2011.11.11 (Fri)
鯨にもう少しで呑み込まれるところだったサーファーのYouTube動画
ABCニュースによれば、今年の天候のパターンが、海の魚を海岸の近くに呼び寄せるものであり、そのせいで、鯨がこのようにえさを求めて海岸近くまで押し寄せているのだそうだ。
ザトウクジラが海岸近くにえさを求めてくることは、これが初めてではなく、サンタ・クルズではよくあることで、カヤックやボートにのって間近に鯨を見ようという人々が増えているそうだ。まだ、鯨に呑み込まれた人はいないが、先週、ボートが一隻壊されたという。ザトウクジラは普通の動物を40匹くらい一度に呑み込めるということで、カヤックやボートに乗る人たちには、人間が呑み込まれる可能性もあるので注意を促している。
捕鯨は古くから世界中で金儲けのビジネスとなっているが、最近では規制が厳しくなっている。日本ではいまだに研究のためと偽って商業捕鯨を行っている。アイスランドでも1986年に国際的な商業捕鯨停止が決定したにもかかわらず、いまだに捕鯨が続けられている。この夏、米国は、2006年に再開されたアイスランドの商業捕鯨に抗議して、貿易や外交による制裁を与えた。
【More・・・】
参考記事:Whales Surprise Surfer Near Santa Cruz, California Beach (VIDEO)
A surfer and kayakers got quite a surprise when two humpback whales lunged out of the water and nearly came crashing down upon them near Santa Cruz, California.
Barbara Roettger, the woman who shot the video, told ABC News that the group was about a quarter mile from shore when the whales surfaced. Roettger was only 20 feet away from encounter.
According to ABC News, "scientists believe weather patterns have driven fish closer to shore this year and brought the feeding whales with them."
The surprising encounter captured in the video is not the first one in the waters near Santa Cruz. The Associated Press reports that the U.S. Coast Guard has been monitoring a pod of humpbacks that have come within a mile of shore looking for food.
Roettger admitted that whale encounters like hers can be dangerous. "We were crazy to be out there, " she told ABC News. "You're a sitting duck, basically."
Officials are concerned for human safety, especially for kayakers and boaters who try to get a closer look at the creatures. No human injuries have been reported, but "at least one sailboat was damaged this week when it struck a whale."
As for the whales, many groups have spoken out against boats coming too close to the mammals.
Whaling, an historically lucrative business around the world, has come under increasing scrutiny in recent decades. According to the Associated Press, Japan still catches a small number of whales annually, in a "research program opposed by activists who call it commercial whaling in disguise."
Despite an international moratorium on whaling in 1986, Iceland continues the practice. This summer, the U.S. threatened Iceland with "trade and diplomatic sanctions" for its ramped up commercial whaling that was resumed in 2006.
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もちろん、ザトウクジラが人間を襲うとは思いませんが、魚を食べるために口をあけたときに偶然人間がその場にいたら、呑み込まれてしまう可能性もあると言っているだけです。
それにしても、あのくらい近くでクジラを見ることができたら、かなりラッキーですね。
ザトウクジラからの伝言です^^
「ボクたちのご飯は、オキアミやニシン、シシャモ 、そしてせいぜいサバくらいの小さいものだから、ニンゲンなんて飲みこまないよ、そんな馬鹿じゃない。
それにボクたちがご飯を食べるときは共同作業なんだ。数匹で泡を出して小魚の群れを追い上げてバクっとね。バブルネットフィーディングというんだよ。これやってるときは水面からでも泡が見えるよ。
あとオキアミなんかには水面で逆立ちして尾びれで水しぶきをかけて集めて食べるんだ。賢いでしょ!
ハワイみたいにちゃんとホエールウォッチングのルールがあるところでは、ボートなんかがボクたちに近寄れる距離を決めてるけど、最近よく立ち寄るようになったカリフォルニアはまだなのかなあ...?
ときどきボクたちに接近しすぎてヒレでばしゃんとやられたり、ボートが転覆したりして怪我したり死んだりするニンゲンがいるけれど、ボクたちのほうからアタックしれるんじゃない。誤解しないでね。
恋の歌でも有名なように。ザトウクジラはとっても優しい生き物なんだから」
意外にクジラを真近で見ることができたサーファーやカヤッカーは、びっくりしたけど「超ラッキー!ドキドキ」と思っているのでは?たぶんわたしでもそう思う。ただカリフォルニアでもホエールウォッチングのルール作りは必要でしょう(クジラのためにも)。でもあの辺の連中の海遊び方式からすると、それも難しいのかなあ...。
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間のあいたレスですみません。
ザトウクジラのお食事作法についてちょっと...。
彼らは海底からサカナを囲いあげて採餌しますが、水面に浮かんでいるカヤッカーやボーターは、彼らの口に納まる前に盛り上がった水で転覆するでえしょう。そして水面に出ればクジラだって餌じゃないのがわかるから食べやしません。ピノッキオのようにはならないと思います。
大型クジラとニンゲンの不幸なトラブルは、たいていボート(カヤック)の転覆や(たまたまクジラの進路にいたため)ヒレで打たれて失神などによる溺水だそうです。
大きな生物を間近で見られるのは大感動の体験ですが、やはり相手は野生生物、彼らは理由があってそこにいるわけですから、その行動の意味をちゃんと理解して邪魔しないように観察するのがエチケットですね。