2010.07.14 (Wed)
木村剛氏が銀行法違反容疑で逮捕される

『週刊!木村剛』より
木村剛・振興銀前会長を銀行法違反容疑で逮捕
(2010年7月14日09時29分 読売新聞)
中小企業向け融資を専門とする日本振興銀行(本店・東京都千代田区)の検査妨害事件で、警視庁は14日朝、同行の木村剛・前会長(48)を銀行法違反(検査忌避)容疑で逮捕した。
木村前会長は日本銀行出身。2004年4月、東京青年会議所のメンバーらと振興銀を開業し、05年1月から社長、同6月に会長に就任したが、今年5月、経営責任をとって会長を辞任した。
あら?木村剛って自民党がバックについていたのに逮捕されちゃったの?と思ったら、民主党政権になってから、小沢系に転向してたって?さすが、その場その場で一番有利な立場を見極められる変わり身の早い人だこと。
それにしても、検査妨害事件で銀行法違反って何?詳しくはわからないけれども、『ステイメンの雑記帖』が要点のかかれた読売の記事を紹介している。
ステイメンさんは、「これをアリの一穴としてコイズミ・ケケ中一味による似非「構造改革」の真相を解明に繋げてほしいものだ!」と締めくくっているけれども、捜査が小泉や竹中に及ぶことはまずないであろう。
追記:
植草さんが、木村剛氏の事件について詳しくまとめられているので、ご参考まで。
木村剛氏逮捕『売国者たちの末路』を見定める
【More・・・】
2010.05.24[ゴーログ] 日本は法治国家じゃないんです
皆さん、こんにちは。木村剛です。「ある女子大教授のつぶやき」さんが「近づく参議院選挙を前にして、民主党の幹事長は東京地検特捜部の再聴取に応じた」とコメントしています。
本来、内密で行われることが、その内容まで新聞に記載されることは異常なことであろう。・・・昨年の衆議院選挙を前にして、特捜部は躍起になって政治資金規正法違反で追求し、その後2回も本人から事情聴取をしたが、結局は1年もたって不起訴として事件とはならなかった。法治国家で法に則って捜査して罪にはならないとなったのである。正体不明の市民団体が検察審査会に告発して、起訴相当との判断を下したが、ここで下した被疑事実の判断をよく読むと、あれだけマスコミが大騒ぎした「ある企業からの裏金5000万円疑惑」や「4億円の未記載疑惑」は全く含まれてはいない。さすがにマスコミも恥ずかしいから、このことを報道せずに起訴相当だけを大々的に報じた。わずかに、起訴相当の理由として取り上げられているのは、収支報告書に記載された「土地の購入時期と代金の支払い時期がずれていた」ということだ。不動産の取引では、このようなことは普通にあることであろう。このような微罪で、起訴相当とすることが国民目線というそうである。検察が再聴取しても、被疑事実であるこの時期のずれしか的がないので、不起訴相当にすることは目に見えている。特捜部にとっても、国会にとっても、このようなことにいつまでも、莫大な国費と時間を費やしている時ではないはずだ。特捜部も恥の上塗りになる様なことから、早く手を引くことこそが相当である。それにしても、このことに関しての大新聞の異常な報道には目を疑いたくなる。・・・まるで大新聞は反民主党の旗頭になっているみたいだ。
この国では、「本当に法治国家なのか」と疑いたくなるような事例に枚挙がありません。お隣の中国のほうがまだビジネスセンスがあるだけマシなんじゃないかと思えます。役人栄えて国滅ぶ、霞が関隆盛して民間沈む、ということなのでしょう。
2009.03.09
[ゴーログ] 小沢民主党党首秘書逮捕の謎を解く?
皆さん、こんにちは。木村剛です。「ある女子大教授のつぶやき」さんが、「公平感を欠く秘書逮捕劇」と題して、小沢民主党党首の第一秘書の逮捕について語っています。
政治献金を出す方では、何らかの利益還元を目的としているのであるから「本当に金を出しているのは私ですよ」ということが、相手の政治家に分からないようでは意味がない。政治団体を経由する迂回献金でも、献金もとを消し去ることはできない。政治資金規正法で禁じているのは、企業から直接に政治家個人への寄金であって、金額の多少には関係がない。献金が1円でも100万円でも同じことである。したがって、東京地検特捜部では、このルートで献金を受け取ったすべての議員に対して、やがて何らかの動きがあるものと確信している。受け取った金は返却すればそれでいいというものではないはずだ。名前の挙がっている元首相、元大臣、現職大臣、現職副大臣を問わず捜査されなければならない。そうでなければ、著しく公平感を欠く捜査であって、税金を支払って雇っている特捜部を国民は許すわけにはいかない。
確かにそうですね。もしも、小沢党首の第一秘書が逮捕されるに値する罪を犯したとするのならば、他の議員についても同様に扱うべきです。ちなみに、「検察、またも、フライングしてくれましたね!」と指摘する「貞子ちゃんの連れ連れ日記」さんは、以下のように述べています。
西松建設とか言うところは、軽くググってみますと、およそ、4~5億円ほど、政治献金している模様です。・・・西松建設の献金先は、広く浅く、さまざまな政治団体へと献金しているみたいです・・・西松建設は、小沢さんの事務所系への献金額が1,400万円と、確かに第一位です。けれども、第二位の二階系の事務所への献金も800万円(?)。けれども、西松建設は、全体で4億超えの献金をしている。・・・「西松建設一社の政治献金4億円超え」全体に占める「小沢民主党事務所」の割合は、わずか5%以内の割合に抑えてあります。・・・検察も、小沢氏の第一秘書を逮捕するなら、他の政治家の第一秘書をも逮捕したら??? でも、そうしたら、逮捕者が軽く100人近くになってしまうのでしょうが・・・。あと、鹿島や清水や大成だって、献金しているんじゃないですかね? それらすべてを調べたら、あやしい第一秘書を逮捕したら、日本国内で秘書が逮捕されない政治家って、はたして何人くらいいるのでしょうかね???? 実は、いまや、日本国中の政治家が戦々恐々としていたりとか・・・。
確かに、日本中の政治家が戦々恐々としているのかもしれません。ただ、自民党には地検の手は及ばないという報道もありましたよね。そのあたりについて、「くまさんの自立」さんは、次のようにコメントしています。
政府高官が「自民党に及ぶことは絶対にない」と「絶対」とつけたからには、情報が漏れているとしか思えない。同じに西松建設トンネル献金を貰っているとしたならば、同列に東京地検特捜部は捜査をするべきだ。自民党も民主党も元は自民党なのだから、体質はほとんど変わっていないということが明らかになっただけかもしれない。だからこそ、政治に変革が必要だ。自民党体質を壊さない限り、どうしようもない。
なかなか悩ましい問題です。「くまさんの自立」さんが述べているように、「『白川の清きに魚も棲みかねて元の田沼の濁り恋しき』なんてことで、元の木阿弥も困る」というのも事実ですしね。というのは、「ある女子大教授のつぶやき」さんが的確に指摘しているように、最近の日本では、「刑事事件の推定無罪である『疑わしきは罰せず』という原則が崩壊している」からです。
警察、検察、裁判所という司法権力は「疑わしきは罰する」という推定有罪という方向に走っているようだ。刑事、検事、裁判官も与えられたノルマをこなして国家から養ってもらい、しっかり退職金を手にする構図の中で自己の保身しか考える余地がないからであろう。だから、「疑わしきは罰せず」などと、いつまでも書生みたいなことを言ってと軽蔑し、推定無罪は風前の灯となっている。
そういう意味では、検察の匙加減一つで、全く同じ行為が「有罪」になったり、「無罪」になったりする国というのは、怖いですよね。じつは、その部分を捉えて、最近の時事問題を踏まえながら、「【ネットEYE】新『もりもり』の『今』を読むブログ」さんが、「ここのところ、内閣人事行政管理局を巡る、甘利明行革担当大臣と、谷公士人事院総裁とのバトルや、『かんぽの宿』『東京中央郵便局』を巡る、鳩山邦夫総務大臣と西川善文日本郵政社長との暗闘があって、なんだか、『オカシイ風向きだなあ』と思っていたら、今度の民主党小沢一郎代表の、『西松建設』からの違法献金を巡る、大久保隆規公設第一秘書逮捕で、これまでの『点』が、『線』となってつながり、その謎が解けました!」と報告してくれています。この謎解きが事実だとすれば、本当にこの国の将来は真っ暗です。
これは、自民党から民主党への政権移行という、いわば「権力の空白」につけこんだ、陰の支配者、「ヤクニン」の大逆襲です!・・・「小沢一郎氏は潔白だ!」というつもりはないんですけど、いわば「小沢一郎氏の敵失」につけこんだ、検察=ヤクニン=カスミガセキの、恣意的捜査=権力の濫用の疑いが濃厚です。今回の一連の流れは・・・「渡り鳥」ヤクニンの谷公士人事院総裁が、「カスミガセキ」の牙城を死守しようと狼煙をあげ、「反対!反対!」と言いながら、内閣人事・行政管理局の設置で、「次官級ポスト増」という実をとり、それを引き継いで・・・鳩山邦夫総務大臣が、「次期総理」に向けた実績づくりのチャンスと、「かんぽの宿」「東京中央郵便局建て替え」で、日本郵政の西川善文社長叩きに、血眼になっていますが、これも要は、西川善文一派を追放し、天下りヤクニンの団宏明副社長を社長にすげ替えて、「郵政利権」を、ヤクニンの手に取り戻す、ということに他なりません。・・・そして、陰の支配者、「ヤクニン」の大逆襲の締めくくりが、今回の「小沢一郎秘書逮捕」です。・・・ 多数の議員が献金を受けている中で、小沢一郎氏の公設秘書大久保隆規氏が逮捕されたのは、「ヤクニンのさじ加減」一つで、小沢一郎氏だけでなく、自民党、民主党の国会議員を、「社会的抹殺」ができるという、「国家権力はヤクニンが握ってるんだ!わかってるナ!」「次期総理だって、ヤクニンには逆らえないんだよ!」という恫喝でしょう。だいたい、「政治献金」そのものは、認められています。今回は、「正式な献金ルート」を使わなかった、「迂回献金」という「形式犯」です。・・・今回の小沢一郎氏の秘書逮捕でも、大手マスコミは、検察の「リーク情報」垂れ流しです…。検察の筋書き通りに、被疑者を悪役に仕立てる様は、まるで、「ホリエモン」こと堀江貴文氏や、鈴木宗男議員逮捕の時の、洪水のような報道を彷彿とさせます…。マスコミは、日頃、正義をふりかざしていますが、やはり、「権力の犬」なんですね…。「選挙で選ばれない」人、ヤクニンが国家権力を掌握し、何があっても、自分たちは責任をとらず、お飾りの大臣に責任を押し付ける…。これじゃあ、未来はありませんね、愕然です…。小沢一郎氏の秘書逮捕で、自民党、民主党の国会議員は、ヤクニンに怯えあがってしまうし、共産党、社民党、国民新党は、ヤクニンべったりだし、「カスミガセキ」の時代は、なお安泰のようです。暗澹となった、チョイ悪オヤジでした…。
きゃあ、懐かしい。あの小泉崇拝者の貞子ちゃんまで小沢擁護にまわっている。自民党べったりだった木村剛氏がいつのまにこんなふうに変わっていたのかはわからないけど、やはり、多くの読者を持つ木村剛氏がこのような意見をブログで述べることが自民党側にとっては気に食わなかったのだろう。それで、逮捕されちゃったのかな・・・・。
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今回の件は牽制を通り越して小沢さんに寝返ったことへの報復を込めた国策逮捕の可能性もありそうです。
国策逮捕でないことを証明するためには小泉・竹中両氏にも捜査が入らないと不自然な気もしますね。
以上
とくに交通関係なんかは、公表してどうするのか
裁判員制度も廃止したほうがいいでしょう
他人の私生活や人生をさらし者にして、楽しむ趣味を強制されるような筋合いは全くないし
そうでなくても、(個人によって考え方も全く違う)第一印象とか、マスコミの刷り込みなんかで、他人の人生を左右する真似はするべきではない
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【木村剛】コイズミ・ケケ中一味による似非「構造改革」の真相を解明に繋げてほしい!【検挙間近】
いつもコメントありがとうございます。不思議なのは、今回の逮捕について、メディアがほとんど騒いでいないことです。おそらく、小泉・竹中への捜査が及ぶのを避けるためにわざと黙認しているような気がしてなりません。まだ木村剛氏が逮捕事実を否定していることから、国策逮捕の可能性もありそうですね。
メール削除「人為的なミスと説明しろ」
(日テレNEWS24 - 07月15日 10:44)
「日本振興銀行」の検査妨害事件で、銀行法違反の疑いで逮捕された前会長・木村剛容疑者が、金融庁の検査でメール削除が発覚した場合に「人為的なミスと説明しろ」と指示していたことが新たにわかった。
15日朝に送検された木村容疑者ら5人は、金融庁の立ち入り検査の際、取引に関するメール約280件を意図的に削除するなど検査を妨害した疑いが持たれている。その後の捜査関係者への取材で、木村容疑者は検査直前の会議で、会社に不都合なメールの削除を指示した上で、発覚した場合には「人為的なミスと説明しろ」と具体的に指示していたことが新たにわかった。指示を受け、執行役だった関本信洋容疑者(38)がメールの削除を実行し、その後、社長だった西野達也容疑者(54)らが金融庁に「人為的なミスで消してしまった」とウソの説明をしたという。
警視庁の調べに対し、木村容疑者だけが「逮捕事実と私の見解は違う」と容疑を否認している。