2011.12.30 (Fri)
岡田克也のムカつく発言
番組冒頭で、役員天国の日本の現状に触れ、増税よりも公務員改革を求めたリスナーのハガキが読み上げられたあと、「必要以上に公務員を叩くということは、政治家として慎まなければならない。そうはいってもけしからない部分や無駄はあるし、それを正していかなければならない。」と答えた。
本音は、前半の部分で、公務員を擁護しているという印象を強く感じた。後半の部分は、単なるリップサービスとして言ったまでで、印象が薄かった。なぜなら、公務員の給与を下げるという話題と共に、具体的にどのようにという部分を語るのを避け、早く次の話題に移したいという雰囲気がありありと伺えたからだ。
公務員改革の話題の後、原発の話題に移った。ラジオのインタビュアーが、民主党の東京電力へ対応の仕方や福島の避難地域を解除し子供たち福島へ戻すことを批判するリスナーからのハガキを読んだ。すると、又、東京電力を擁護し、次のような発言をした。
「福島の子供たちのことを考えると胸が痛む。なんとかしたいと思うのは当然で、そのために今政府は、全力で努力しています。時間とお金はかかると思いますが、誠意をもって、やっていると思う。東京電力にいろいろな批判がありますが、東京電力だけを批判するのは、フェアじゃないと思う。福島の現場で被災者の方と向かい合って、そうとう怒られながら、必死になって説明したり、努力している東京電力の社員の方もたくさんいるので、東京電力だけを悪者にして、そこに全ての責任を押し付けるのはフェアじゃないと思う。政府も当然責任があるから。そこは、責任を分かち合いながら、しっかり対応していかなければならないと思う。」
岡田は、なんとかしたいという思いは当然であると言っているが、何の対策も打たれずに時間だけが流れているではないか。思うだけなら、誰でもできるのだ。すでに3.11の事故が起こってから9ヶ月も過ぎているのに、政府は、福島の子供たちを強制避難させることもなく、その場に放置プレー。政府は、「時間とお金はかかると思いますが、誠意をもって、やっていると思う。」とは口先だけで、本当に誠意をもってやっていたら、即座に福島の子供たちを全員避難させていただろう。子供を被曝から守るのに、時間なんてかけていたら、みんな被曝してしまうことぐらい、わからないのか!
その他、増税に対しても、当然のことであると主張したり、小沢一郎氏の裁判に関する話に及んでは、いまだに小沢氏を犯罪者と決めつけ、党員資格停止は当然だといきまいていた。
全く話にならない。コイツの頭の中は、全てお金と権力で成り立っているとしか考えられない。被災者や国民よりも、自分の政党の議員よりも、利権が手に入る政府や東電や裁判所の方が大切なのだ。
次期選挙では、絶対に落選させなくてはならない。
【More・・・】
関連記事:集団離党を批判=民主・岡田氏
(時事通信 2011/12/29-10:54)
民主党の岡田克也前幹事長は29日午前、文化放送のラジオ番組に出演し、消費増税に反対として同党議員が集団で離党届を提出したことについて「(本当の)理由がはっきりしない。税制調査会に来て消費税反対を切々と訴えた人はいないし、行革調査会にも出て来ていない。党内では全く発言していない」と批判した。
消費増税をめぐる党内の議論に関しては「野田佳彦首相は党代表選で消費税を上げると言って勝った。きょう首相が(税調などの合同総会に)出て行って、まとまらなければ、政党としておかしい」と述べた。
民主・岡田氏が集団離党を批判「党内で発言してないのに…」
(スポニチ 2011年12月29日 12:34 )
民主党の岡田克也前幹事長は29日、文化放送のラジオ番組で、消費税増税に反対する議員が集団で離党届を提出したことについて「党税制調査会に出てきて消費税反対を切々と訴えたという記憶はない。党内のしかるべきところで発言していない」と批判した。消費税増税をめぐる党内論議に関しては「菅政権の時に既に決めているので『税率を上げるのはけしからん』というのは本来、あってはならない。2015年に10%と決めなければ党としておかしい」と述べ、反対派をけん制した。
この岡田の発言にしても、「国民」という文字は全く彼の辞書にはないようだ。政権交代できたのは、当時の民主党が増税に反対していたからだ。野田が党代表選で消費税を上げると言って勝ったのは、民意は全く反映されていない。日本の総理は、財務官僚によって作られるからだ。この辺の理論が全くわかっていないこの男は、人間のクズだ。

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【政権交代】を実現させたブロガーリスト
- 関連記事
相当うまく立ち回らないといけないでしょう。
民主党:増税反対、9議員が離党届 年明け新党結成 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20111228dde001010004000c.html
民主党の内山晃元総務政務官ら同党衆院議員9人が28日午前、国会内で樽床伸二幹事長代行に離党届を提出した。野田政権の進める消費増税や環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉参加方針などへの反発を理由としており、年明けの新党結成を目指す。民主党内では小沢一郎元代表が消費増税に反対する姿勢を鮮明にしており、内山氏は記者団に「我々は先発、先陣だ。第1陣と考えてもらっていい」と小沢グループから離党者が続いた場合の受け皿となる狙いを説明した。【青木純、小山由宇】
離党届を出した9人のうち、鳩山由紀夫元首相に近い斎藤恭紀氏を除く8人が小沢グループに所属。内山氏は樽床氏に対し、八ッ場ダムの建設再開も挙げて「(09年衆院選で)マニフェストを約束して当選したが、ことごとくほごにされて立つ瀬がない。うそつきと呼ばれたくないので離党する」と伝えた。
内山氏はその後、輿石東幹事長とも会談。輿石氏は「あえて慰留しないが、これからも仲間だと思って対応したい」と離党届を受理する意向を示したという。
内山氏らがこの時期に離党届を出した背景には、年内に離党した形をとっておけば、年明けに国会議員5人以上で新党を結成することにより来年の政党交付金を受け取れるという事情もある。
内山、斎藤両氏を除く7人が比例代表選出議員で、09年衆院選を争ったほかの政党に移ることはできないが、新党結成は可能。小沢グループからは今年6月、菅内閣不信任決議案に賛成した松木謙公元農水政務官(北海道12区、当選3回)が民主党を除籍(除名)されて無所属で活動しており、9人は松木氏とも連携したい考えだ。
==============
◇離党届を提出した民主党衆院議員
内山晃(3) (57、千葉7区)
渡辺浩一郎(2) (67、比例東京)
豊田潤多郎(2) (62、比例近畿)
斎藤恭紀(1) (42、宮城2区)
中後淳(1) (41、比例南関東)
石田三示(1) (59、比例南関東)
三輪信昭(1) (69、比例東海)
小林正枝(1) (40、比例東海)
渡辺義彦(1) (55、比例近畿)
※敬称略、カッコ内数字は当選回数、かっこ内は年齢と選挙区
毎日新聞 2011年12月28日 東京夕刊
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今年は大変お世話になりました。
年末になって、民主党内があわただしくなってきましたね。確かに、離党して前途が開けるかどうかは、かなり微妙ですよね。民主党内から民主党を変えられないとわかったので、外に出て、新党を結成したのでしょう。今後、どうなるか、目が話せません。