2011.02.22 (Tue)
小沢氏、党員資格停止に異議
『ラ・ターシュに魅せられて』のバブリー地上げ屋さんはいつもとても楽しいタイトルをつけていらっしゃる。例えば今日のブログのタイトルは、「普通の人は、考えてから話すでしょ? でも、ワタシは話してから考え込むんです! ほっといてくれませんか!? 鳩山由紀夫」だったので、鳩山氏のお話だろうとブログを読んでみると、鳩山氏は全く登場しないのだった。
バブリー地上げ屋さんのブログでは政治家の名前は出さずに「このかた」と言って、いつも似顔絵を持ってくる。その似顔絵もいつもその政治家の特徴を捉えているので、笑ってしまうんだけど、中でも一番笑っちゃうのが、タイトルと内容が全く一致しないことだ。とても長いブログをタイトルの話題がでてくるまでずっと読んでも、最後までタイトルの話題がかすりもしない。それでも、バブリーさんによれば、タイトルを考えるのに一番時間がかかるという。
さすがに今日のブログは、鳩山氏の名前すらも出てこず、タイトルに騙されてしまったという感が強い。しかし、コメント欄で「波打ち際」という読者の方が、鳩山氏が香港でインタビューに答えている動画が紹介されており、それが面白かったので、ヨシとしよう。
ショート・ヴァージョン (約15分)
独家专访鸠山由纪夫:日民主党有分裂危机
http://v.ifeng.com/news/world/201102/17ff4336-e9ba-4fc4-ae25-07fe5ea5ee45.shtml
ロング・ヴァージョン(25分55秒)
#凤凰视频 分享 凤凰独家专访日本前首相鸠山由纪夫
http://v.ifeng.com/news/world/201102/eaf9d25d-2d74-4346-b81e-18efd169e816.shtml
それにしても、鳩山氏にインタビューしている中国人女性がとても流暢な日本語を話していたのには、驚かされた。最初はてっきり日本人かと思いきや、細かい発音が中国的で、「え~!中国人だったの?」とドギモを抜かれた。ここまで上手だということは、もしかしたら、片親が日本人の可能性もある。ただ、鳩山氏を鳩山閣下と呼ぶのはどうなのかなぁ。
そんなわけで、いつも読者に助けられているブロガーは、この私だけではないことがわかってほっとした(爆)。先日なんて、バブリーさん、読者に間違いを指摘されて、「そんな細かいこと言うな。」とその読者の方を恫喝していたから、人気ブロガーはそのくらい太い神経を持っていないと務まらないのかもしれない(笑)。
そんなバブリーさんは、会ってみたいブロガーの一人だ。きっと「一人で500万票集めるオトコ」の政経フォーラムに行けば会えるのかもしれない。残念ながら、4月27日は、ちょうどカナダ時間の26日にあたり、期末試験とぶつかってしまう。この日を過ぎればいつでもOKだったのに。62回政経フォーラムの講師は、副島隆彦氏だとか。参加できずにとても残念。
【 本日のトピックス 】
1)第62回 小沢一郎政経フォーラム開催のお知らせ
-------- 第62回 小沢一郎政経フォーラム開催 --------
◆◆◆『第62回 政経フォーラム』のご案内◆◆◆
https://www.ozawa-ichiro.jp/support/seikeiforum.htm
政経フォーラムとは、1年に4回開催している勉強会です。
第一部の「勉強会」では、各界で活躍する著名人にご講演いただき、
第二部の「懇親会」では、小沢一郎代議士を囲んでの立食形式パーティーとなっております。
日時:4月27日(水)
第一部「勉強会」11:00~
第二部「懇親会」12:00~
会場:ANAインターコンチネンタルホテル東京(港区赤坂1-12-33)
会費:20,000円
講師:評論家・副島国家戦略研究所主宰 副島隆彦 先生
演題:『 国民の自覚が生まれつつある世界各国の政治 』
※当日は、小沢一郎代議士と写真を撮る時間がございますので、
ご希望の方はカメラをご持参下さい。
《参加申込みを開始》
◆お申込み方法◆
小沢一郎ホームページ https://www.ozawa-ichiro.jp/support/seikeiforum.htm
よりご連絡ください。
その小沢氏は、今日、党本部の倫理委員会で、予想どおり、党員資格停止の処分に対して、「前例がなく、合理的理由が見当たらない。」「何一つやましいことはない。これからの裁判で無実であることは明らかになる。」として、異議を唱え「引き続き民主党の国会議員として誠心誠意取り組んでいく。」と離党を否定した。さらに、党の内規が「最長6カ月」とした党員資格停止の処分期間を「判決確定まで」とした執行部の判断を、「民主主義の国の政党の在り方としても著しく不穏当だ」と批判したそうだ。さすがは、小沢一郎らしい。小沢氏が異議を唱えるのも当然である。小沢氏を応援する国民はほとんどが同じ思いだ。
倫理委員はアンチ小沢で構成されているのは、承知しているが、小沢氏が異議を唱えた以上、小沢氏を党員資格停止処分にするには、小沢氏の異議に対して、適切な回答が求められる。果たして、感情だけで動き、倫理的思考能力に欠けた民主党の倫理委員が小沢氏の反論に対して、納得のいく回答ができるかどうか、今後注目される。
【More・・・】
参考記事:党員資格停止に異議=「合理的理由ない」―民主倫理委に弁明―小沢氏
(時事通信 2011年2月22日)
民主党は22日午前、党本部で倫理委員会(委員長・渡部恒三最高顧問)を開き、政治資金規正法違反罪で強制起訴された小沢一郎元代表から弁明を聴取した。執行部は、小沢氏の判決確定まで党員資格停止処分とする方針だが、小沢氏は「前例がなく、合理的理由が見当たらない」として処分の不当性を主張。「何一つやましいことはない。これからの裁判で無実であることは明らかになる」と訴えた。
弁明で小沢氏は、用意した文書を読み上げ主張を展開。東京地検特捜部の捜査を経て不起訴処分となったことを説明した上で、「今回の検察審査会による起訴を通常の起訴と同視することはできない」と強調した。
執行部は小沢氏の元秘書3人の逮捕・起訴や、衆院政治倫理審査会への出席を事実上拒否したことも処分理由としたが、小沢氏は「秘書の逮捕・起訴を処分の理由にした例はない」「政倫審がいまだ開催されていないのは国会運営上の都合による」などと反論。党の内規が「最長6カ月」とした党員資格停止の処分期間を「判決確定まで」とした執行部の判断を、「民主主義の国の政党の在り方としても著しく不穏当だ」と批判した。
小沢氏はまた、「引き続き民主党の国会議員として誠心誠意取り組んでいく」と離党を否定。自らの反論に対し、文書で回答するよう倫理委に求めた。
小沢元代表の弁明要旨
(2011/02/22 12:37 【共同通信】)
民主党倫理委員会での小沢一郎元代表の弁明要旨は次の通り。
【起訴の違い】
検察審査会の起訴を通常の起訴と同視することはできない。検察審の起訴は検察の起訴のように有罪の確信があって行うものでなく、法廷で「白黒」付けるために、つまり迷ったから裁判手続きに乗せようと、検察審自身が述べている。
【起訴議決の有効性】
検察審の起訴議決自体に手続き違反がある。2度目の議決には不起訴になった事実以外も議決の対象となっている。いわれなき容疑で強制的に起訴されることになりかねない。検察審の議決が正当性を有しているのかはなはだ疑問だ。
【元秘書の逮捕】
元秘書3人は一貫して無罪を主張してきた。(過去のほかの事件で)自らの罪を認めた秘書の事例と同列に私の問題を論ずることには違和感を覚えざるを得ない。
【政倫審出席】
昨年12月末に政治倫理審査会への出席を言明した。出席を拒否していない。政倫審がいまだ開催されていないのは、国会運営上の都合によると思う。
【党員資格停止の不利益遡及】
党員資格停止の期間は党指針で最長6カ月となっているのに、一般職公務員の起訴休職を類推して「判決確定までの間」とした点も前例はなく理解に苦しむ。定められた以上に不利益を適用するのは著しく不穏当だ。
【結び】
今回の処分はいずれも前例がなく、なぜ私だけがこのような処分を受けるのか、合理的な理由は見当たらない。倫理委員会は、私の主張について書面で回答するようお願いする。今後、私は法廷で真実を述べる。何一つやましいことはない。無実はおのずと明らかになる。引き続き民主党の国会議員として誠心誠意取り組んでいく決意だ。
話は鳩山由紀夫氏のインタビューに戻るけど、この香港の衛星放送フェニックステレビのインタビューについて報道された日本のニュースはあまりなかったけど、参考のために紹介しておく。
鳩山前首相、今度は香港衛星TVで政権批判
読売 2011年2月19日(土)01:06
【香港=槙野健】香港の衛星テレビ「フェニックステレビ」は18日、菅政権を痛烈に批判する鳩山由紀夫前首相の単独インタビューを、「菅政権はひたすら米国に追随している」との見出しで放映した。
鳩山氏は「必ずしもマニフェスト(政権公約)通りに事を進めなくなった」と菅政権への批判を展開し、「自分の国は自分の力で本来守らなければならない。米軍基地の存在のおかげで日本の安全が保たれているのは必ずしも正常なことではない」との見解を示した。衆院解散について鳩山氏は「政権交代し道半ばである。あと2年間は絶対に解散してはならない」と述べた。
鳩山氏「菅政権は米国追随」 香港のテレビで発言
2011年2月18日22時7分
【上海=奥寺淳】中国政府に近い香港の衛星放送フェニックステレビは18日、鳩山由紀夫前首相のインタビューを放映し、「菅直人政権はひたすら米国に追随している」との見出しで報じた。鳩山氏が菅政権は東アジア共同体構想を重視していないと批判したことを受け、中国でも警戒論のある日米接近論が報道姿勢に表れた。
鳩山氏はまた、「解散(総選挙)だけは避けなければならない」としつつ、「民主党の分裂を危惧している」「政治主導ではなくなった」と菅政権を批判。民主党の内輪もめを海外メディアに発信する異例の内容となった。
放送は17日に収録した鳩山氏への単独会見で、インターネット上では15分以上にわたる動画が発信された。

にほんブログ村 政治ブログ
このエントリーは、
『国民の生活が第一 - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/10888
『民主党 - トラックバック・ピープル』
http://member.blogpeople.net/tback/09160
にトラックバックしています。
【政権交代】を実現させたブロガーリスト
- 関連記事
Tags : 一人で500万票集めるオトコ |
小沢一郎 |
党員資格停止 |
異議民主党 |
鳩山由紀夫 |
香港 |
インタビュー |
倫理委員会 |
|
私としては、管さんが考えを改めてくれて、09マニュフェストの路線でがんばるんだとなってくれれば、それでもいいんだと思い言います。かなりありえないでしょうけど。
極論をいえば、09マニュフェスト路線を自民党からの一派がやるんだとなれば、それでもいいです。09マニュフェストは批判も多いですが、「無駄削減と予算の組み替え」だけがあればいいとおもっています。
地域主権改革(地方権限の強化ですか?)だって、予算の組み替えがなければ、実現できない枝葉の政策ですから。
そういう意味で、原口さんがリアルに議席数を持つことをめざしていますので(原口さんから直接ツイート返信をもらいました)、「民主党A」の実現にむけて、身動きのとりにくい小沢さんに変わってがんばってくれると思います。
小沢氏は人権侵害で日本のアムネスティに救済措置を求めるべきですね。今回の党員資格停止処置は人権侵害以外の何ものでもないでしょう。
> さて、小沢氏は以下の手段を真剣に検討されてみてはどうか。
> http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/4d29d461d1f3f58a0f843235edba1e23
>
> あるいはミニー氏がカナダのアムネスティに小沢氏の人権侵害を告発してもいい。
リンク元のサイトに、「個人通報制度とは、国内の救済手段を尽くしても条約上の人権侵害の救済がなされない場合に、被害に遭っている個人が各条約の定める国連機関に救済措置を求めることができる制度のことをいう。」と書かれています。本人ではないと無理なのでは?
私も原口氏を応援したいですが、どうやら、今度は菅が原口氏に積極的に接近し、なんと、「維新の会」を自分たちの方に取り込もうとしているようです。原口氏が菅側になびかないことを願うばかりです。
参考ブログ:
http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-905.html
おはようございます。
私の名前がでてきて驚きました。あの香港のテレビの記者ですが、外務省の孫崎享さんのツィートにでています。
https://twitter.com/magosaki_ukeru
まず、孫崎さんの感想。
「鳩山氏テレビインタビュー拝見。香港のテレビが実施しこの報道できない日本を見ると、マスコミやこの国は何かと思う。見て改めて鳩山氏が総理継続すれば日本にとりどれだけ幸せだったか確信。それを追い出したジャパンハンドラー、迎合した官僚、そして誰よりもそれを煽ったマスコミに怒りを覚える。
11:18 PM Feb 18th webから」
その後、孫崎さん自身がインタヴューを受けたようです。
「フェニックステレビ取材に。記者李淼、中国本土、吉林省出身。慶應大修士。博士課程前期終了。日本13年滞在。フェニックス中国唯一民間TV.上場。9/11中国国内で最初に報道し注目。党要人の視聴率高いといわれる。鳩山氏インタビューは国内重要発言等未発表部分あり。国内TVどこか買わない?
2011年2月21日 12:27:20JST webから」
このような人材が豊富なのでしょうね。それにしてもあのインタヴューは私のまわりでも波紋を広げています。何故日本のテレビではこのレベルに達していないのかと、違いに愕然としたという意見が多いですね。
小沢氏や鳩山氏の無念もいかばかりか。
さて、小沢氏は以下の手段を真剣に検討されてみてはどうか。
http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/4d29d461d1f3f58a0f843235edba1e23
あるいはミニー氏がカナダのアムネスティに小沢氏の人権侵害を告発してもいい。
小沢さんは、原口さんのグループ立ち上げを、実質応援しているし、もはや現政権のもとでの「民主党」の看板はないに等しい。「ムダ削減と予算の組み替えを4年間努力」がなくなれば、もう民主党ではないと思う。
離脱16人が、10倍の160人になり、さらに倍のから320人くらいになって、原点・民主党の政策が実現できる日に期待してるんです。
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
小沢元代表処分も国民の「国民の生活が第一」への願いは消せない
勝手にブログでお名前を挙げてしまったご無礼をお許しください。とても貴重な動画をありがとうございました。そして、あの日本語が流暢で、鋭い質問を矢のごとく鳩山氏に浴びせた記者の方の情報まで。ブログでは彼女の日本語に圧倒されたことしか書きませんでしたが、その質問の内容も本当によく調べてあるなと関心させられました。確かに、今の日本にはここまでハイレベルな記者はいませんね。