2009.08.24 (Mon)
自エンドまであと5日: 民主党の5つの約束
『新報道 2001』では、衆院選を前に麻生内閣最後の支持率世論調査が発表された。首都圏の成人男女500人を対象に電話調査が実施されたものなので、正確な数値は期待できないが、一応なんらかの目安にはなるだろう。

その調査によると、衆院選での投票先は、下記の通りで、民主党に投票するという人の数が伸びており、逆に、自民党に投票する人の数は減少している。
自民党 16.8%(↓) 新党日本 0.0%(-)
民主党 41.2%(↑) 改革クラブ 0.0%(-)
公明党 4.8%(↑) みんなの党 0.2%(↓)
共産党 3.6%(↑) 無所属・その他 0.8%
社民党 0.4%(-) 棄権する 0.0%
国民新党 0.0%(-) まだきめていない 32.2%
麻生内閣の支持率に関しては、いまだに20.2%もあり、不支持率も69.6%しかなかった。 その他・わからないは10.2%だった。
首相にふさわしいのは?という質問に対しては、麻生太郎が19.6%、鳩山代表が49.8%と鳩山代表が麻生に倍以上の差をつけている。その他・わからないは30.6%もあった。
衆院選において重視する政策は、重要度が高い順に下記の通り。
年金・医療・福祉制度の見直し 36.2%
経済対策 24.2%
格差・雇用対策 13.4%
少子化対策 8.6%
消費税を含む税制抜本改革 8.4%
外交・安全保障問題 5.6%
(その他・わからない) 3.6%
郵政民営化や規制緩和などを推進した「小泉構造改革」を評価するかどうかの問いには、「評価する」と答えた人が41.2%もいて、「評価しない」は52.0%、その他・わからないは6.8%だった。え?「小泉構造改革」を「評価する」っていう人が41.2%もいたとは驚きだ。
下記はYouTubeの民主党のページにあったもの。鳩山代表はすでに総理の風格がでてきた。この動画の最後に紹介されている民主党の5つの約束も、単純明快で国民にとてもわかりやすい。
【More・・・】
党首の日曜、3つのTV番組で討論連戦(読売新聞 - 08月23日 23:11)
選挙戦で唯一の日曜日となった23日、各党党首は三つのテレビ番組に連続して出演、討論で火花を散らした。
NHK番組では、劣勢が伝えられる麻生首相(自民党総裁)が、民主党の鳩山代表に切り込んだ。
「民主党は基礎年金の国庫負担引き上げ法案に反対した。(消費税を財源とする最低保障年金を作るなどと)言っていることと、やっていることが違う」
鳩山氏はすかさず、「とんでもない話だ。(財源の)税が間に合わないから埋蔵金でやるという、いいかげんなやり方をしたから反対した」と色をなして反論した。
自民、民主両党とも、この日の討論会を「選挙戦の重要な節目」と重視し、準備してきた。自民党事務局は、司会者の進行ぶりや発言の特徴などを記した資料を首相側に渡していた。
民主党はさらに念が入っている。福山哲郎政調会長代理、藤本祐司参院議員らが19日、党本部で広報戦略会議を開き、「麻生首相が国内総生産(GDP)の好転を自慢したら、『短期的なもので、中国経済の要因も大きい』と反論する」などの想定問答集をまとめ、鳩山氏に報告した。
「本番」では、首相が政策面で追及し、鳩山氏がかわす展開に。だが、選挙情勢については、「民主党が300議席を超える勢い」との報道を受け、首相は劣勢とならざるを得なかった。「先週よりは今週、昨日よりは今日と手応えがだんだん良くなっている」と強調したが、テレビ朝日の番組では、「厳しいです。そう思ってます」と本音を漏らした。
失言を警戒してか、アドリブや「麻生節」はほとんど聞かれなかったが、自らの発言を他の党首に遮られると、「交通整理してよ。学級崩壊みたいだ」と司会者にいら立ちをぶつける一幕もあった。
鳩山氏は「風というより、地殻変動が起きている」と番組で手応えを強調。その一方、「100人くらいの候補者は(当落)すれすれの戦いだ。油断が一番危ない」と党内の緩みを戒めることも忘れなかった。
ただ、政権獲得が現実味を帯びてきたこともあってか、年金記録漏れ問題で「全面解決は困難」との見通しを明らかにするなど、現実路線に傾斜したと見られる発言も。
巻き返しの決め手に苦慮する首相、政権を意識して発言が慎重になってきた鳩山氏。1週間後には雌雄が決する。
最後に読者の一志人さまからいただいたコメントの一部と「高速道路無料化」をテーマに山養世氏と猪瀬直樹氏の議論を紹介したい。
先週はじめの報道ステ(フルタチ・ニュースもどき番組)で、「高速道路無料化」をテーマとして、その提唱者・山養世氏対 権力の狗であり「自民道路族・国交省利権官僚バンザイ」の利権存続民営化を実現させた・猪瀬との討論があり、猪瀬がコテンパンに完全論破され、恣意的曲解無料化否定世論形成キャンペーンに走りつつある現状に、爽快な猛烈パンチを浴びせてくれています。
さすがの体制大好きのフルタチも、あまりの論理的データ・合理的説明等の圧倒的説得力の差から、猪瀬を擁護しようがなく、お手上げのようで笑えます。
ちなみにカナダでは高速道路は無料で、新しく建設した道路のみ、建設代が払いきるまで通行料をとっている。日本も高速道路を無料化し、これまで道路にかけてきたお金をこれからは教育にかけて欲しいと切に願う。

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美爾依さん、お疲れさまです。
ご紹介した動画、本文中に取り上げていただき有難うございます。
ご存知の方もおられると思いますが、あの討論の直前番組の「TVタックル」に猪瀬や(竹中新自由主義の片棒の)岸<官僚崩れ>学者が出演して、まさに直前のその番組終盤にて民主無料化政策について、後にその動画(直後番組)にて山氏に完全論破された戯言を好き勝手に独演していたわけです。
で、それを受けての最後エンディングに出た結論コメントが、たけし氏の「民主党の高速道路タダというのは何か不安になるなぁ~」であり、三宅<権力擁護評論家>久之の「タダより高いものはない!」という、『バカな国民などこう言えば同調し鵜呑みするだろう』といった感の見え見えの国民侮蔑コメントです。
その直後の十数分後に完璧に論破されるどころか完全失策を露呈されるのですから、ほとんどコントというか、「憐れ」ですが、とんでもない不勉強、イヤ恣意的な偏向内容放送でした。
あの番組は、いざとなると「いやバラエティですからぁ」と逃げ道を用意しているだけに大変困ったものです。
それからお気づきだと思いますが、これは表題にもある「無料化vs民営化」ではありません。
自民党自身「40年後無料開放する」公言しているように、【どちらも無料化政策】です。
ただ、民主側が「予算(税)の有益・適正利用による早期無料化実現および、それによるインフラ(国民資産)の有効活用からなる経済(地域)活性化 + 一貫性ある天下り根絶」案であるのに対し、
自民側の現在執行案は、「これまで通り(ETC含む)天下り・ファミリー企業への税金垂れ流し + 地元への公共事業(=税金による支持者買収活動)継続による、官僚・自民道路族万々歳」手打ち【無料化先送り】策ということであり、
端的にいえば、自民(猪瀬)のは「40年後には無料を約束するから、それまでは、これまで通り金ちょうだい」という目くらましが付くということです(「40年後のそん時はそん時のはなし」であり、「これまでの40年間騙し通せたのだから、次の40年後に約束が履行される保証は到底ありません」が)
それから「歌い人」さんは、ご存知の上だと思うのですが、誤解のないよう私の知る限りで捕捉させていただきますと、
民主党案も当然に「当初から」首都高・阪神高などは有料化継続・徴収料有効利用を公言しています。
最近、改めて民主関係者がそれを説明すると、もともと関心もなく知ろうともしなかったネトウヨ連中が「政権近くなったらブレた」云々とほざき始めていますが、「無料化案提唱、当初から」主要構想案は変わっていません(たんに、メディアが真面目に取り扱わないだけ=怠慢、です。今も「バラマキ、バラマキ、ザイゲン、ザイゲン」と本質を知ろうとも調べようともせずに騒ぐだけで、全く進歩していませんが)
また、田中康夫さんも、民主党(もとは菅さん)も、どちらも山氏の原案構想を採用しての政策であり、ほとんど同一であり枝葉の微調整程度で済むと想像されます(田中氏は国交相候補とも目されているくらいで、小沢さん鳩山さんとの親密さから問題はないと期待できます)。
それでは改めて、あと6日ですが、選挙に絶対はありえません、気を引き締めて応援しましょう!!
自民党の真のマニフェストは民主党への誹謗中傷ビラだった!
自民党はすでに数パターンの中傷ビラを作成し、ポスティング作戦で各家庭に配布している。今までに配布されたビラの数量は不明だが、数十万部の単位で配られている可能性が高く、力の入れ方からするに、一連の中傷ビラは自民党のマニフェストと同等の扱いといってもよい。
となると、これは広く国民に公開されるのが当然で、《THE JOURNAL》ではこれらの文書を「自民党の第二のマニフェスト」として位置づけ、以下に公開する。
さて、かつて日本の選挙には「ネガティブキャンペーンはなじまない」という考え方が一般的だった。ネガティブキャンペーンの本場であるアメリカでも、最近ではこういった露骨な選挙戦術は政治不信を招いたり、失敗すれば逆効果になるとして敬遠される傾向にあるという。はたして今後、日本でこういった手法が定着するのだろうか・・・?
ぜひ、みなさんからの意見をコメント欄にお寄せいただきたい。
(抜粋以上)
以下PDF等ファイルをリンク先にてご確認下さい。
っつーか本当にいいのか?こんなことしても・・
http://www.the-journal.jp/contents/yoronz/2009/08/post_10.html
日曜日の自民党応援番組「サンデープロジェクト」を録画してみたましたら、番組冒頭に田原総一郎氏が「この番組で麻生さんが巻き返し出来るか、これが正念場。麻生さん頑張って下さい。ただねぇ出来んのかな~?僕は相当麻生さんを応援しようと思う。でもその応援は残酷な応援です!」って発言してました。
「エ~!!これから始まる番組で司会者が、片方を応援するって公言するのはいいのかよぉ~眞鍋かをりより、たちが悪いと思うんですけど~司会者っていうのは、中立な立場で司会するものなんじゃないの?っていうか中立な司会を電波芸者の田原総一郎に求めること自体間違ってるんですけどね。
アナウンスメント効果とか関係ないくらい
自民の旗色が悪いのか・・・
まあ来週が凄い楽しみですけど
●◆雇用問題を重視する人は、情勢によっては社民 (または共産) に投票すべき
衆院選での投票先調査で、特に社民党が伸び悩んでいるようです。
自民・公明に愛想をつかした人が民主に流れるのは、結構なことです。
しかし、元々社民 (または共産) 支持の人が民主に流れるのは、場合によっては良いことではありません。
雇用問題を重視する人は、投票時に最新の情勢を判断し、比例区では
(1) 自民・公明に対し民主が確実に優勢でない場合は民主に投票し
(2) 自民・公明に対し民主が確実に優勢である場合は社民 (または共産) に投票した方がよいでしょう。
現実問題として、民主党の中には保守的な議員も多くいます。
連立を組む社民党議員が減少し、民主党が単独過半数を超えると、
民主党が保守化する懸念があります。
この点は要注意です。たとえば、
民主・社民・共産各党の本部・各都道府県支部・各衆議員候補・各参議員に対し、
技術者等の非正規雇用禁止を希望するメールを送ったところ、
社民党の都道府県支部の一つからは、次のような回答がありました。
> メール有り難うございました。
> 民主党のマニフェスト内容で「原則として製造現場・・・・派遣を禁止」についても、押し上げるのに大変でした。
> 民間大企業の労働組合は、多くは旧同盟系が主流なので、「製造現場への派遣の禁止」には、かなりの抵抗がありました。
> 社民党の踏ん張り抜きには出来なかった事項ですが、指摘された「技術者等の非正規雇用禁止」はかなりの協議が必要かと思います。
> 派遣労働そのものを禁止する状況に引き戻すには、専門業務以外はしっかりと派遣を禁止することをガードすることが、まず重要と思います。
> 政権交代は確実です。社民党は、雇用、平和で民主党のブレを引き戻し、闘いながら政権内でガンバルことが役割です。
> 今後とも、意見をメールして下さい。
これによれば、社民党の発言力が弱くなると、非正規雇用対策が後退する恐れがあると考えられます。
したがって、雇用問題を重視する人は、情勢によっては社民 (または共産) に投票すべきでしょう。
賢い有権者なら、戦略的に投票しましょう。
この件は特に強調していただきたいと思います。
以上、自民・公明に対し民主が圧倒的に優勢である場合に考慮すべき話です。
田中康夫さんも、道路特定財源&高速道路無料化について、結構判り易く語られています。因みに、彼の意見では、混んでしまう東名・名神などは、これまでの通りの額(或いは、少し、安くして)料金徴収をして、その分を更に借金返済に使用しよう、というものであり、面白いと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=kk9j3l-kRZA
http://www.youtube.com/watch?v=WS4xpDTYoBM
お世話になります。
持病の脳梗塞の不測の事態に備え、常時待機している内科医に加え、最近では「不測の発言」に備え、精神科医も待機しているという阿呆さん。
彼の内閣を支持している人がまだ2000万人もいる?
そして支持していない人が7000万人しかいない?
これだから日本の数理統計学は世界でも115番目前後だって言われるのです(笑)。
当方独自のデータから推計するジミン比例票は1100万票前後。
内閣支持率は、10%~12%ってとこです (笑)。
あと、社民党には、もう少し頑張って欲しいですね。
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