは新中古(2,3年前のモデル)のBMWが買えるくらいだった。
前にも書いたけど、最近日本人客がぐっと減って、代わりに中国人や韓国人客が増えている。中でも、韓国人客のお金の使いっぷりは目を見張るものがあって、今日の売り上げの1/3は韓国人客によるものだった。韓国経済ってそんなによかったっけ?日本人は数は来ても、なぜかワインはあまり買っていかない。
見かけは日本は景気がいいように言われているけど、実際は、かなり落ち込んでいるようだ。日本人訪問客の数が減ったのは、うちのワイナリーだけではなくて、JTBやその他の観光会社の情報なんだけど、カナダに来る人数が激減しているようだ。きっとカナダだけが減っているのではなくて、不景気で海外旅行をする人が減ってしまったのだと思う。ちなみに「ミクロネシアの小さな島・ヤップより」のSuさんからもヤップへの日本人観光客の数はガタ落ちだと聞いている。
件名 : 景気と観光
海外で観光業してると、ツーリストのお国の経済状態がよくわかりますね。
ヤップでも日本人はガタ落ちです。韓国からは足(飛行機)の便が悪いせいであまり見かけませんが、ロシアや旧東欧諸国に人たちがブイブイです。アメリカ人も元気ないっすよ。日本はアメリカさんと道連れでしゅかね?
そうそう、カナダへのアメリカ人観光客の数も確かに減っている。9・11などの事件がないにもかかわらず、海外旅行者の数が激減しているということはその国の経済の悪化に通じるものがあると思う。
これは、国内での車の販売数の落ち込みを見てもわかる。特に日産の落ち込みが激しいようだ。
主要メーカー別国内生産実績と国内販売実績(2006)
トヨタ 381万台(前年比109.9%) 144万台 (前年比94%)
ホンダ 135万台(前年比108.4%) 69万台 (前年比97.4%)
日産 97万6000台(前年比84.9%) 50万5000台(前年比82%)
批評などを読むとゴーン氏の経営方針がまずいようなことを書いてあるが、私は、やはり、「栃木リンチ殺人事件」が影響しているのではないかと思う。日産不買運動の効果が表れてきた結果ではないだろうか。

それにしても、国民の生活についてはほとんど省みず、無理やり憲法を変えて戦争のできる国にし、日米の軍需産業を発展させ、大企業ばかりにガッポガッポ儲けさせようと企んでいるあほ晋三のおかげでこのまま自滅党が政権を握り続けたら、日本の国民はほとんどが瀕死状態に陥ってしまいそうなほど、日本の経済はかなり悪化している。
この日本経済の悪化については、2007年5月16日掲載のゲンダイネットの「こんな悪政が続いたら庶民皆殺し必至」という記事にも書かれているので、是非、読んでいただきたい。その記事から大学教授による自民党の経済対策の分析・批判など重要部分を抜粋する。
国民投票法案を強引に成立させた自民党の中川幹事長は、候補に「改憲に賛成か反対か」を踏み絵させると言い始めた。小泉郵政選挙のような騒動をつくり出して、劣勢の参院選を乗り切る算段だ。中小零細企業が破産、夜逃げ、廃業、倒産に追い込まれているのに、それを放置して改憲遊びとは、こいつら正気なのか。
円安・低金利で景気演出の弊害
国民が要求もしていない改憲にウツツを抜かす安倍政権の下で、日本経済はどんどん悪くなっている。その証拠が、「どんどん進む円安」と「すごく長引いている超低金利」だ。
文教学院大教授の菊池英博氏(国際金融・日本経済)がこう言う。
「安倍政権の緊縮デフレ政策で、国内景気は疲弊の一途をたどっています。例えば、06年度の自動車の国内販売は、前年度比8.3%マイナスの359万台に落ち込み、軽自動車も4月は16カ月ぶりに前年同月を割り込んだ。国内で車が売れないから輸出に頼る。家電なども同様です。そのためには円安が有利なのです。そして円安に導くには、金利や内需を抑え、海外から見て日本を魅力のない国にすればいい。迷惑なのは、成長のないデフレ下で苦しむ国民です」
無理やりつくった円安を追い風に、商社や自動車、機械を中心に空前の好業績が続いている。上場企業の07年3月期決算は、前年同期比12.2%増だ。しかし、政府が円安・デフレを容認しているのだから、国内景気が上向くはずもない。さらに日本の政策金利が0.5%と、米国の5.25%、欧州の3.75%に比べて異常に低いため、海外の機関投資家が安い円を大量に調達して海外で運用している。その儲けた資金で今度は日興コーディアルなど日本企業を次々買収しているのだ。
「今月1日に三角合併が解禁となり、海外のハゲタカはますます日本企業を買いやすくなった。大手銀行が買収されるのも時間の問題です。日本の安い円がどんどん海外へ持っていかれ、その資金で会社が買収されるのだから何ともバカげている。企業は社員の待遇改善より、企業防衛にきゅうきゅうとしているありさまです。ところが、これほどの危機にも、安倍首相はまったく対策がない。逆に円安を続けるため、日銀の利上げを脅しで抑え込んでいる。経済の無為無策は、小泉政権よりひどいでしょう」(菊池英博氏=前出)
これでは弱者の中小零細企業が干上がるのも当然だ。
高齢者若者が生活苦にあえぐ“美しい国”
庶民の暮らしも大打撃を受けている。年金生活者は低金利のせいで預金を取り崩しながらの生活を強いられ、その一方で老齢者控除は削られ、医療費負担増に苦しんでいる。数年後には、約800万人の団塊世代がドッと年金生活に入るというのに、まったく将来への展望が持てない。
現役世代の給料も全然上がらない。欧州諸国の賃金は緩やかに上昇しているのに、わが国のサラリーマン賃金は8年連続で下落している。サラリーマンの平均賃金は、436万8000円だ。だが、正社員でいられればまだマシな方。非正規社員であるパート・アルバイトの男性は全国に247万人いるが、うち79%が年収200万円未満だ。同じく149万人いる契約・嘱託社員も、年収400万円未満が77%いる。42万人の派遣社員も、91%が年収400万円未満だ。これでどうやって家族を養えというのか。「いざなぎ景気超え」が聞いて呆れる。マンガ喫茶に寝泊まりする若者が街にあふれる国が経済一流国と言えるのか。
「改憲より、景気の回復や格差是正が先です。共同通信の調査でも、62%の人が集団的自衛権の行使を『このままでよい』と答え、憲法改正で行使できるようにすべきと答えた人は、わずか19%しかいなかった。国民にとって憲法改正はもっと先の話なのに、安倍首相はいきなりトップギアに入れてしまった。国民は低賃金、低金利、円安の三重苦なのですから、安倍首相は早急に対策を講じるべきです」(東北福祉大客員教授・浅川博忠=政治学)
関心は戦争だけのナチスト首相
だが、経済無策が参院選のテーマになっては困る。惨敗したら退陣だ。それで安倍は、頼まれもしない改憲を「参院選に争点にする」と言い出し、自分の得意な憲法論争に野党も引き込もうとしている。アホな大マスコミは尻馬に乗って改憲の是非を騒ぎ出しているが、完全な目くらまし。こんな争点スリ替えのペテン政権は、参院選で潰さないと、この国は暗黒時代に逆戻りだ。
「安倍首相など日本の指導層は、世界中で否定されている唯一のナチストだと思います。“日本は優れている”“世界に誇れる国にしたい”といったセリフで国民を洗脳し、日本を戦争ができる国に変えようとしている。先の戦争の反省がなく、従軍慰安婦問題のように、軍部が悪いことをしたという認識を持とうとしない。中国や韓国に二枚舌を使いながら、戦争を美化している。ヒトラーと変わりありません。こういう危険な人が首相のままだったら、庶民生活はますます無視され、捨てられ、国家のリードで戦争に突き進むしかない。夏の参院選は、国民がまた暗黒時代に引き戻されるのかどうかの境目なのです」(筑波大名誉教授・小林弥六氏=経済政策)
憲法改正や軍事拡大で国民生活が豊かになるというのか。経済よりも戦争という悪政を続けさせたら、国民は皆殺しにされるだけだ。
マスコミではほとんど語られないすばらしい文章だったので、結局大部分を引用してしまったが(汗)、参院選での参考になればと思う。
おまけニュース:
安倍の好みはみ~んな同じ顔(ゲンダイ・ネット)
う~ん、私には西田ひかるやアグネス・チャンや丸川珠代は同じ顔には見えないけど・・・。っていうか、才媛が好きなんじゃないかな。自分にないものを求めているのは確実!(笑)

↑テレ朝アナウンサーの丸川珠代氏擁立へ 参院選で自民(Asahi.com)
追記(5/23):
とらちゃんが日本の経済が後退中であるという記事を集めて下さったので、興味のある方は是非、読んでいただきたい。特にネットカフェの動画はかなりショッキングだった。
『晴天とら日和』「呑気にアベシは「改憲、参院選争点に」だって、・・・ 」
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http://richardkoshimizu.at.webry.info/200705/article_1.html
まさしく、亡国の三角合併です
完全に日本が売り飛ばされます
きっこさん、三角合併を斬ってください
ならば、美爾依さんにも出馬依頼が自民党からきそうですね。そのときはしっかり断ってくださいよ。笑
ライブドアニュースで見ましたが、丸川珠代って、自民党に批判的な本で自民党に批判的なことを言っていたことがあったみたいですね。そんな人を候補にかつぐ自民党も自民党だし、そんな政党からの誘いに乗る人も人。このことが広く知られることになれば、自民党にも丸川候補にもよいことにはならない、と思いたいですが。
アベは何だらロレツが回ってなかった。
どうみてもアベの負け、小僧だな。
と感じた。
しかしテレビでは、その事がスッパ抜けている。
まぁ、チラッとしかみていないからな。
明るい兆しは新卒の初任給が上昇しだしたこと。
しかし、これも、円安による輸出主導で長続きしないでしょう。
フランスのサルコジ政権で対日為替問題がクローズアップされるでしょう。
自動車も生産は増えて、国内販売は減っているのは輸出して貿易黒字型成長なんですよね。
これでは円安誘導に失敗したり、ダンピング課税されたら、そく、壊滅しますね。
アメリカも民主が議会多数派になったので、貿易不均衡には厳しくなるでしょう。
韓国は2000年から現在、平均所得が60パーセント上昇、通貨は30パーセント上昇しています。
国内のゴルフ場やスキー場が混むから日本に来てゴルフやスキーをするぐらいです。
Die Fledermausと申します。よろしくお願いします。
安倍首相はさまざまな解決していない問題を先送りにして憲法や教育基本法を改正するという愚かなことをしているという観点に私も賛成ですが、この記事を使って批判するのはやめたほうがいいと思います。
というのもこの記事は経済に対する理解が根本的に間違っているからです。
金利が上がると預金の金利も上がりますが、借金の金利も上がります。金利があって得するのは借金の利子よりも預金の利子が多くなる人だけです。住宅ローンを抱えたサラリーマンにとっては支払いが多くなり、苦しくなるだけです。ローンを抱えた世代にとっては低金利のほうが有利なのです。
ヨーロッパの賃金が緩やかに回復していると記事では指摘していますが、ヨーロッパは何年も前から好景気に沸いています。イギリスに至っては15年間好景気なのです。最近回復してきた日本と比べるべきではないでしょう。
円安は大企業にだけ有利という風にこの記事は読めるのですが、中小企業にとっても有利です。例えば自動車部品を作っている企業であれば、その業績は自動車がどれだけ売れるのかにかかっています。海外でより多く売れればそれだけ業績がよくなるので円安はこの企業にとって有利なのです。
日銀はインフレになるといっていますが、事実はデフレからまだ完全に脱却したとはいえない状態であり(消費者物価指数が大変低い)、低金利政策や量的緩和政策を継続する必要があるのです。
事実、日本の利上げはOECDから時期尚早であると意見されていますし、過去早まって利上げをして大失敗したことがあります。
「政府がデフレを容認している」という記述の意味がよくわかりません。前後を読むと「低金利政策はデフレ容認政策だ」というように読めるのですが、だとしたらこの記述は誤りです。デフレはインフレの反対で貨幣の価値が上昇することを意味するので、金利を下げて貨幣の供給を増やして貨幣の価値を引き下げるのが一般的な対処方法です。
企業買収についてですが、三角合併はそれほど簡単に出来るものでは有りません。クリアしなくてはいけない問題が多く、手続きが複雑でコストがかかるためよほど魅力がある対象にしか行われないでしょう。それに20年ぐらい前までは日本の企業がアメリカの企業や地所をバンバン買収していたのに自分の番になるとダダをこねるのは公平な態度だとはいえません。それに日本で三角合併が解禁される前だって日本企業はアメリカ企業を三角合併することが出来たのですから、日本だけ障壁で守られるのは公平ではないでしょう。
日興の問題に関してはただの事実誤認なのではないでしょうか?日興はもともとシティのパートナーだったのですか「敵対的に買われた」というよりも「救済された」というべきです。
長々と駄文もうしわけありません。
私、今日の記事は「魂」込めてるから・・・・・
結局、第二次大戦前夜もこうだったのかもしれないって思う。
政治に無関心で、経済に無関心で、・・・・・
政権与党の言うなりになって、戦争に突き進んで。
で、後で凄い代償を払うことになる。
でも、私みたい小さなブログでも、書いて書いて書いて行かないと、と思う。
若者達に禍根を残すことはしたくない、・・・・
ヤップでも日本人はガタ落ちです。韓国からは足(飛行機)の便が悪いせいであまり見かけませんが、ロシアや旧東欧諸国に人たちがブイブイです。アメリカ人も元気ないっすよ。日本はアメリカさんと道連れでしゅかね?
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憲法論議も大事だが、もっと大事な問題から目をそらさせようという権力のたくらみに気をつけよう
先日は、カナダも私の好きないい季節になりましたね、と、書くつもりでしたのに、コロッと忘れてしまいました。藤もライラックもスズランもいいですね~
スズラン、福岡のよりも、ちょっぴり大きくみえましたけど。これからも楽しみにしています。